Google Flow(グーグルフロー)は、文章や画像から数秒の動画を作るGoogleのAI動画ツールです。中身はGoogleの動画モデル「Veo 3.1」と「Gemini Omni」で、ブラウザから使います。

調べ始めた人がまず迷うのは「無料でどこまで作れるのか」と「どのプランに入ればいいのか」の2点です。どちらもクレジットという単位で決まるので、クレジットの数え方から順に整理します。数字はすべてGoogle Flowの公式ヘルプ(2026年11月6日確認)にもとづいています。


Google Flowとは?Geminiアプリの動画生成とどう違う?

Google Flowは、Google Labsが提供する動画制作専用のツールです。labs.google/fx/tools/flow から開き、Googleアカウントでログインして使います。

Geminiアプリでも動画は作れますが、Flowは次の点で「制作向け」に作られています。

  • モデルを選べる:Veo 3.1のLite・Fast・Quality、Gemini Omni Flashから選択
  • 素材から作れる:最初と最後のコマを画像で指定する、参考画像(Ingredients)を混ぜる
  • つなげて伸ばせる:8秒の動画を「Extend」で延長して長くする
  • 画面構成:作った動画を並べて管理し、続きのカットを作りやすい

1本だけ試したいならGeminiアプリでも足ります。CMやSNS用に何カットも作って並べるなら、Flowのほうが手間が少なくなります。動画モデルそのものの性能はVeo 3.1の解説にまとめています。

Google Flow icon
この記事で紹介 / AI動画生成3.97無料あり日本語◎最低料金 ¥0〜

Google Flowが合わなかったら

ショート動画の字幕付けと編集をAIで短縮できる

編集部のおすすめ

ブラウザで画像1枚や短い文章から動画を作れるツールです。無料枠から試せます。

無料でどこまで使える?1日50クレジットの中身

契約していない人にも、毎日50クレジットが付きます。使い方の決まりは次のとおりです。

  • 50クレジットはその日のうちに使い切る前提で、余っても翌日に繰り越されません
  • 次の50クレジットは、最初に生成した時刻を起点に翌日付きます
  • 混雑する時間帯(UTCで14〜17時ごろ、日本時間では23時〜翌2時ごろ)は、無料だと動画を作れないことがあります
  • 画像の生成と、Flow内のエージェント機能は無料でも使えます
  • 1080pへのアップスケールは有料プランのみです

「50クレジット=50本」ではありません。1本作るごとにモデルごとのクレジットが引かれます。

モデル別に何クレジット減る?1日・1か月で作れる本数

Google Flowのクレジットに関する公式ヘルプの表を、本数に置き換えると次のようになります(Ultra以外のプランと無料の場合)。

モデル1本あたり無料(1日50)AI Plus(月200)AI Pro(月1,000)
Veo 3.1 Lite(4・6・8秒)105本/日20本/月100本/月
Veo 3.1 Fast(4・6・8秒)202本/日10本/月50本/月
Veo 3.1 Quality(8秒)100作れない2本/月10本/月
Gemini Omni Flash 720p・8秒124本/日16本/月83本/月
Gemini Omni Flash 360p・8秒68本/日33本/月166本/月

AI PICKS調べ: AI動画生成カテゴリの有料プラン中央値は月2,250円(n=77、2026-11-06時点)。料金統計レポートで見る

※有料プランの列は月間の上乗せ分だけで計算しています。無料の毎日50クレジットはプラン加入後も付きます。

注意したいのは、クレジットが1回の指示ごとではなく、できあがった動画1本ごとに引かれる点です。1回の指示で2本作る設定にしていると、2本分が減ります。試作のうちは1本ずつ作るほうがクレジットが長持ちします。

Ultraプランは単価そのものが下がり、LiteとFastは半分(Lite 5・Fast 10)です。Ultra 20xなら、混雑時に後回しになる「Lite(Lower Priority)」が0クレジットで使えます。

今週のAIニュースを週1回メールで受け取る無料

毎週月曜の朝に、今週のAIの主なニュース・新しく載ったツール・よく読まれた記事をまとめて届けます。登録特典は「AIツール選定チェックリスト 2026」。

確認メールのボタンを押すと登録が完了します。配信はいつでも解除できます。

Veo icon
この記事で紹介 / AI動画生成3.95日本語◎最低料金 ¥725/月

Veoが合わなかったら

画像1枚や短い文章から数秒の動画を作れる

料金プランはどれを選べばいい?

Flowのクレジットは、Googleの「Google AI」プランに付いてきます。Flow単体のプランはありません。日本の月額料金とFlowの上乗せ分は次のとおりです。

プラン月額(日本)Flowの上乗せこんな人向け
無料0円なし(毎日50のみ)まず触ってみたい人
Google AI Plus725円月200月10本くらいFastで作りたい人
Google AI Pro2,900円月1,000SNS用に毎週何本も作る人
Google AI Ultra(5x)14,500円月10,000仕事で大量に作る人・チーム
Google AI Ultra(20x)32,000円月25,000制作会社・広告運用で回す人

※月額はGoogle Oneの日本向け表示(2026年10月確認)。Google AI Plusには400GB版(725円)と2TB版(1,450円)の2種類があります。

月間クレジットは請求日に入れ替わり、余った分は翌月に繰り越せません。また、海外ではAIクレジットを追加で買えますが、日本は対象外です。月の途中で足りなくなったら、上のプランへ切り替えるしかありません。

迷ったら、まず無料の50クレジットでLiteを数日使い、「1日2本以上Fastで作りたい」と感じたらGoogle AI Proへ進むのが無駄のない順番です。Proの料金やストレージなど動画以外の特典はGoogle AI Proの解説にまとめています。

Google Flowの始め方は?最初の1本を作る5ステップ

  1. ブラウザで labs.google/fx/tools/flow を開き、Googleアカウントでログインする
  2. 新しいプロジェクトを作る
  3. 入力欄の右上にある設定アイコンを開き、モデル(まずはVeo 3.1 Lite)・縦横比・秒数を選ぶ
  4. 作りたい場面を文章で入力する(例:「朝の駅のホーム、電車が入ってくる、手持ちカメラ風」)
  5. 生成された動画を確認し、良ければダウンロード。続きのカットが欲しいときは「Extend」で延長する

残りのクレジットは、右上のプロフィールアイコンを押すと確認できます。有料プランなら、いつ・何に何クレジット使ったかの履歴も見られます。

機能ごとに対応しているモデルは?

同じFlowでも、モデルによって使える機能が違います(モデルと対応機能の公式ヘルプ)。選んだ機能に対応していないモデルだと、Flowが画面で知らせてくれます。

機能LiteFastQuality
文章から動画○○○
最初(と最後)のコマを画像で指定○○○
参考画像を混ぜる(8秒のみ)○○×
動画の延長(Extend)○××
動画から動画への編集×××

延長はLiteでしか実行できませんが、FastやQualityで作った8秒の動画もLiteで延長できます。「Qualityで1本目を作り、Liteで延ばす」使い方なら、Qualityの高いクレジットを何度も払わずに済みます。動画の編集(動画から動画)は、VeoではなくGemini Omniの担当で、1回40クレジットです。


Gemini icon
この記事で紹介 / AIチャットボット4.65無料あり日本語◎最低料金 ¥0〜

Geminiが合わなかったら

ショート動画の字幕付けと編集をAIで短縮できる

クレジットを無駄にしない使い方は?

本数が限られるぶん、試し打ちの回数を減らす工夫が効いてきます。

  • 最初はLiteで構図を決める:Liteは1本10クレジット。カメラの動きや被写体の位置が決まってから、FastやQualityで作り直す
  • 4秒で試す:LiteとFastは4秒でも8秒でも同じクレジットですが、短いほうが生成が早く、見比べやすくなります
  • 1回の指示で作る本数を1本にする:クレジットは完成した動画1本ごとに引かれます
  • 360pで下書き:Gemini Omni Flashの360pは8秒で6クレジット。動きの確認だけなら十分です
  • 延長はLiteで:Extendに対応しているのはLiteだけ。Qualityで作った8秒もLiteで延ばせます

プロンプト(指示文)は、「誰が・どこで・何をして・カメラはどう動くか」の4点を1文ずつ書くと伝わりやすくなります。たとえば「雨上がりの商店街。傘を閉じた女性がこちらへ歩いてくる。カメラはゆっくり後ろへ下がる。夕方の光」のように、場面を短く区切るのがコツです。


動画が作れない・止まるときの対処は?

よくある原因は次の3つです。

症状考えられる原因対処
夜に動画が作れない無料利用で混雑時間帯(UTC14〜17時ごろ)に当たっている時間をずらす、または有料プランに入る
「クレジットが足りない」と出るその日の50クレジットか月間クレジットを使い切った翌日の付与を待つ、上のプランへ切り替える
延長ボタンが使えないFastやQualityのままExtendしようとしているモデルをVeo 3.1 Liteに切り替えてから延長する

人物の顔や実在の有名人、他社のキャラクターを指定した指示は、ポリシーにより生成されないことがあります。その場合は表現を一般的な言い方に置き換えて試してください。

他の動画生成AIと比べてどう?

Flowの強みは、Googleアカウントだけで毎日無料枠が付くことです。一方で、日本ではクレジットを買い足せないため、大量に作る月は割高になりやすい面があります。

  • Kling:Google以外の選択肢として比べたい人向け。料金と無料枠はKlingの解説
  • Runway:生成した動画をそのまま編集まで進めたい人向け。詳しくはRunwayの解説
  • Geminiアプリ:1本ずつ手軽に作るならこちら。Flowほど細かい設定はできません

用途別にまとめて比べたいときは、動画生成AIのランキングも参考になります。

AI PICKS編集部の判定

Google Flowは、「Veo 3.1を無料で毎日試せる、いちばん手軽な入口」です。Geminiアプリよりモデルや素材の指定が細かく、何カットも作る人ほど便利になります。

ただし、クレジットは本数に直すと意外と少なめです。無料ならLiteで1日5本、Proでも主力のFastで月50本が目安になります。日本では追加購入もできないので、使う量が読めないうちは無料枠とLiteで練習し、作りたい本数が見えてからプランを決めるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. Google Flowは完全無料で使えますか?

はい、契約なしでも毎日50クレジットが付きます。Veo 3.1 Liteなら1日5本、Fastなら2本作れます。Qualityは1本100クレジットなので、無料枠だけでは作れません。

Q. 余ったクレジットは翌日や翌月に繰り越せますか?

繰り越せません。毎日の50クレジットはその日限りで、有料プランの月間クレジットも請求日に入れ替わります。

Q. 日本でクレジットを追加購入できますか?

できません。公式ヘルプでは、AIクレジットの購入は日本を除く対応地域でのみ可能とされています。足りないときは上位プランへの切り替えになります。

Q. 作った動画は商用利用できますか?

条件はGoogleの利用規約で決まります。公開前に最新の規約を確認し、人物や他社のロゴ、既存作品に似た表現が入っていないかも見ておくと安心です。

Q. パソコンとスマホでクレジットは別々ですか?

別々ではありません。Google FlowのクレジットとAIクレジットはアカウント単位で共有され、どの端末から使っても同じ残高から引かれます。

Q. 夜に動画が作れないのはなぜですか?

無料で使っている場合、混雑するUTC14〜17時ごろ(日本時間23時〜翌2時ごろ)は動画を作れないことがあります。画像の生成はその時間も使えます。

あわせて読みたい記事

あわせて見たいツール・カテゴリ

各ツールの公式サイト(一次情報)

料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。