Crazy Egg — クリック・スクロール・録画・A/Bテストを1ツールで束ねるCRO基盤
Crazy Eggは、ヒートマップ・スクロールマップ・セッション録画・A/Bテストを1つのダッシュボードに統合したCRO(コンバージョン率最適化)プラットフォームです。タグを1行貼るだけで訪問者の「どこをクリックしたか」「どこで離脱したか」を色の濃淡で可視化し、LP改善・EC購入導線の修正・フォーム最適化など、推測ではなくデータドリブンで打ち手を決めたいマーケターやウェブ担当者の意思決定を支える業務向けツールです。
主要機能
1. クリック/スクロール/コンフェッティマップ — クリック数を色の濃淡で表示し、どのCTAが読まれていてどこで離脱しているかを1画面で把握できます。スプレッドシートで離脱率を集計するのに半日かかっていた分析が、数分で済むレベルまで短縮されます。
2. セッション録画(Recordings) — 個別ユーザーのマウス移動・スクロール・クリックを動画で再生でき、フォーム入力途中での離脱原因など定量データでは見えない摩擦点を特定できます。
3. A/Bテスト — 見出し・画像・ボタン色などをノーコードで複数バージョン配信し、コンバージョン率で勝者を判定します。専用開発が不要なため、デザイン仮説の検証サイクルを「2週間→2日」レベルに圧縮可能です。
4. CTA Editor/Surveys — 既存ページのテキストやボタンを管理画面から書き換え、サイト改修なしで小規模ABを回せます。
編集部の検証メモ
公開料金プラン(Basic月額29ドル〜、年払いで約24ドル/月)と機能要件を比較検討した結果、ヒートマップ+セッション録画+A/Bテスト+アンケートが「ひとつの契約」で揃う点が同価格帯の競合(Hotjar、Microsoft Clarity、Mouseflow等)との差別化ポイントです。Clarityは無料ですがA/Bテストを持たず、Hotjarは録画・ヒートマップは強いがABは別ツール連携が必要。Crazy Eggは“CROを1ツールで完結したい中小規模サイト”に最も刺さります。ROI試算では、外注LP改修1件20-40万円の打ち手を内製A/Bテストで月2本回せれば、月額29ドル(約4,500円)の投資で年間数百万円規模の改修コスト圧縮が見込めます。一方で、ファネル分析やフォームフィールド単位の分析機能は弱く、エンタープライズ規模のサイトには物足りません。
想定ユーザー
月間PV数万〜数十万規模のECサイト運営者、LPを継続運用するBtoBマーケター、CRO仮説を高速で検証したいウェブデザイナーに向いています。一方、UIが英語中心のため英語に抵抗がある現場や、高度なファネル・フォーム解析が必要な大規模サイトには、日本語UIのMiroTankやContentsquare等の併用検討が無難です。


