Norm Aiは、法律の知識をAIエージェントに組み込み、法務・コンプライアンス業務を自動化するリーガルAIの企業・サービスです。同社はこの考え方を「Agentic Law(エージェンティック・ロー)」と呼び、法をAIエージェントに埋め込むことで、判断を伴う法務作業を自動化するとしています。
3つの柱
- Norm Technology: 各分野の専門家が作り込んだAIエージェント群
- Norm Law: 提携する法律事務所。グローバルな機関投資家向けの、AIネイティブな法律事務所として立ち上げられました
- Legal AI Consulting: 人とAIがそれぞれ得意な作業を担う形に、法務機能を設計し直す支援
マーケティング審査、規制対応、DDQ(デューデリジェンス質問票)対応など、制度や社内ルールに照らした判断が必要な業務が主な対象です。
実績と背景
公式サイトでは、合計35兆ドルを超える資産を運用する機関に使われていると紹介されています。創業は2023年で、Vanguard、Blackstone、Bain Capital、Citi、TIAA、Coatueといった金融機関や投資会社から出資を受け、シリーズCでは評価額12億ドルで1.2億ドルを調達しました。研究部門のLegal AGI Labを設け、米デラウェア州とはAIエージェント向けの新しい法人形態を規制サンドボックスで試す取り組みも進めています。
料金と注意点
料金はEnterpriseプランの問い合わせのみで、価格は公開されていません。機関投資家や大企業を想定したサービスで、導入にはワークフローの設計を含めた準備が必要です。法務・コンプライアンス部門の業務量が多く、判断の一部をAIエージェントに任せたい大企業に向いています。


