多重人格プロンプト (Solo Performance Prompting)
読み: たじゅうじんかくぷろんぷと
最終更新: 2026-07-30・AI PICKS編集部
定義
1つの AI に複数の役割を演じ分けさせ、 対話形式で相互チェックしながら 回答精度を上げる手法のこと。
多重人格プロンプト (Solo Performance Prompting)とは — 詳しく解説
Solo Performance Prompting (SPP) とは、 1つの LLM に対して 「司会役」「専門家役」「批評役」 など複数のペルソナを演じさせ、 それらが対話形式で議論しながら 最終回答へ収束させるプロンプト技法。 複数の実 AI インスタンスを連携させるマルチエージェント構成と違い、 1回の推論内で役割分担を完結させられるため 追加の API 呼び出しやオーケストレーション基盤が不要な点がコスト面で強み。 業界的には Chain of Thought や Self-Consistency の発展形と位置付けられ、 単一視点の思い込みによる誤答を 役割間の相互指摘で減らせるとされる。 一方で 2026 年時点の実運用では、 役割を増やすほど出力トークンが膨らみレイテンシとコストが比例して増える上、 モデルが表面的に口調だけ変えて実質同じ思考を繰り返す「なんちゃって多重人格」に陥りやすい落とし穴が知られている。 現場での選び方としては、 単純な一問一答タスクには不向きで、 コードレビューや企画のたたき台出しなど 複数視点の突き合わせ自体に価値があるタスクに限定して使うのが相場感として妥当とされる。
多重人格プロンプト (Solo Performance Prompting)の使用例
- 「あなたは司会・エンジニア・QA担当の3役を演じ、この設計案を議論した上で結論を出してください」
- 「まず楽観的レビュアーとして評価し、次に懐疑的レビュアーとして反論し、最後に統合してください」
多重人格プロンプト (Solo Performance Prompting)に関連するAIツール
関連用語
「プロンプト技法」の他の用語
AI への指示文。 役割 + タスク + 制約 + 文脈 の 4 要素を明示するのが基本。
AI への指示文を 設計する技術。 役割・タスク・制約・文脈 の 4 要素 + Few-shot などのテクニック。
AI に「お手本の例」を 3-5 件見せてから タスクを依頼する手法。 出力フォーマットが安定する。
AI に「ステップごとに考えてください」と促し、 複雑な推論精度を上げる手法。
例示なしで AI にタスクを依頼する方法。 最新モデルは Zero-shot 精度が大幅に向上した。
システムプロンプトとは、AIアシスタントの応答スタイル・役割・制約をあらかじめ設定する隠し命令文のこと。ユーザーの入力より先に処理され、会話全体のトーンと動作範囲を規定する。
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