Cyberpunk 2077も使った「声を受け継ぐ」ボイスクローニング

Respeecherは、ウクライナ発のAIボイスクローニングサービスだ。核となるのはspeech-to-speech変換で、俳優や声優の声質を保ったまま、別の話者が演じた音声に載せ替えられる。演技のニュアンスは代役が担い、声だけを本人のものにできるため、故人や引退した声優の声の再現に強い。CD PROJEKT REDは『Cyberpunk 2077: Phantom Liberty』で、死去した声優Miłogost Reczek氏が演じたViktor Vektor役の声を遺族承諾のもと再現した(公式ケーススタディ)。スター・ウォーズ関連作品でも採用実績がある。

主要機能

  • speech-to-speech変換: 代役の演技に対象話者の声質を適用し、感情表現を保ったまま声を差し替え。
  • TTS/リアルタイムSTS API: テキスト読み上げとリアルタイム変換をAPIで組み込み可能。
  • Pro Toolsプラグイン: 音声ポストプロダクションの既存ワークフローに統合。
  • 倫理ポリシー: 本人または遺族の同意を必須とする利用規定を明示。

どんな人に向くか

ゲーム・映像のボイスプロダクションを担うスタジオ、声優の声を長期のIPとして管理したいパブリッシャーに向く。Voice Marketplaceは従量制で小規模にも試せるが、本領は法人のカスタム案件。品質と倫理面の実績を重視する現場ほど、選ぶ理由が明確になるサービスだ。