Clio Workは、法律事務所向けクラウドのClioが提供する、法律実務のためのAIワークスペースです。案件に関わる資料を一か所に集め、事実の分析、方針の検討、書面の下書きまでをAIで支援します。
主な機能
- 案件の全体把握:大量のファイルを一度に読み込み、主要な事実と主張、リスクや情報の欠落、書類をもとに自動で作る時系列を整理します
- 引用付きのリサーチ:質問だけでなく案件の内容に合わせて関連する法令や判例を探し、管轄に合った根拠を示します。出力はすべて出典にリンクし、内蔵の判例チェック機能で現在も有効な先例かを確認します
- 方針の検討:相手方の主張に対して自分の立場がどこまで持ちこたえるかを試し、複数の解釈を比べて進め方を決められます
- 書面の作成:依頼内容や案件資料、見本をもとに案件に合わせた下書きを作り、論理の穴や不足を指摘します。Clio for Wordを使えばMicrosoft Word上で編集から仕上げまで続けられます
誰に向くか
訴訟では証拠開示の資料や訴答書面の確認、先例の調査、申立書や準備書面の下書きに、取引案件では契約書の重要条項の抽出、欠けている条項や異例な文言の指摘、版の比較と要約に使えます。利用者の声として、データを外部のAIツール用に取り出さずにClioの中で作業を完結できる点が挙げられています。
料金の形
無料で試せる入口とデモの申し込みがあります。Clioの料金ページには案件管理のStarter、Core、Signature、Eliteと並んでElite Workというプラン名がありますが、Clio Workの金額は確認できませんでした。
注意点
米国など英語圏の法律事務所向けの製品で、日本語UIや日本法への対応は確認できません。基盤はSOC 2 Type II認証を取得し、依頼者のファイルはデータを保持しない契約のもとで処理され、公開AIモデルの学習には使われないとされています。


