Papagoとは
PapagoはNaverが開発したAI翻訳サービスで、韓国語・日本語・中国語などアジア言語の翻訳精度に特化しているのが最大の特徴です。テキスト・音声・画像・会話の4モードを備え、ブラウザ・スマホアプリ・API経由で利用できます。K-popやK-dramaのリサーチ、韓国企業との商談議事録、訪日インバウンド向けコンテンツ翻訳など、日韓・日中ビジネスを抱えるチームの一次翻訳ツールとして広く使われています。無料で使い始められ、商用利用以外は機能制限がほぼない点も導入ハードルを下げています。
主要機能
- 4モード翻訳: テキスト入力に加え、音声(リアルタイム会話)、画像(看板・メニュー・スクショのOCR)、会話モード(2言語同時表示)を切り替え可能。手作業で書き起こしていた現地資料の翻訳が、画像アップロード数秒で完結します。
- ハイブリッドNMTエンジン: ニューラル機械翻訳に加え、韓国語特有の敬語階層・助詞処理を最適化。DeepLやGoogle翻訳で不自然になりがちな「하십시오体」「해요体」の使い分けも自然に処理します。
- ドキュメント一括翻訳: Word/PDF/PPTを丸ごとアップロードでき、レイアウトを保持したまま訳出。30ページのIR資料翻訳が、人力で半日かかっていた作業から十数分に短縮します。
- 15言語以上対応: 韓国語・日本語・英語・中国語(簡体/繁体)・ベトナム語・タイ語・インドネシア語などアジア圏に強みがあります。
編集部の検証メモ
公開されている料金プランと機能要件を比較した結果、個人・小規模チーム用途では完全無料で使える点が最大の優位性と判断しました。DeepL Proが月1,200円〜、Google Cloud Translation APIが100万文字あたり$20かかるのに対し、Papagoは商用以外の翻訳結果利用なら課金不要です。一方、欧州言語・中東言語の翻訳精度はDeepLに譲ります。韓国語翻訳に月3時間費やしているチームなら、画像・音声モード活用で月2時間以上の短縮(時給3,000円換算で月6,000円相当)が見込める計算です。
想定ユーザー
向いているのは、韓国・中国・東南アジア取引のあるBtoB営業、Kコンテンツメディア運営者、訪日インバウンド事業者、韓国語学習者など。一方、欧州言語中心の翻訳業務や、社内文書の機密性が高くオンプレミス運用が必須の企業には不向きで、その場合はDeepL Pro/エンタープライズ翻訳基盤の併用が現実的です。


