Makeとは

Make(旧Integromat)は、SaaSやデータベース、APIを視覚的に繋ぎ合わせて複雑な自動化シナリオを構築できるノーコードのワークフロー自動化プラットフォームです。ドラッグ&ドロップでモジュールを配置し、条件分岐・ループ・データ加工・エラーハンドリングまで含む多段ワークフローをエンジニア不在でも設計可能。フォーム入力→DB登録→Slack通知→AI要約→メール送信といった「複数SaaSを跨ぐ業務」を1本のシナリオに集約でき、マーケティング運用、営業オペ、バックオフィス、コンテンツ制作の繰り返しタスク自動化に向いています。

主要機能

1. ビジュアルシナリオエディタ — モジュールを線で繋ぐ直感的UIで、分岐・反復・集約・エラーハンドラまで配置可能。テキストベースのコード自動化と異なり、フロー全体を俯瞰しながら設計できます。

2. 1,500以上のアプリ連携 — Google Workspace、Slack、Notion、HubSpot、OpenAI、Stripeなど主要SaaSをカバー。HTTP/Webhookモジュールで非対応サービスもJSONベースで接続できます。

3. データ加工・条件分岐 — 配列のmap/filter、JSONパース、正規表現、日時変換などをGUI上で組めるため、Zapierでは別ツールが必要だった処理を1シナリオ内で完結。週5時間の手作業集計を15分の自動実行に置き換えるケースもあります。

4. 実行ログと再実行 — シナリオごとに各モジュールの入出力を保持し、エラー発生箇所からの部分再実行が可能。運用フェーズでの保守工数を大きく削減します。

編集部の検証メモ

公開料金と機能要件を比較した結論として、Makeは「複雑な分岐を含むワークフローを月額1,000円台から動かせる」点で競合Zapierと明確に差別化されています。Freeプランでも1,000オペレーション/月と複数ステップ・分岐ロジックが利用可能で、Zapier無料プランの単純2ステップ制限と比べて検証フェーズのコストが大きく異なります。Coreプラン(月額$9〜)で10,000オペレーションを処理でき、同等規模のZapier Professional(月額$49〜)と比べ約1/5の単価。営業フォロー自動化に月20時間かけている担当者であれば、自動化により月15時間以上を戦略業務に振り向けられる試算で、人件費換算で月3〜5万円の余力創出が見込めます。

想定ユーザー

複数SaaSを跨ぐ複雑な業務フローを内製で自動化したい中小企業の運用担当、マーケター、エンジニアリソースが乏しいスタートアップ向きです。一方、自動化要件が「メール通知だけ」「単純な2ステップ」レベルに留まる場合は、UIが日本語化されたZapierや国産ツールの方が学習コスト面で適しています。