Glass Healthとは
Glass Healthは、米国発のAI臨床意思決定支援(CDS)+アンビエントスクライブの統合プラットフォーム。患者の症状や既往歴を入力すると、エビデンスに基づいた鑑別診断リストと診療プランを生成し、同時に診察音声からカルテを自動作成する。診断補助とドキュメンテーションを1つのツールで完結させたい医師、研修医、診療所・病院の臨床現場向け。
主要機能
- 鑑別診断ジェネレーター: 主訴と所見を入力すると、可能性順に並んだ鑑別リストと各疾患の鑑別ポイント、推奨される追加検査を即座に提示。30分かかる文献調査が数十秒に短縮される設計。
- アンビエントスクライブ: 診察中の会話をリアルタイムで聴取し、SOAP形式のカルテ草案を自動生成。1日10件の診察で約2時間のドキュメンテーション業務が削減できる試算。
- エビデンスリンク: 各推奨にUpToDateや主要ガイドラインへの参照を付与し、医師が根拠を即座に検証可能。
- 臨床プラン生成: 診断仮説に対する検査・治療計画のドラフトを出力し、医師は編集承認するだけで完了。
編集部の検証メモ
公開料金プラン(Lite無料 / Starter $18 / Pro $81 / Max要問い合わせ)と機能要件を比較検討した結果、Freed AI(スクライブ単機能、約$99/月)やAMBOSS(医学リファレンス、$21-30/月)と比べ、Pro $81でCDSとスクライブを一体運用できる点が差別化要因。仮に月20診療日・1日2時間のカルテ業務を50%短縮できれば、医師の時間単価1万円換算で月20万円相当の工数削減が見込め、ライセンス費用は1-2日分の節約で回収可能な水準。一方、UIは英語のみで日本の保険診療フォーマット(レセプト準拠)には未対応のため、和文カルテへの転記運用が前提となる。
想定ユーザー
英語UIに抵抗がなく、鑑別診断の網羅性向上とカルテ業務削減を同時に狙いたい勤務医・研修医・自由診療クリニックに向く。一方、日本の保険診療フォーマットをそのまま自動生成したい施設や、英語ドキュメントの読解負荷を避けたいチームには現時点では不向き。


