Tripo AIの料金と無料枠|200クレジットで月13回試せる3D生成(2026年版)

Tripo AIの料金と無料枠|200クレジットで月13回試せる3D生成(2026年版)

この記事のポイント

  • 無料プランは月200クレジット。Image-to-3Dは1回およそ15クレジットなので、月13回が目安です。
  • 有料はProが月$19.9で3,000クレジット、Maxが月$89.9で25,000クレジット。単価は全プラン同じです。
  • 無料版の本当のコストはお金ではなく、生成した3Dモデルが強制公開(CC BY 4.0)になり、商用利用もできないこと。
  • 書き出しはUSD・FBX・OBJ・STL・GLB・3MFの6形式。ただし無料版はダウンロードが月15回までです。

「3Dモデルが必要になったけど、Blenderは3日で挫折した」。その状態のまま止まっている人は、たぶん相当多いです。

そこに刺さるのが、画像1枚から立体を起こすAIです。Tripo AI(トリポ・エーアイ)はその中でも生成の速さで名前が挙がる一本。

Tripo AIとは、画像1枚またはテキストの指示から3Dモデルを自動生成するクラウド型のAIツールです。ブラウザ上だけで完結し、無料プランには月200クレジット(Image-to-3D 約13回分)が付与されます。

先に立場を決めます。無料枠で形の精度を確かめるまでは、課金しないほうがいい。 月13回ほど試せるので、相性の当たりは無料の範囲でつけられます。

以下、料金の実額・クレジットの減り方・書き出しの落とし穴まで、判断できる粒度で並べます。


Tripo AIは何をしてくれるツールなのか?

Tripo AIは、1枚の画像または短い文章の指示から、3Dモデルを自動生成するクラウド型のツールです。ブラウザ上で完結し、モデリングソフトの操作は必要ありません。

Tripo AIが画像1枚から3Dモデルを生成する流れのイメージ

従来の3D制作は、頂点を打ち、面を張り、UVを展開して質感を塗る、という工程の積み重ねでした。どれも専用ソフトの習熟が前提です。ここで9割の人が離脱します。

Tripoはこの工程をまるごと肩代わりします。海外の比較レビューでは「メッシュ(表面の網目)の生成が分単位ではなく秒単位」と評価されており、待ち時間の短さが持ち味として挙がっています。

もうひとつの武器がBlenderプラグインです。制作ソフトを離れずに生成とインポートができるため、作業の往復が減ります。地味ですが、日常的に3Dを触る人にはここが効きます。

対応している入力は、テキストと画像の両方。イラストからでも写真からでも始められるので、絵が描ける人にも、スマホで撮れる人にも入口があります。

ツール単体のスペックはTripo 3Dのツールページにまとめてあるので、機能一覧をざっと見たいときはそちらが早いです。

料金の話に入る前に、無料でどこまで届くのかをはっきりさせておきます。


無料プランでは何回まで試せる?|月200クレジット「約13回」の内訳

無料プランには、毎月200クレジットが付きます。Image-to-3D生成の目安は約13回。1回あたりおよそ15クレジットという計算です。

Tripo AIの無料プランで付与される200クレジットのイメージ

この「15クレジット」という単価、実は全プランで一貫しています。3,000クレジットで約200回、25,000で約1,600回、90,000で約6,000回。どれも割るとおよそ15です。

つまりTripoの料金体系は、上位プランほど単価が安くなる方式ではありません。買っているのは割引ではなく、回数と待ち時間と権利です。 ここを勘違いすると、課金しても期待外れになります。

無料プランで確認できるのは、次の4点です。

  • 手元の画像から、狙った形が出るか
  • メッシュがゲームや3Dプリントに使える整い方か
  • テクスチャ(表面の質感)の解像度が足りるか
  • 生成待ちのストレスが許容範囲か

一方で、無料プランには明確な制限があります。モデルのダウンロードは月15回まで。保存できるモデルは10個まで。そして商用利用は不可です。

そして最大の制約が、生成した3Dモデルが強制的に公開設定になることです。これは後半で改めて扱います。金銭以外のコストとして、真っ先に効いてきます。

13回という回数は、相性を確かめるには足りるが、納品には足りない。その線引きを踏まえて、有料の中身を見ていきます。


Tripo AIの料金プランはいくら?|Pro $19.9・Max $89.9

有料はPro、Max、Teamの3段階です。公式の月額は、Proが$19.9、Maxが$89.9、Teamが1シート$109.9。年払い割引はProとMaxにはなく、月払いと同額です。割引があるのはTeamだけで、年払いにすると50%オフの1シート$54.95まで下がります。

下の表は、公式料金ページで確認できる現行のプラン構成です。

プラン月額月間クレジット生成回数の目安
Free0円200約13回
Pro$19.9(年払い割引なし)3,000約200回
Max$89.9(年払い割引なし)25,000約1,600回
Team$109.9/シート(年払いは50%オフで$54.95)90,000/シート約6,000回

つまり、月に200回で足りる個人ならPro、案件を回すならMax、チームで運用するならTeam。回数で決める構造です。

有料プランで解放される機能のうち、効き目が大きいのは以下です。

  • プライベート生成と商用利用(無料版は強制公開・商用不可)
  • マルチビュー対応(複数角度の画像を参照できる)
  • 1画像につき3回までの無料リトライ
  • HDテクスチャなど高精細化オプション

「1画像につき3回まで無料リトライ」は、地味に見えて破格です。 AI 3Dは一発で理想の形が出ることのほうが少ない。無料版だと外すたびに15クレジット減りますが、有料ならリトライ分は減りません。

ここまでの整理 無料は「相性テスト」用の約13回。有料で買うのは単価の割引ではなく、公開しない権利・商用利用・回数です。月13回で足りるうちは、無料枠のまま様子を見て損はありません。

サブスクとは別に、開発者向けの課金経路があります。ここが一番わかりにくいので、独立して扱います。


API料金は別枠|単価が数か月ごとに動く

自社のアプリやサービスにTripoの生成を組み込む場合は、サブスクではなくAPIの従量課金になります。単価は機能ごとに設定され、改定が頻繁です。

Tripo AIのAPI従量課金と価格改定のイメージ

公式プラットフォームの変更履歴を見ると、2026年に入ってからだけでも4回の価格まわりの更新が入っています。

日付変更内容
2026-06-03texture_quality=extreme を追加。テクスチャ品質の追加料金を standard +10/detailed +20/extreme +30 に統一
2026-04-17generate_image の価格をモデルバージョンの階層別に改定
2026-04-12generate_multiview_imageedit_multiview_image の価格を追加
2026-03-11モデルバージョンP1の価格を追加

つまり、APIを前提に見積もりを組むなら、単価を固定値としてスプレッドシートに焼き込むのは危険です。3か月前の数字がそのまま生きている保証はありません。

特に注意したいのがテクスチャ品質の追加料金です。standardからextremeへ上げると、加算分だけで+30。生成本数が増えるほど、この差が請求書で牙をむきます。

API(他のソフトからAIを呼び出す窓口)を使う予定がないなら、この章は読み飛ばして構いません。個人利用ならサブスクと無料枠だけで完結します。

課金の全体像が見えたところで、実際の操作に移ります。


Tripo AIの使い方|最初の1体を出すまでの5ステップ

操作は驚くほど短いです。素材を渡して、モードを選び、待つ。この3拍子で1体目が出ます。

Tripo AIで画像をアップロードして3Dモデルを生成する操作画面のイメージ

画像から作る場合の流れは、こうなります。

  1. Tripoの公式サイト(studio.tripo3d.ai)にサインインする。この時点で200クレジットが付与されます
  2. 元画像をアップロードする、または作りたい物をテキストで指示する
  3. 生成モードと品質を選ぶ(無料枠を温存したいなら標準設定のまま)
  4. 生成完了を待ち、ビューアで全方向から形を確認する
  5. 用途に合う形式で書き出す

所要時間の大半は3の判断です。操作そのもので詰まる場面はほぼありません。

つまずくとしたら、出てきたモデルの後ろ側です。AI 3Dは正面の再現が得意な一方、写っていない背面は推測で埋めます。ビューアで真後ろまで回して確認する癖をつけてください。

テキストから作る場合は、指示文(AIへの指示)の書き方が効きます。「かわいい椅子」より「木製の脚が4本ある北欧風のダイニングチェア」。素材・形状・スタイルの3点を入れるだけで、当たり率が変わります。

指示文の組み立て方そのものに慣れていないなら、AIイラスト生成ツールの選び方を先に読むと、Tripoに渡す元画像の質が上がって回り道が減ります。

そして仕上がりの大部分は、実は操作ではなく元画像で決まります。


仕上がりを左右する元画像の条件とは?|失敗しない写真の4条件

AI 3Dの品質は、生成回数ではなく入力の質に比例します。同じツールでも、元画像の条件を整えるだけで破綻の量がはっきり減ります。

満たすべき条件は4つです。

  • 対象を正面か斜め45度で、画面いっぱいに大きく写す
  • 背景は白または単色にして、対象と分離させる
  • 影が濃く落ちない、まわりから均一に当たる光で撮る
  • 手足や輪郭が切れていない、全体が収まった構図にする

逆に事故を呼ぶのは、生活感のある背景、強い逆光、対象が小さく写った引きの構図。AIが輪郭を読み違えて、溶けたようなメッシュが出てきます。ここが最大の落とし穴。

海外の2026年比較では、いまのAI 3Dツールは正面を向いた面のシェイプ精度が80〜95%とされています。裏を返せば、正面がきれいに写っていない画像は最初から不利ということ。

無料プランでは参照画像が1枚に限られます。この制約下では、「対象の特徴が最も出ている1枚」を選ぶ判断がそのまま品質になります。迷ったら、影が少なく輪郭がはっきりしたカットを取ってください。

それでも背面が溶ける、輪郭が甘いといった崩れが残るなら、原因はツールではなく直し方の引き出しです。AI 3Dモデルの失敗5パターンと直し方に典型的な崩れとリカバリー手順をまとめてあるので、クレジットを追加で溶かす前に一度当ててみてください。

有料プランのマルチビュー対応は、この弱点をまっすぐ潰す機能です。複数角度を渡せるので、背面の推測が減ります。背面まで作り込む必要がある案件なら、ここだけで課金する価値があります。

形が整ったら、次は出口です。ここでプラン選びを間違えると詰みます。


書き出し形式で詰まないためにどうする?|6形式対応・無料版はDL月15回

Tripoから書き出せる形式は、公式ガイドによるとUSD・FBX・OBJ・STL・GLB・3MFの6形式。プランによる形式の出し分けは、現行の公式料金ページには記載がありません。

形式ごとの向き先を整理すると、こうなります。

形式主な用途補足
OBJ/STL/3MF3Dプリント、汎用のやり取り対応ソフトが多く、いちばん潰しが利く
GLBWeb表示、軽量な配信1ファイルにまとまり扱いやすい
FBX/USDUnity/Unreal Engine、DCCツール連携アニメ用途で必要になりやすい

つまり、Web展示や3DプリントならOBJとGLBで足り、UnityやUnreal EngineならFBXをそのまま書き出せます。

むしろ効いてくるのは無料版のダウンロード上限(月15回)です。無料枠で試す段階から、自分の出口がどの形式なのかを決めてから書き出すのが安全です。

書き出したモデルはBlender、Unity、Unreal Engineへインポートできます。前述のBlenderプラグインを使えば、書き出しと読み込みの往復自体を省けます。ゲーム制作でそのまま使うつもりなら、Unity AIの料金と使い方でエンジン側のAI機能も押さえておくと、モデル生成から実装までの手数がさらに減ります。

3Dプリントに回す場合は、メッシュの閉じ具合(穴が空いていないか)を必ずスライサー側で確認してください。AI生成のメッシュは見た目がきれいでも、内部が破綻していることがあります。

他ツールと比べてどうなのか。ここが最後の判断材料です。


Meshy・Rodin・Hunyuan 3Dとの違いは?

同じ「画像から3D」の枠には競合が並びます。決め手になるのは、速度重視か、出力の作り込み重視か。Tripoは前者に振れています。

主要ツールの立ち位置を、公開されている比較情報ベースで並べます。

ツール強み向いている人
Tripo生成が速い。Blenderプラグインで往復が減る数を回して当たりを引きたい人
Meshy3Dプリント向け出力の評価が高い印刷まで持っていく人
Rodin(Hyper3D)造形の作り込み志向単体の質を詰めたい人
Hunyuan 3Dオープン寄りの選択肢自前環境で回したい人

つまり、当たりを引くまでの試行回数で勝負するならTripo、1体の完成度で選ぶなら他が候補になります。

ひとつ注意があります。3Dプリント向けの比較テストでMeshyが1位、Tripoが3番手という結果が出ていますが、その調査の実施元はMeshy自身です。出題者が受験もしている構図なので、この順位はそのまま鵜呑みにしないほうがいい。

テクスチャのフォトリアルさで言えば、Gaussian Splatting系のTRELLISが最も写実的という評価もあります。用途が「実写に寄せた質感」なら、そもそも比較の土俵が変わります。

比較を自分の用途に落とし込みたいなら、3Dモデル生成AIの選び方に選定軸をまとめてあります。候補が5つ以上あって決められない状態なら、そこから入るのが早いです。

個別に詳しく見たい場合は、Meshyの使い方と料金Rodin(Hyper3D)の解説もあわせてどうぞ。クレジット制そのものを避けて自前環境で回したいなら、Hunyuan 3Dの料金と3つの入り口が現実的な逃げ道になります。無料枠のあるツール同士なら、同じ画像を投げて見比べるのが一番確実です。

比較の前に、無料版で見落とされがちな制約を潰しておきます。


無料版の本当のコストは何か?|強制公開と商用利用

無料プランで生成した3Dモデルは、公開設定になります。非公開にできるのはプライベート生成に対応した有料プランからです。

これが意味するところは、はっきりしています。クライアントの製品写真、未発表の商品、社内資料の立体化。この手の素材を無料プランに投げるのは避けるべきです。

守秘義務のある案件で無料枠を使うのは、コスト削減ではなく事故の準備です。ここは金額の問題ではありません。

商用利用については、プランごとに条件が定められています。継続的に商用で使うなら有料プランが前提と考え、契約時に利用規約の該当箇所を自分の目で確認してください。金額とライセンスは改定が入りやすい領域です。

もうひとつ、元画像の権利にも注意が必要です。他人のイラストや写真を入力にして3Dを起こした場合、出力物の扱いは入力素材の権利に引きずられます。

AI生成物の商用利用の考え方は3Dでも画像でも共通するので、AIイラストの商用利用と権利を一度通しておくと判断が速くなります。

制約を把握したうえで、率直な評価を書きます。


編集部の評価

公開されている仕様と各社の比較テストを踏まえた評価です。総じて、「入門に一択」ではないけれど、「最初に試す1本」としては圧倒的に合理的という位置づけになります。

良いところは3つ。無料で相性を試せる導線。生成の速さ。Blenderプラグインによる往復の削減。この3点は、初期学習コストの高さという3Dの最大の壁を素直に削っています。

微妙なところも3つあります。無料版の強制公開(CC BY 4.0)、商用利用が有料プラン限定であること、そしてダウンロードが月15回までという出口の絞り。この3つは「無料で試して有料で本番」という導線を、やや強めに設計している印象を受けます。

料金体系の設計は正直、うまい。上位プランでも単価がおよそ15クレジットで一定なので、増量による割安感はありません。買っているのは回数と、公開しない権利と、商用利用。この構造を理解して選ぶなら、Pro $19.9は妥当な水準です。

一方で、月に数体しか作らない人が課金する理由はほぼありません。そのラインなら無料の200クレジットで十分。 回数が足りなくなってから考えれば間に合います。

3Dプリントの品質だけで選ぶなら、他ツールも同じ画像で必ず並べて比較してください。前述のとおり、出回っている順位表には実施元のバイアスが混ざっています。


よくある質問(FAQ)

Q. Tripo AIは完全に無料で使えますか

サインインすれば月200クレジットが付与され、Image-to-3D生成なら約13回分を無料で使えます。ただし生成したモデルは公開設定(CC BY 4.0)になり、商用利用は不可。ダウンロードも月15回までです。

Q. クレジットは1回の生成でどれくらい減りますか

Image-to-3D生成でおよそ15クレジットが目安です。200クレジットで約13回、3,000で約200回という公式の公開値から逆算した数字なので、モードや品質設定によっては上下します。

Q. Unityで使いたいのですが、どのプランが必要ですか

現行の公式ガイドではFBXを含む6形式の書き出しに対応しており、プランによる形式制限の記載はありません。ただし無料版はダウンロードが月15回まで・商用利用不可なので、Unityの商用案件なら有料プランが前提です。まず無料枠で自分のワークフローを通してから判断してください。

Q. APIの料金はいくらですか

機能ごとの従量課金で、単価は改定が続いています。2026年だけでも3月・4月・6月に価格まわりの更新が入っており、6月にはテクスチャ品質の追加料金がstandard +10/detailed +20/extreme +30に統一されました。見積もりを組む際は必ず最新の価格表を参照してください。

Q. MeshyとTripo、どちらを選ぶべきですか

3Dプリントまで持っていくならMeshy、試行回数を回して当たりを探すならTripoが向いています。ただし両方とも無料枠があるので、同じ画像を投げて出力を並べるのが最も確実です。判断に迷う時間より、2回生成する時間のほうが短く済みます。


次に読むならこれ

候補が絞りきれていないなら、3Dモデル生成AIの選び方を次に読んでください。用途別の選定軸が整理してあるので、Tripoを選ぶ理由と選ばない理由が自分の言葉で言えるようになります。

比較対象を1本だけ立てたいなら、Meshyを同じ画像で試すのが手っ取り早いです。