Zepは、Zep AI, Inc.が提供する、AIエージェントに業務データや会話履歴から必要な文脈を渡すためのコンテキスト基盤です。エージェントの「長期記憶」を担う部分を、API経由で使えるクラウドサービスとして提供しています。
仕組み
会話のメッセージやJSON、文書などのデータを「Episode」として送ると、Zepがユーザーやアカウント、業務領域ごとに「Context Graph」を組み立てます。グラフの事実には日付が付き、データが変わると更新されるため、「今どうなっているか」と「以前はどうだったか」を区別できます。各事実は元データまでたどれます。検索時はポリシーでフィルタした上で、タスクに必要な事実だけを1回の呼び出しで返します。中核の時系列グラフ技術は、オープンソースのフレームワーク「Graphiti」として公開されています。
企業向けの管理機能
属性ベースのアクセス制御で、エージェントごとに取り出せる文脈を制限できます。保持期間の設定、リクエストの監査ログ、SOC 2 Type II認証に対応し、Zep Cloud、自社の暗号鍵を使う構成、自社VPCへの導入から選べます。
料金
クレジット制で、350バイトまでのEpisode 1件につき1クレジットを使います。検索や保存には課金されません。無料枠は月10,000クレジットで、Flexプランは月$125、Flex Plusは月$375です。
注意点
開発者がAPIやSDKで組み込む前提の基盤で、管理画面や資料は英語です。


