Brevo (Sendinblue) とは

Brevo(旧Sendinblue)は、メール配信・SMS・ライブチャット・マーケティングオートメーションを1プラットフォームに統合したオールインワン型のコミュニケーション基盤。AIによる送信時刻最適化とコピー生成を備え、リード獲得から顧客育成、トランザクションメール配信までを一気通貫で運用できる。中小企業からEC事業者、SaaSのグロースチームまで、限られた人数でメール起点の売上を最大化したいB2Bマーケターに向く。

主要機能

AI送信時刻最適化+AIコピー生成: 各受信者の過去開封履歴をもとに最適な配信時刻を自動算出し、開封率を平均10〜25%押し上げる。件名・本文のドラフトはAIが秒単位で生成し、コピーライティング1通あたり30分の手作業を数分に短縮。

ドラッグ&ドロップエディタ+セグメント自動化: コード不要でレスポンシブHTMLメールを構築。属性・行動・購買履歴で多段階セグメントを組み、ステップメール(ウェルカム→教育→オファー)を一度設計すれば24時間自動で回る。

トランザクションメール配信(SMTP/API): パスワード再発行や注文確認をSendGrid/Mailgunと同等の到達率で配信。月3,000通までは公式プランの無料枠でカバー可能。

CRM+ランディングページ+WhatsApp配信: 連絡先管理、フォーム、LPビルダー、WhatsAppキャンペーンまで内包し、ツール乗り換えコストを月数万円規模で削減。

編集部の検証メモ

公開料金プランを比較検討した結果、Brevoの強みは「送信通数課金」という珍しい体系にある。Mailchimpがリスト件数に応じて月額が跳ね上がるのに対し、Brevoは連絡先が無制限で、Starterプランは月額9ドル/5,000通から。10万件リストを保有するEC事業者の場合、Mailchimp比で年間20〜40万円の固定費削減が見込める。HubSpot Marketing Hub(月額$800〜)と比較するとオートメーションの分岐数や属性スコアリングはやや簡素だが、必要十分な機能を1/10以下のコストで提供する点が差別化ポイント。マーケター1名が手動配信に費やしている週8時間のうち、AI生成+テンプレ化で週2時間まで圧縮できれば、人件費換算で年60万円規模のROIが見込める計算になる。

想定ユーザー

向いているのは、リスト規模が1万件を超え固定費を抑えたい中小EC・SaaSのグロース担当者、複数チャネル(メール+SMS+WhatsApp)を1ツールで完結させたい一人マーケター。一方、エンタープライズ向けの高度な属性スコアリングやSalesforce深連携を求める大企業マーケや、完全日本語UI・国内サポートが必須の組織には不向き。