Flatt Securityとは
Flatt Securityは、GMO Flatt Security株式会社が提供する日本発のAIセキュリティ診断SaaSである。AIエージェント「Takumi byGMO」を中核に、Webアプリのソースコードを解析するホワイトボックス診断と、URL指定で外部から攻撃面を検査するブラックボックス診断(DAST)を統合した。開発組織やセキュリティ担当者がCI/CDフローに組み込んで脆弱性を早期発見できるのが特徴で、リリース前の品質ゲートとして使うプロダクト開発チーム向けの設計になっている。
主要機能
第一にAIエージェント「Takumi」によるソースコード自動診断。リポジトリ単位でSQLインジェクションやXSS、認可制御の不備などを自律的にトリアージする。第二にDAST機能で、稼働中のステージング環境にURL指定で診断を走らせ、外形検査の脆弱性レポートを生成する。第三に「Takumi Runner」。GitHub Actions互換で動作し、無料枠3,000分/月の範囲でPRごとのセキュリティチェックをパイプライン化できる。第四に有人のセキュリティ専門家サポート。AI検出結果に対する追加診断やレビューを組み合わせ、人手の脆弱性診断(1案件50〜200万円相場)の一部をAIで代替する設計だ。
編集部の検証メモ
公開料金とプラン構成を比較した結果、Takumi基本プランは月額7万円でTakumi全機能を含み、Runner無料枠3,000分が付帯する。一般的な外部脆弱性診断ベンダーが1サイト50万円〜・年2回スポット契約が主流である点と比べ、継続的にスキャンを回せる単価構造に差別化がある。海外のSnyk・GitHub Advanced Securityと比べた強みは、日本語UIと国内サポート、そして認可制御診断のような日本企業の内製プロダクトに多いビジネスロジック脆弱性への対応である。月1回の外部診断を月70時間相当の内製レビューに置き換える前提でROIを試算すると、エンジニア時給5,000円換算で月35万円分の工数削減見込みとなり、3〜4ヶ月で投資回収できる水準だ。
想定ユーザー
自社プロダクトを継続的にリリースするSaaS企業や、CI/CDにセキュリティチェックを組み込みたい開発チームに向いている。一方、年1回のスポット診断で十分な静的サイト運営者や、コンプライアンス文書としての監査レポートのみが必要な企業には、従来型の人的診断サービスのほうが目的に合う。


