契約書レビューの「見落としリスク」をAIで潰す、日本発の法務SaaSの定番
LegalForceは、LegalOn Technologies(旧株式会社LegalForce)が2019年にリリースした日本初のAI契約書レビュー支援ソフトウェア。和文・英文の契約書をアップロードするだけで、リスク条項の検出、抜け漏れ指摘、修正例の提示までAIが自動で行う。法務部の少人数体制で月数十本〜数百本の契約書を捌く企業や、外部弁護士費用を抑えたい中堅〜大手企業の法務・契約管理業務に向いている。
主要機能
- 自動レビュー機能: NDA・業務委託・売買・賃貸借など主要契約類型でAIがリスク条項を自動抽出。従来1本60〜90分かかっていた一次レビューが15〜20分程度に圧縮できるとされる。
- 自社基準レビュー: 自社の対応方針や確認項目を事前登録し、AI審査基準に上乗せして表示。属人化していたレビュー観点を組織知として共有可能。
- 条文比較機能: 過去契約や雛形との差分を「条」「項」単位で比較。2024年以降は英文契約も「項」ごとの比較に対応し、海外取引案件の精査時間を短縮。
- ひな形・判例リサーチ: 数千件規模の雛形・条項データベースから検索可能で、書式作成の調査工数を削減する。
編集部の検証メモ
料金は公式サイト非公開で「人数・業務内容に応じたカスタム見積もり」方式。市場の口コミ情報では年間100万円台後半〜数百万円規模が中心とされ、SMBには重めだがエンタープライズ法務には妥当な水準だ。競合のHubble(契約管理)やGVA assist(中小向けレビュー)と比較すると、LegalForceは「条項データベースの厚みと自社基準カスタマイズ」で差別化されている。法務担当1人あたり月40本レビューする企業なら、1本あたり45分短縮で月30時間/年360時間の削減見込み。法務人件費を時給5,000円換算すると年間180万円相当のROIが試算でき、ライセンス費用を1年で回収できる計算になる。
想定ユーザー
月10本以上の契約書レビューが発生する企業法務部門、特に少人数で多領域をカバーする中堅企業や、外部リーガル費用を圧縮したい成長企業に最適。逆に契約レビュー本数が月数本程度の小規模事業者や、定型契約しか扱わない事業者にはオーバースペックとなる可能性が高い。


