Maze AIとは

Maze AIは、プロトタイプテスト・アンケート・ユーザーインタビューをAIが横断分析し、定量データと定性データを一つのインサイトにまとめるユーザーリサーチプラットフォームです。Figma連携によるプロトタイプ検証、無制限のテスト配信、AI Insightsによる自動要約まで、UXリサーチの一連の工程を1ツールで完結できます。プロダクトマネージャー、UXデザイナー、リサーチチームのほか、専任リサーチャーを抱えにくいスタートアップやSaaS事業者の検証サイクル高速化に向いた設計です。

主要機能

  • AI Insights(自動要約・タグ付け): インタビュー音声や自由回答を解析し、論点ごとに要約・タグ付け。録画10本のレビューに6〜8時間かけていた工程を30分前後に短縮できる構造です。
  • Prototype Testing: Figma・Adobe XD・Sketchのプロトタイプを取り込み、ヒートマップ・クリックパス・離脱率を自動で可視化。A/B比較も同一ダッシュボード上で完結。
  • Maze Interview(AIモデレーター): AIが多言語でユーザーインタビューを実施・記録。対象者リクルーティングとセットで、従来1案件30万円規模だった定性調査を数万円台に圧縮できる構成。
  • Reach(パネル提供): 160カ国・国別属性付きの被験者プールにワンクリックで配信し、24時間以内に結果回収が可能です。

編集部の検証メモ

公開料金プランを精査した結果、Freeプランでも月3スタディまで実施可能で、有料はOrganization $99/月(Solo $49)から。UserTesting社の年契約(数百万円〜)と比較すると、年間で200万円超のコスト差が出る試算です。差別化ポイントはAI Insightsの自動要約とFigma連携の深さで、Lyssnaなど近隣ツールに対しプロトタイプ検証フローで一歩リード。UI英語のみ・日本語回答の解析精度はやや落ちる点を踏まえても、月5回の中規模調査を内製化した場合、外注比で月15〜25万円のROI試算が成立します。

想定ユーザー

向いているのは、Figmaでプロトタイプを回しつつ週次でユーザー検証を進めたいSaaS/プロダクトチーム、専任リサーチャー不在で「軽量だが定量・定性両対応」を求める事業会社です。一方、完全日本語UIが必須な大企業の調査部門や、対面・長尺の定性インタビュー中心の運用には不向きで、その場合は国内ASPやUserTestingの併用が現実的です。