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AdamW (最適化アルゴリズム)読み: あだむだぶりゅー

2026-10-01 更新

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AI用語辞典インフラ・学習最終更新: 2026-10-01・AI PICKS編集部

AdamW (最適化アルゴリズム)の定義

AdamWとは、深層学習で定番の最適化手法Adamを改良し、重み減衰(weight decay)を勾配の更新から切り離してかけるようにした最適化アルゴリズムのことです。

英語表記
AdamW(Adam with decoupled weight decay)
提唱
Ilya Loshchilov、Frank Hutter の論文「Decoupled Weight Decay Regularization」(arXiv 2017年11月、ICLR 2019)
Adamとの違い
重み減衰をモーメントや分散の計算に混ぜず、パラメータに直接かける
主な実装
PyTorch の torch.optim.AdamW(weight_decay の既定値は0.01)
使われる場面
Hugging Face Transformers の Trainer では既定の最適化手法(adamw_torch、PyTorch 2.8以降は adamw_torch_fused)

AdamW (最適化アルゴリズム)とは(詳しく解説)

AdamWは、深層学習のモデルを学習させるときに使う最適化アルゴリズムです。最適化アルゴリズムとは、モデルの重みを少しずつ動かして誤差を減らしていく手順のことです。2017年にIlya LoshchilovとFrank Hutterが論文「Decoupled Weight Decay Regularization」で提案し、ICLR 2019で発表されました。 元になったAdamでは、過学習を抑える重み減衰をL2正則化として勾配に足していました。この方法だと、Adamが重みごとに学習率を調整する仕組みと混ざってしまい、重み減衰が狙いどおりに効きません。AdamWは重み減衰を勾配の計算から切り離し、パラメータに直接かけることでこの問題を解消しました。論文では、L2正則化を使ったAdamより汎化性能(初めて見るデータへの強さ)が良くなると報告されています。 現在はPyTorchに torch.optim.AdamW として標準で入っています。Hugging Face TransformersのTrainerでも、指定しなければAdamW系が使われます。LLMのファインチューニングを試すと、多くの場合知らないうちにAdamWを使っていることになります。 実務での注意点は、学習率とweight_decayの組み合わせです。モデルの大きさやデータ量で合う値が変わるため、他人の設定をそのまま流用すると学習が不安定になることがあります。小さなファインチューニングならライブラリの既定値から始め、損失の下がり方を見ながら学習率とウォームアップを調整するのが無難です。

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AdamW (最適化アルゴリズム)のよくある質問

Q. AdamとAdamWの違いは何ですか?

Adamは重み減衰をL2正則化として勾配に足すため、学習率の調整に引きずられて効き方がぶれます。AdamWは重み減衰を勾配から切り離してパラメータに直接かけるので、正則化が狙いどおりに効きます。

Q. AdamWはどう読みますか?

「アダムダブリュー」と読むのが一般的です。Adam(アダム)にweight decayの頭文字Wを付けた名前です。

Q. AdamWはどうやって使いますか?

PyTorchでは torch.optim.AdamW にモデルのパラメータと学習率、weight_decay を渡すだけで使えます。Hugging FaceのTrainerなら、何も指定しなくてもAdamW系が使われます。

この解説の引用について

定義文・解説は出典を明記いただければ記事・資料・生成AIの回答で自由に引用できます(CC BY 4.0)。

出典: AI PICKS AI用語辞典「AdamW (最適化アルゴリズム)とは」 https://aipicks.jp/glossary/adamw

AdamW (最適化アルゴリズム)の使用例

  • PyTorchでは torch.optim.AdamW(model.parameters(), lr=2e-5, weight_decay=0.01) のように指定して使う。
  • Hugging Face TrainerはデフォルトoptimizerにAdamWを採用しており、明示指定なしでも自動的に使われる。

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