定義
ゼロデータ保持(ZDR)とは、AI事業者がAPI経由で受け取ったプロンプトや生成結果を処理完了後に一切保存せず即座に破棄する運用方式のこと。
ゼロデータ保持 (ZDR)とは(詳しく解説)
ゼロデータ保持(ZDR)は、AIプラットフォーム事業者がAPI経由で受信したプロンプトや生成結果を、応答返却後に一切保存・学習利用しないと契約上保証する運用形態を指す。多くのLLM提供事業者は不正利用監視のため既定で数十日程度ログを保持するとされ、ZDRは通常この保持を停止する特別契約(多くはエンタープライズ契約)として提供される。2026年時点の実運用では、契約上ZDRを謳っていても悪用検知目的のモデレーションログは別枠で一定期間残る場合があり、適用範囲を条項レベルで確認しないと想定外のデータ保持が起きる落とし穴になっている。またコスト面では標準APIの従量課金に含まれず、法人向けの個別見積り契約が必要になることが多く、相場感は企業規模や契約条件で大きく変動する。現場での選び方としては、ZDR適用範囲(推論のみか、モデレーション含むか)、契約形態、監査証跡の提供有無を比較したうえで、機密データを扱う用途に限定して導入するのが現実的とされる。
この解説の引用について
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出典: AI PICKS AI用語辞典「ゼロデータ保持 (ZDR)とは」 https://aipicks.jp/glossary/zero-data-retention
ゼロデータ保持 (ZDR)の使用例
- 契約書レビューにClaude MCPを使う法務部門が、機密条項を含む文書のためZDR契約プランを選定する。
- 医療記録を要約するRAGパイプラインで、埋め込み処理を含めてZDR範囲に入るかベンダーに確認する。