AIインシデントデータベース (AIID)
読み: えーあいいんしでんとでーたべーす
最終更新: 2026-08-06・AI PICKS編集部
定義
AIインシデントデータベース(AIID)とは、AIシステムの誤作動や差別的判断など実害を伴った事例を収集・公開する非営利のデータベースのこと。
AIインシデントデータベース (AIID)とは — 詳しく解説
AIインシデントデータベース(AIID)は、Partnership on AIが2020年に公開した、AIシステムに起因する事故・誤作動・差別的判断・プライバシー侵害などの実害事例を集約したオープンな記録集で、AI安全性研究における事故報告の標準的な参照先として業界で広く採用されている。個々の事例は開発者・被害者・発生状況・原因分類などのメタデータとともに登録され、研究者やリスク管理担当者が類似の失敗パターンを検索・分析できる。2026年時点の実運用では、生成AIや自律型AIエージェントの普及により登録件数が急増しており、現場では新規導入前のリスクアセスメントや調達時のデューデリジェンス資料として参照する動きが広がっている。ただし登録は自己申告や報道ベースが中心で網羅性に限界があり、公開情報だけで自社リスクを判断するとコストの見積もりを誤る恐れがあるため、業界別の相場感を掴む一次情報として使いつつ、自社固有のリスク評価と組み合わせるのが現場での実務的な選び方とされる。
AIインシデントデータベース (AIID)の使用例
- 採用AIの導入前に、AIインシデントデータベースで同業種の過去の誤判定事例を検索し、リスク項目を洗い出す。
- 生成AIチャットボット導入の稟議書に、AIインシデントデータベースの関連事例を根拠資料として添付する。
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