Chain-of-Note (ノートの連鎖)
読み: ちぇいんおぶのーと
最終更新: 2026-07-25・AI PICKS編集部
定義
Chain-of-Noteとは、RAGで検索した各文書について要約ノートをモデルに作成させてから回答させることで、無関係な文書によるハルシネーションを抑える手法のこと。
Chain-of-Note (ノートの連鎖)とは — 詳しく解説
Chain-of-Noteは2023年に提案されたRAG強化手法で、検索した文書をそのまま回答生成に渡すのではなく、各文書の関連性や信頼性を評価する読解ノートをモデルに書かせてから最終回答を生成させる点が特徴とされる。ノート生成を挟むことで、検索結果に無関係な文書やノイズが混入していても、モデルがその文書を参照しないと判断しやすくなり、ハルシネーションの抑制に有効とされる。ただし2026年時点の実運用では、ノート生成分だけ推論ステップとトークン消費が増えるため、通常のRAGより応答速度とAPIコストが上がる点が現場での主な落とし穴になっている。相場感としては、生成トークン数がノートの分だけ数割増えるケースが多く、コスト重視のプロダクトでは全クエリに適用せず、検索スコアが低く誤情報リスクが高いクエリだけに限定適用するなど、コストと精度のバランスを見て選定するのが現場での一般的な考え方とされる。
Chain-of-Note (ノートの連鎖)の使用例
- 検索で5件の記事がヒットした際、各記事ごとに『この記事は質問に関連するか』を一言でノートさせ、関連する記事のみを根拠に回答を生成させる使い方がある。
- 社内FAQ検索で古いマニュアルがヒットしても、ノート段階で『最新情報と矛盾する』と判定させ、回答への混入を防ぐ設計に使われる。
Chain-of-Note (ノートの連鎖)に関連するAIツール
関連用語
「RAG・検索拡張」の他の用語
Retrieval-Augmented Generation。 社内資料や外部 DB を検索してから AI に答えさせる仕組み。
文章や画像を 数値ベクトルに変換する技術。 類似度検索や RAG の基礎。
出典付きで回答する AI 検索エンジン。 リサーチ業務で従来検索を置き換える。
Google 検索の上位に AI が回答を提示する 「AI Overviews」 や Perplexity 等の新世代検索。
Embedding (数値ベクトル) を高速に類似度検索するための専用 DB。 Pinecone / Qdrant / Weaviate が代表。
NotebookLMとはGoogleが提供するRAGベースのAIリサーチアシスタントのこと。ユーザーがアップロードした文書のみを情報源として回答を生成するため、ハルシネーションを大幅に抑制できる。
AI用語辞典をすべて見てみませんか
12カテゴリ・963語以上を体系的に整理しています
辞典トップへ