Cogniiとは

Cogniiは、自由記述の回答をAIが自動採点し、学生にリアルタイムでフィードバックを返す教育評価プラットフォームです。選択式テストでは測れない批判的思考力や概念説明力を評価でき、教員の採点工数を大幅に削減します。LMSとのAPI連携にも対応し、大学・専門学校・企業研修部門の評価インフラに組み込みやすい設計です。バーチャル学習アシスタントによる対話型チュータリングと、開放型Q&A採点エンジンを軸に、高等教育機関やコーポレートラーニング部門向けに展開されています。

主要機能

1. 自由記述自動採点エンジン:100語前後の記述回答を即時にスコアリングし、概念の欠落箇所をピンポイントで指摘。100名規模のクラスで3〜4時間かかっていた採点が、教員のレビュー込みで30分前後に短縮される試算。

2. バーチャル学習アシスタント (Cognii VLA):対話型チューターが学生の回答に追加質問を返し、概念理解を深めるソクラテス式学習を提供。1対1指導に近い体験を、24時間自動で再現します。

3. LMS連携 / LTI対応:Canvas・Moodle・Blackboard等の主要LMSにLTI経由で組み込み可能。既存コースに追加するだけで、自由記述問題と即時フィードバックを差し込めます。

4. 学習アナリティクス:学生個別の概念理解度・回答傾向をダッシュボードで可視化。つまずいているトピックを早期発見し、補講設計に反映できます。

編集部の検証メモ

公開されている料金体系は機関規模に応じた個別見積もり方式で、SMB向けの定額プランは公開されていません。Capterra・SoftyNex等のレビュー記事と公式プロダクトページを突き合わせると、競合のGradescopeやTurnitin Feedback Studioが「採点支援+盗用検知」に寄っているのに対し、Cogniiは「採点+対話型チュータリング」を同一プラットフォームに統合している点が差別化軸です。ROI試算では、教員1人あたり週10時間の採点工数が3〜4時間に圧縮されると仮定すると、年間280時間相当の工数削減になり、非常勤講師の時給換算で年間70〜100万円規模のコスト削減効果が見込めます。日本語対応は限定的で、英語ベースのコース運営機関での導入が現実的です。

想定ユーザー

英語でコースを運営する大学・大学院、グローバル展開する企業研修部門、MOOCs提供事業者に適しています。一方、国内向けの日本語コースを主体とする学習塾・専門学校や、選択式テストのみで評価が完結する現場には、現時点ではオーバースペックです。