動的ツール検索 (Tool Search)
読み: どうてきつーるけんさく
最終更新: 2026-07-28・AI PICKS編集部
定義
動的ツール検索とは、AIエージェントが実行時に必要なツール定義だけを外部から検索・取得し、全ツールを事前にプロンプトへ詰め込まずに済ませる仕組みのことである。
動的ツール検索 (Tool Search)とは — 詳しく解説
動的ツール検索(Tool Search)は、MCPやfunction callingを使うAIエージェントが、数百〜数千件におよぶツール定義をすべてシステムプロンプトに常駐させる代わりに、ユーザーの発話やタスク内容に応じて必要なツールだけをベクトル検索やキーワード検索で絞り込み、その場でモデルへ渡す設計パターンを指す。ツール数が増えるほどコンテキストウィンドウを圧迫し、無関係な定義が多いとモデルが誤ったツールを選びやすくなるため、大規模なエージェント基盤ほど採用が広がっているとされる。ただし2026年時点の実運用では、検索精度が低いと本来使うべきツールが候補に上がらず呼び出し失敗につながる、検索用の埋め込みインデックス更新や再ランキングの追加レイヤーが運用コストとして積み上がるといった落とし穴が指摘される。現場でのツール選びでは、ツール数が数十件程度なら全件常駐で十分なことが多く、数百件を超える規模で初めて動的検索の投資対効果が出やすいという判断基準が広く採用されている。
動的ツール検索 (Tool Search)の使用例
- エージェントに500種類のツールを渡す代わりに、発話内容から候補を3〜5件に絞り込んでから呼び出す設計。
- 「請求書を作成して」という指示に対し会計系ツールのみを検索・提示し、無関係なSNS投稿ツールは渡さない。
動的ツール検索 (Tool Search)に関連するAIツール
関連用語
「AIエージェント」の他の用語
目標を渡すと 自律的に計画 + 行動を繰り返す AI。 単なる対話を超えて タスクを完遂する。
ReAct とは、 LLM に 推論 (Reasoning) と 行動 (Acting) を 交互に繰り返させ、 ツールを使いながら答えに辿り着かせる エージェント設計手法のこと。
MCPとはAIモデルが外部ツールやデータソースと統一的な方法で連携するためのオープンプロトコルのこと。Anthropicが2024年11月に公開した。
Function Callingとは、LLMが外部の関数やAPIを呼び出すための構造化データを生成し、自律的にツールを使えるようにする仕組みのこと。
ヒューマン・イン・ザ・ループとは、AIの判断プロセスに人間が介入・確認する仕組みのこと。AIが出力した結果を人間がレビューし、承認・修正・却下を行うことで精度と安全性を担保する。
Computer Useとは、AIがスクリーン認識・マウス・キーボード操作を通じてコンピュータを人間のように自律的に操作する技術のこと。
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