VCClientは、AIを用いてリアルタイム音声変換を行うボイスチェンジャーソフトです。マイクから入った自分の声を、読み込んだAI音声モデルの声質に変換して出力します。ソースコードはGitHubで公開されており、Windows版とM1 Mac版はHugging Faceのリポジトリからビルド済みのファイルをダウンロードして使えます。

主な機能

対応するAIモデルはRVCとBeatrice v2です。旧バージョンのv.1系ではMMVC、so-vits-svc、DDSP-SVCにも対応していました。エディションごとに対応モデルが異なり、stdエディションはBeatriceのみ、cudaエディションとonnxエディションはBeatriceとRVCの両方を扱えます。Beatriceでは話者マージやオートピッチシフト、編集したモデルのダウンロードも可能です。ローカルPCだけで完結する構成のほか、ネットワーク越しに別のPCへ変換処理を任せる構成も選べるため、ゲームなど負荷の高いアプリと同時に使うときに処理を逃がせます。REST APIも用意されていて、curlなどから操作できます。

向いている使い方

ライブ配信やゲーム実況、ボイスチャットで声を変えたい個人の配信者や、自作または入手したRVCモデルで声を試したい人に向きます。Beatrice v2のトレーニングコードやColab版も関連リポジトリとして案内されています。

注意点

本ソフトは開発元の署名がされておらず、Macでは起動時に警告が出ます。同梱のキャラクター音声(つくよみちゃん、あみたろなど)にはそれぞれ素材の利用規約があり、変換後の音声の使い道に制限があります。Linuxではリポジトリをcloneして使う必要があり、使用によって生じた損害について開発者は責任を負わないと明記されています。