Pydantic Logfireは、Pydanticが提供する、AIアプリケーション全体を観測するためのオブザーバビリティ・プラットフォームです。LLMの呼び出しだけを見るのではなく、エージェントの次の手順、APIリクエスト、その裏のデータベースクエリまでを1つのトレースにまとめます。遅いベクトル検索やツール内のAPIタイムアウトなど、LLMとバックエンドの境目で起きる問題を同じ画面で見つけやすくするのが狙いです。

主な機能

SDKはPython、JavaScript/TypeScript、Rust向けがあり、それ以外はOpenTelemetryで送れます。Pydantic AI、LangChain、OpenAI SDKなどで作ったエージェントの実行を、プロンプトからツール呼び出しまで追跡できます。

集めたスパンはPostgres風のSQLで検索でき、結合や集計、JSON演算子も使えます。同じ検索はMCPサーバー経由でコーディングエージェントからも使えます。評価(Evals)はトレースの中で動き、JSONの形式崩れのようなコードで判定できるチェック、トーンや根拠を見るLLM判定、人によるレビューを組み合わせます。データセットを使ったオフライン評価と本番トラフィックでの評価の両方に対応し、スコアは通常の記録として課金されます。

料金

どのプランにも月$20分の無料枠があり、スパン・ログ・メトリクスを合わせて10M件まで使えます。Personalは無料で、上限に達すると取り込みが止まるため請求は発生しません。1席、3プロジェクト、保存30日です。Teamは月$49で5席込み、超過分は100万件あたり$2です。Growthは月$249で席数無制限、最大90日保存です。Enterpriseではクラウド、専用環境、セルフホストを選べます。

注意点

組み込みのLLMプロバイダーをAI Gateway経由で使うと、Personal・Teamでは5%の上乗せ手数料がかかります。