事後学習 (Post-training)
読み: じごがくしゅう
最終更新: 2026-07-09・AI PICKS編集部
定義
事後学習 (Post-training) とは、 事前学習を終えた LLM に SFT や RLHF などを追加適用し、 対話性・指示追従性・安全性を高める仕上げ工程のこと。
事後学習 (Post-training)とは — 詳しく解説
事後学習 (Post-training) とは、 大量の Web テキストで基礎能力を仕込む事前学習 (Pre-training) の後に、 人間の意図に沿った応答へモデルを調整する追加学習フェーズの総称。 代表的な手法は 教師ありファインチューニング (SFT)、 人間のフィードバックを報酬信号にする RLHF、 より軽量な DPO の 3 つで、 これらを組み合わせて 指示追従性・安全性・対話の自然さを底上げする。 事前学習だけのモデルは 「次の単語を予測するだけ」 で 対話には使いにくいため、 事後学習は 製品化に不可欠な工程とされる。 2026 年時点の実運用では、 汎用モデルへの事後学習は 提供元がまとめて担い、 自社での実施は 高度な計算資源とデータ整備コストがかかるため 一部の大企業に限られるとされる。 現場で選ぶ際の相場感は、 フルの事後学習ではなく LoRA 等の軽量追加学習や プロンプト設計 + RAG で 十分なケースが大半で、 まず既存モデルの事後学習済みバージョン (例: Instruct 版) をそのまま使うのが現実的な入口とされる。
事後学習 (Post-training)の使用例
- このモデルは事前学習のみでファインチューニングしていない、 という説明を見たら 対話用途にはまだ不向きな段階と理解する。
- モデル名に Instruct や Chat と付くバージョンは 事後学習済みで、 素の Base モデルより対話に適しているとされる。
事後学習 (Post-training)に関連するAIツール
関連用語
「インフラ・学習」の他の用語
既存の AI モデルを 自社データで追加学習させて 専門特化させる方法。
データから法則を自動学習させる AI 技術の総称。 ディープラーニングや LLM もここに含まれる。
ニューラルネットワークを多層化した機械学習手法。 LLM / 画像認識 / 音声認識 の基盤技術。
Self-Attention 機構を中核とするニューラルネット構造。 LLM / 画像 / 音声 すべての基盤。
入力系列のどこに注目すべきかを 動的に重み付けする仕組み。 Transformer の中核。
LoRAとは、大規模モデルの重みを凍結したまま低ランク行列ペアを追加挿入することで、全パラメータの1%以下の計算コストで特定ドメインへの適応を実現するファインチューニング手法のこと。
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