A2A (エージェント間連携)
読み: えーつーえー
最終更新: 2026-06-26・AI PICKS編集部
定義
A2Aとは、異なるAIエージェント同士が標準プロトコルを介してタスクを委譲・協調実行するための通信規格のこと。エージェントが自律的に連携し、複雑なワークフローを分散処理できる。
A2A (エージェント間連携)とは — 詳しく解説
A2A(Agent-to-Agent)は、Googleが2025年に主導して策定したオープンプロトコルで、異なるベンダー・フレームワーク間のAIエージェントが標準化された方式で通信・協調できる仕様だ。各エージェントは「AgentCard」と呼ばれるJSONメタデータで自身の能力とエンドポイントを公開し、HTTPおよびSSE(Server-Sent Events)を通じてタスクの委譲と結果の受け渡しを行う。MCP(Model Context Protocol)がエージェントとツール・データソースを繋ぐ「縦の接続」なのに対し、A2Aはエージェント同士を繋ぐ「横の接続」として位置づけられる。 2026年の実運用では、A2Aを採用したマルチエージェント構成が急増している一方、現場での落とし穴も顕在化してきた。最大の課題は認証・認可の複雑さで、エージェント間のトークン受け渡しを誤ると権限昇格リスクが生じる。また、呼び出しのレイテンシが積み重なり、5段階以上のチェーンでは応答時間が数十秒に達するケースも多い。コストの相場感としては、中間エージェントのLLM呼び出しが増えるため、単一エージェント比でトークンコストが2〜4倍になると見ておきたい。現場の選び方としては、まずMCPでツール統合を固め、エージェント間の協調が本当に必要な段階でA2Aを導入する段階的アプローチが有効だ。
A2A (エージェント間連携)の使用例
- リサーチエージェントがWebから情報収集し、A2Aプロトコル経由でライティングエージェントに委譲、最終的に校正エージェントが仕上げる3段構成。
- A2AのAgentCardにツール能力・認証方式・エンドポイントを定義し、オーケストレーターが適切なサブエージェントを動的に選択・呼び出す実装パターン。
A2A (エージェント間連携)に関連するAIツール
関連用語
「AIエージェント」の他の用語
目標を渡すと 自律的に計画 + 行動を繰り返す AI。 単なる対話を超えて タスクを完遂する。
ReAct とは、 LLM に 推論 (Reasoning) と 行動 (Acting) を 交互に繰り返させ、 ツールを使いながら答えに辿り着かせる エージェント設計手法のこと。
MCPとはAIモデルが外部ツールやデータソースと統一的な方法で連携するためのオープンプロトコルのこと。Anthropicが2024年11月に公開した。
Function Callingとは、LLMが外部の関数やAPIを呼び出すための構造化データを生成し、自律的にツールを使えるようにする仕組みのこと。
ヒューマン・イン・ザ・ループとは、AIの判断プロセスに人間が介入・確認する仕組みのこと。AIが出力した結果を人間がレビューし、承認・修正・却下を行うことで精度と安全性を担保する。
Computer Useとは、AIがスクリーン認識・マウス・キーボード操作を通じてコンピュータを人間のように自律的に操作する技術のこと。
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