Mastraは、TypeScriptでAIエージェントとAIを使ったアプリケーションを作るためのオープンソースのフレームワークです。フレームワーク本体はApache 2.0ライセンスで無料公開されており、GitHubのスター数は28.5kです。React、Next.js、Nodeといったフロントエンド・バックエンドの環境に組み込めるほか、単体のサーバーとしてどこにでもデプロイできます。

主な機能

  • Agents: 指示、モデル、ツール、実行時の振る舞いを1か所で型付きで定義
  • Workflows: 型付きのステップ、リトライ、分岐を組み合わせた本番向けの処理フロー
  • Memory: observational memoryやsemantic recallで、会話をまたいだ文脈を保持
  • Harness: 複数モードのエージェントを共有の状態とストレージで協調させる仕組み
  • Server: エージェントとワークフローを1つのサーバーに登録し、ローカル実行からMastra Cloudへのデプロイまで同じ構成で運用
  • Factory: 課題の起票から本番リリースまでを専門エージェント群で進める仕組み

観測と評価

Evals、Metrics、Datasets、Traces、Signalsが組み込まれており、モデル呼び出しやツール呼び出しを1本のタイムラインで追跡し、レイテンシーやコスト、ツール使用量を計測できます。本番に出す前に、繰り返し可能なチェックでエージェントの実行を採点できるため、プロンプトやモデルの変更による劣化を見つけやすくなります。

料金

自前でホストするなら無料で使えます。マネージドのMastra Platformは、Starterが月0ドル(観測イベント100K、CPU 24時間、データ保持15日)、Teamsが月250ドル(観測イベント1M、CPU 250時間、データ保持6か月、SSO)で、超過分は従量課金です。大規模向けのEnterpriseは個別見積もりです。