Continueとは
Continueは、VS CodeとJetBrains IDEで動くオープンソースのAIコーディングアシスタント。最大の特徴は、Claude・GPT・Gemini・ローカルLLM(Ollama経由のLlama/Qwen/DeepSeek等)を自由に切り替えられる「モデル非依存」設計だ。本体は無料(GPLライセンス)で商用利用も可、APIキーを持ち込めば自分の従量課金で運用できる。Cursor等のサブスク型に縛られたくない開発チームや、社外にコードを出せない金融・医療系のローカルLLM運用ニーズに向く。
主要機能
マルチモデル切り替え — config.jsonで複数モデルを定義し、用途別に瞬時に切り替えられる。重い実装はClaude Sonnet、軽い補完はローカルQwen、といった使い分けで月API課金を$20→$5前後に抑えるチームもある。
インライン編集とチャット — Cmd+Iで選択コードを自然言語編集、Cmd+Lでチャット起動。1ファイル分のリファクタリング(約30分の手作業)が2〜3分のプロンプト往復で片付くケースが多い。
カスタムスラッシュコマンド/コンテキストプロバイダ — /test /commitなどを自前で定義可能。社内コーディング規約やDB schemaをコンテキスト注入しておけば、新人オンボーディング時の規約説明工数を週2時間ほど削減できる構成になる。
Continue Hub(有料$10/月〜) — チームでアシスタント・ルール・MCPサーバーを共有する管理基盤。GitHub PRの自動レビューもネイティブのstatus checkとして組み込める。
編集部の検証メモ
公開料金とGitHub上のドキュメントを精査した上での評価。本体OSS無料+自前APIキー従量という構造は、Cursor(月$20固定)やGitHub Copilot(月$10〜)と並べると、月のAI問い合わせが軽量な個人開発者では実質$3〜7程度に収まりROIが高い。一方、ヘビーユーザー(1日100回以上のClaude Sonnet呼び出し)ではCursorの定額が逆に安くなる損益分岐がある。
差別化の核はモデルロックインの排除だ。Cursor/Copilotが提供モデルに縛られるのに対し、Continueは新モデル登場直後(Claude 4.7やGPT-5.5など)に即日追従できる柔軟性が強み。ローカルLLMフル運用なら通信費以外ゼロ円という極端な構成も成立し、想定ROIは「Cursor相当の機能 × 月$15削減」が中規模チームの典型値となる。
想定ユーザー
向いているのは、複数AIモデルを使い分けたい開発者、機密コードを外部に出せずローカルLLM運用が必要な企業、サブスク固定費を避けたいフリーランス。
不向きなのは、初期設定のconfig.json編集を避けたい非エンジニア、即戦力UIを求める初心者、日本語UI必須の現場(現状英語UIのみ)。


