Docusign Irisは、Docusignが提供する契約業務のためのAIエンジンです。契約管理プラットフォーム「Docusign IAM(Intelligent Agreement Management)」の中核として、電子署名やCLM(契約ライフサイクル管理)の各製品にAI機能を供給しています。

主な機能

  • AIアシストレビュー:社内で定めた法務基準やプレイブックと契約書を照らし合わせ、修正案(マークアップ)や条項の文言を提案します
  • AIによるデータ抽出:契約書に埋もれた重要項目を自動で特定・記録し、検索や集計ができる形に整えます
  • 更新管理:自動通知と既製レポートで契約更新を追跡し、意図しない自動更新を防ぎます
  • AIエージェント:依頼の受付と振り分け、自社基準や過去に合意した条件との比較による赤入れ、取引先との契約履歴をまとめたブリーフ作成などを、用意されたエージェントに任せられます。手順を言葉で説明するだけで独自のエージェントも作れます
  • MCPサーバー:ClaudeなどのAIツールや外部のAIエージェントからDocusignの契約データにつなげられます

誰に向くか

契約書の審査を担う法務部門に加え、契約の回転を速めたい営業、取引先契約の更新を管理する調達部門など、契約を多く扱う部門全体が対象です。

料金の形

Iris単体の料金はなく、AI機能は一部のIAM、CLM、eSignatureプランに含まれます。

注意点

日本語の製品ページはありますが、機能の提供は順次拡大中です。日本向けページでは、AIアシストレビューは英語環境で利用可能、独自項目のAI抽出は一部の顧客のみ英語環境で利用可能と案内されており、日本語の契約書でどこまで使えるかは営業への確認が必要です。顧客の契約データは明示的な同意がない限りAI学習に使わない方針です。