Function Calling (関数呼び出し)
読み: ふぁんくしょんこーりんぐ
最終更新: 2026-06-25・AI PICKS編集部
定義
Function Callingとは、LLMが外部の関数やAPIを呼び出すための構造化データを生成し、自律的にツールを使えるようにする仕組みのこと。
Function Calling (関数呼び出し)とは — 詳しく解説
Function Callingは2023年にOpenAIが導入した機能で、LLMがテキスト生成だけでなく、事前に定義された関数を呼び出すよう指示できる仕組みだ。モデルはユーザーの意図を解釈し、関数名と引数をJSON形式で出力する。アプリ側がそれを受け取り実際の処理を実行、結果をモデルに渡すことで天気取得・DB検索・カレンダー操作など外部データへのアクセスが可能になる。AnthropicのTool Use、GoogleのFunction Declarationsと呼び名は異なるが概念は同一で、2026年時点では主要LLMがほぼすべて対応済みだ。実運用での最大の落とし穴は「関数過多による選択ミス」で、現場では10関数を超えたあたりから精度低下が顕著になる。関連関数をまとめたり、few-shotで正しい選択例を示したりする対策が有効とされている。コスト感については、関数定義のJSONもすべてトークンとして課金される点を見落としがちだ。AI PICKSで確認した事例では、定義を圧縮するだけで1リクエストあたりのコストが20〜30%削減できたケースもある。2026年現在はMCPプロトコルの普及により標準化が進み、フレームワーク不要で外部ツールを統合できる環境が整いつつある。エージェント構築時の相場感として、関数定義の設計コストは軽視されがちだが品質と費用に直結する重要な要素だ。
Function Calling (関数呼び出し)の使用例
- OpenAI GPT-4oでget_weather関数を定義し、「東京の今日の天気は?」と入力すると自動でAPIを呼び出して結果を返す典型的な実装例。
- ClaudeのTool Useで社内DBに接続し、「在庫が少ない商品を教えて」と自然言語でクエリできるカスタマーサポートbotの構築事例。
Function Calling (関数呼び出し)に関連するAIツール
関連用語
「AIエージェント」の他の用語
目標を渡すと 自律的に計画 + 行動を繰り返す AI。 単なる対話を超えて タスクを完遂する。
ReAct とは、 LLM に 推論 (Reasoning) と 行動 (Acting) を 交互に繰り返させ、 ツールを使いながら答えに辿り着かせる エージェント設計手法のこと。
MCPとはAIモデルが外部ツールやデータソースと統一的な方法で連携するためのオープンプロトコルのこと。Anthropicが2024年11月に公開した。
ヒューマン・イン・ザ・ループとは、AIの判断プロセスに人間が介入・確認する仕組みのこと。AIが出力した結果を人間がレビューし、承認・修正・却下を行うことで精度と安全性を担保する。
Computer Useとは、AIがスクリーン認識・マウス・キーボード操作を通じてコンピュータを人間のように自律的に操作する技術のこと。
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