プレフィル (Assistant Prefill)の定義
プレフィル(prefill)とは、AIの回答の書き出しをこちらで先に書いておき、その続きをAIに書かせて出力の形や口調を固定するプロンプト技法のことです。Claude APIで広く使われてきました。
- 英語表記
- Prefill / Prefilled response(アシスタント応答の事前入力)
- 仕組み
- APIで最後のassistantメッセージに書きかけの文を入れ、AIにその続きから生成させる
- 主な用途
- JSONなど出力形式の固定、前置きの省略、口調やキャラクターの維持、途切れた回答の続き
- 最新の対応状況
- Claude 4.6世代以降のモデルでは、最後のassistantターンへのプレフィルは非対応(送ると400エラー)。それより前のモデルは引き続き対応
- 代わりの方法
- Structured Outputs(構造化出力)、ツールのenum指定、システムプロンプトでの直接指示
- 別の意味
- LLM推論の「prefill段階」。入力プロンプト全体を一度に処理してKVキャッシュを作る最初の工程で、その後に1トークンずつ出すdecode段階が続く
プレフィル (Assistant Prefill)とは(詳しく解説)
プレフィルは、AIの回答の書き出しを先に決めておく技法です。APIでは会話の最後にassistant(AI側)のメッセージを置き、そこに「{」や「結論:」のような書きかけの文を入れます。するとAIはその続きから書き始めるので、出力の形や口調を思いどおりに固定できます。 よく使われてきたのは、JSONの崩れ防止、「以下が要約です」といった前置きの省略、キャラクターの口調の維持、途中で切れた回答の続きを書かせる場面です。追加の料金はかからず、指示文を少し変えるだけで効く手軽さが魅力でした。 ただし状況は変わっています。Anthropicは、Claude 4.6世代以降のモデルで最後のassistantターンへのプレフィルを非対応にしました。送ると400エラーになります。理由は、モデルが賢くなり、指示だけで十分に従えるようになったためです。それより前のモデルでは今も使えます。 新しいモデルでは、出力形式の固定には構造化出力(Structured Outputs)を、分類にはツールのenum指定を使います。前置きを消したいなら、システムプロンプトで「前置きなしで答えて」と直接指示すれば足ります。なお、LLMの推論処理で入力文をまとめて読み込む工程も「prefill」と呼ぶので、文脈で見分けましょう。
プレフィル (Assistant Prefill)のよくある質問
Q. プレフィルはまだ使えますか?
Claudeでは4.6世代以降のモデルで、最後のassistantターンへのプレフィルが使えなくなりました。Anthropicは代わりに構造化出力やシステムプロンプトでの指示を勧めています。それより前のモデルでは今も使えます。
Q. 「prefill」の意味は一つだけですか?
いいえ。プロンプト技法のほかに、LLMの推論処理で入力文をまとめて読み込む「prefill段階」を指すこともあります。速度の話でprefillとdecodeが並んでいたら、こちらの意味です。
定義文・解説は出典を明記いただければ記事・資料・生成AIの回答で自由に引用できます(CC BY 4.0)。
出典: AI PICKS AI用語辞典「プレフィル (Assistant Prefill)とは」 https://aipicks.jp/glossary/prefill
プレフィル (Assistant Prefill)の使用例
- Claude APIのassistantメッセージ冒頭に「{」を指定し、JSON形式の出力を安定させる。
- 回答の書き出しを「結論:」で固定し、要約を必ず先頭に出力させる。
プレフィル (Assistant Prefill)に関連するAIツール
プレフィル (Assistant Prefill)の関連記事
プレフィル (Assistant Prefill)の関連用語
12カテゴリ・1815語以上を体系的に整理しています
