セマンティックキャッシュ (Semantic Cache)
読み: せまんてぃっくきゃっしゅ
最終更新: 2026-07-20・AI PICKS編集部
定義
セマンティックキャッシュとは、問い合わせ文をベクトル化し意味的に類似した過去のクエリと照合することで、LLMへの再問い合わせを省いて応答を返す仕組みのこと。
セマンティックキャッシュ (Semantic Cache)とは — 詳しく解説
セマンティックキャッシュとは、ユーザーの問い合わせ文をベクトル化し、過去のクエリと意味的な類似度が高い場合はLLM APIを呼び出さずキャッシュ済みの応答を返す仕組みで、完全一致のみを扱う従来のキャッシュと異なり「言い回しは違うが意味が同じ」質問もヒットさせられる点が特徴とされる。RAGやチャットボットのコスト削減・低遅延化の手段として広く採用されている。ただし2026年時点の実運用では、類似度の閾値設定が甘いと文脈の異なる質問に古い回答を返してしまう「誤ヒット」が現場で課題になりやすく、閾値のチューニングとキャッシュ無効化の運用設計が欠かせない。またベクトルDBの管理コストや埋め込み生成コストが積み上がるため、トークン削減効果とのトレードオフを踏まえた相場感の把握が選定時の鍵になる。
セマンティックキャッシュ (Semantic Cache)の使用例
- 「AI PICKSとは?」と「AIピックスって何のサービス?」を意味的に同一質問とみなしキャッシュ応答を返す。
- FAQボットで類似度0.92以上のクエリのみキャッシュヒットとし、それ未満は都度LLMへ問い合わせる設計。
セマンティックキャッシュ (Semantic Cache)に関連するAIツール
関連用語
「RAG・検索拡張」の他の用語
Retrieval-Augmented Generation。 社内資料や外部 DB を検索してから AI に答えさせる仕組み。
文章や画像を 数値ベクトルに変換する技術。 類似度検索や RAG の基礎。
出典付きで回答する AI 検索エンジン。 リサーチ業務で従来検索を置き換える。
Google 検索の上位に AI が回答を提示する 「AI Overviews」 や Perplexity 等の新世代検索。
Embedding (数値ベクトル) を高速に類似度検索するための専用 DB。 Pinecone / Qdrant / Weaviate が代表。
NotebookLMとはGoogleが提供するRAGベースのAIリサーチアシスタントのこと。ユーザーがアップロードした文書のみを情報源として回答を生成するため、ハルシネーションを大幅に抑制できる。
AI用語辞典をすべて見てみませんか
12カテゴリ・763語以上を体系的に整理しています
辞典トップへ