AISI (AIセーフティ・インスティテュート)
読み: えーあいえすあい(えーあいせーふてぃ・いんすてぃてゅーと)
最終更新: 2026-06-27・AI PICKS編集部
定義
AISIとは、各国政府が設立したAIシステムの安全性を科学的に評価・研究する公的機関のこと。日本では2024年2月にIPA傘下で設置され、大規模AIモデルのリスク評価と安全基準の策定を担う。
AISI (AIセーフティ・インスティテュート)とは — 詳しく解説
AISI(AIセーフティ・インスティテュート)は、AIシステムの安全性を科学的に評価・研究するために各国政府が設立した公的機関。英国(2023年11月)・米国(NIST傘下)・日本(IPA傘下、2024年2月)が相次ぎ設置し、2026年時点では10か国以上に拡大している。主な役割はLLMやAIエージェントのリスク評価、安全性基準の策定、国際連携の推進。日本AISIは「AI事業者ガイドライン」の策定を主導し、国内企業のAI導入方針に直接影響する。 現場での注意点は、AISIのガイドラインが現時点では法的拘束力を持たないこと。2026年現在、日本では任意遵守が基本だが、大企業との取引や公共調達では「AISI準拠」の証明を求められるケースが増加中。実運用では準拠証明書類の作成に月10〜30万円程度のコストが発生する事例もある。AI PICKSで紹介している生成AIツールをビジネス導入する際は、AISIの最新評価レポートを参照して自社のリスク対応方針を整備しておくと稟議通過がスムーズになる。
AISI (AIセーフティ・インスティテュート)の使用例
- ChatGPTやClaudeを社内導入する際、日本AISIのガイドラインに沿ったリスク評価シートを作成し、情シス承認を円滑化する。
- AISIの公開評価レポートを参照し、自社の生成AIポリシーにハルシネーションリスクへの対応条項を追加する。
AISI (AIセーフティ・インスティテュート)に関連するAIツール
関連用語
「法規制・倫理」の他の用語
AI 開発・利用に伴う倫理的問題 (バイアス / プライバシー / 雇用影響 等)。 EU AI Act など規制も進行中。
AI が学習データの偏りを反映して 差別的・偏った出力を生む現象。
EU AI法とは、EUが2024年に成立させた世界初の包括的AI規制法のこと。AIシステムをリスクレベルで4段階に分類し、高リスク用途には厳格な適合義務を課す。
「AI事業者ガイドライン」とは、経済産業省・総務省が2024年に策定した、AI開発・提供・利用事業者向けの行動指針のこと。リスク管理・透明性確保・ガバナンス体制の構築を求める、日本のAI規制における主要な指針である。
ディープフェイクとは、深層学習を用いて実在する人物の顔・声・動作を別の映像や音声に高精度で合成・置換した偽コンテンツのこと。
電子透かしとは、AI生成コンテンツや著作物に人間には知覚されにくい識別情報を埋め込む技術のこと。生成元の特定・著作権保護・フェイクコンテンツ検出に幅広く活用される。
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