AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery)
読み: えーあいかいわろぐのしょうこほぜん
最終更新: 2026-08-01・AI PICKS編集部
定義
AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery) とは、 訴訟や社内調査に備えて AI とのやり取りの記録を 改ざん不能な形で保存し、 必要時に提出できる状態にしておくことのこと。
AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery)とは — 詳しく解説
AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery) とは、 従業員が ChatGPT や Claude などの AI チャットツールでやり取りした内容を、 訴訟や当局調査、 内部監査の際に証拠として提出できる状態で保存・管理する取り組みのこと。 従来の電子証拠開示 (eDiscovery) はメールやチャットツールのログが対象だったが、 AI との対話にも業務上の意思決定や指示が含まれるようになり、 保全対象として扱う企業が増えているとされる。 実運用での落とし穴は、 個人アカウントでの AI 利用は社内ログに残らないこと、 会話が編集・削除可能な UI では改ざん耐性が乏しいこと、 そして API 経由の利用はアプリごとに保存形式がバラバラで横断検索がしにくいことの 3 点。 2026 年時点では エンタープライズ向け AI ゲートウェイやログ集約基盤を挟んで全社の AI 利用を一元的に記録・保持する構成が現場での標準的な選び方になりつつある。 導入コストは対象人数とログ保持期間に比例するため、 まずは法務・情シスが保持義務のある業務範囲を絞ってから適用範囲を広げるのが現実的とされる。
AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery)の使用例
- 「過去6か月分の Claude 利用ログを部署別に csv でエクスポートしたい」 と情シスに依頼する例。
- 退職者の AI チャット履歴を訴訟保全のため削除禁止リストに登録するワークフロー例。
AI会話ログの証拠保全 (eDiscovery)に関連するAIツール
関連用語
「セキュリティ」の他の用語
ユーザー入力で AI の指示を上書きする攻撃。 「これまでの指示は無視して◯◯」 が典型例。
AI の安全制限を回避する手法。 ロールプレイや仮想シナリオで 禁止出力を引き出す。
ガードレールとは、AIシステムが有害・不適切・意図しない出力を生成しないよう制限するための安全制御機構のこと。
レッドチーミングとは、AIシステムの安全性・脆弱性を検証するため、攻撃者の視点から意図的に悪意ある入力やシナリオを試みる評価手法のこと。
シャドーAIとは、企業のIT部門や経営層の承認なしに従業員が個人的に業務で使うAIツール・サービスのこと。情報漏洩・規約違反・ガバナンス崩壊のリスクを内包する。
モデルポイズニングとは、AIモデルの学習データに悪意あるデータを混入させ、モデルの出力や判断を意図的に歪める攻撃手法のこと。
AI用語辞典をすべて見てみませんか
12カテゴリ・1313語以上を体系的に整理しています
辞典トップへ