Dustとは
Dustは、Slack・Notion・Google Drive・GitHubなど社内データを接続し、自社専用のAIアシスタントをノーコードで構築できるフランス発のエンタープライズAIエージェント基盤です。RAGを軸に社内ナレッジに基づいた回答を返し、部署横断のナレッジ検索・カスタマーサポート・営業リサーチを一つのチャットで完結させます。中規模以上の組織で「ChatGPTでは社内情報を扱えない」「Slack検索が遅すぎる」と感じているチームに向いた、業務知識の中枢になりうるプラットフォームです。
主要機能
マルチコネクタRAG: Slack/Notion/GitHub/Google Drive/Confluenceなど主要SaaSに公式コネクタを持ち、ドキュメント更新を自動同期。これまで30分かかっていたSlack内の過去議論検索が、自然言語1回の質問で数秒に短縮されます。
用途別エージェント分離: エンジニア向け・CS向け・営業向けにそれぞれ独自のシステムプロンプトと参照ソースを割り当て、複数エージェントを並行運用できます。Maqtoobのレビューでも「ノーコードでエージェントを量産できる」点が評価されています。
Chrome拡張: 公式提供のChrome ExtensionでGmailやNotion画面から直接Dustを呼び出せ、メール返信下書きの作成時間を1通5分→1分程度まで圧縮できます。
モデル選択の自由度: GPT・Claude・Geminiなど複数モデルを用途ごとに切り替えられ、コストと精度のバランスを最適化できます。
編集部の検証メモ
公式料金ページとF6S・MAQTOOBの最新情報を突き合わせて確認したところ、Proプランはユーザー単価€29/月(約¥4,400/月、15日無料トライアル付き、無料tierは廃止傾向)でした。Glean等の競合($40〜/月、最低契約数が大きい)と比較すると、20〜100名規模からスモールスタートしやすい点が差別化要素です。50名規模で導入した場合、月額コストは約€1,450。1人あたり週2時間の社内検索時間を削減できれば、人件費換算で月50時間×時給¥3,000=¥150,000相当のROIとなり、3〜4ヶ月で投資回収できる試算です。一方、日本語UIは未対応のため、英語耐性のないメンバーには学習コストが発生する点は注意してください。
想定ユーザー
向いている: SlackやNotionに業務知識が散在し検索性に課題を抱える20名以上のSaaS・テック企業、複数部署で個別AIアシスタントを運用したい情シス/Ops担当。
不向き: 5名以下の小規模チーム(コスト効率が悪い)、社内ドキュメントが乏しくAIに渡せる一次情報が少ない組織、完全日本語UIが必須の企業。


