産婆術プロンプト (Maieutic Prompting)
読み: さんばじゅつぷろんぷと
最終更新: 2026-07-22・AI PICKS編集部
定義
産婆術プロンプトとは、AIに出した回答へさらに「なぜそう言えるのか」を繰り返し問い返させ、根拠と矛盾を洗い出しながら結論の妥当性を検証するプロンプト技法のこと。
産婆術プロンプト (Maieutic Prompting)とは — 詳しく解説
産婆術プロンプトは、ソクラテスの問答法(マイユーティケー)に着想を得た手法で、モデルに一度出させた回答や中間的な主張に対し「その理由は」「別の見方をすると矛盾しないか」と再帰的に問いを重ね、回答間の論理的整合性をモデル自身に検証させる点が業界標準の定義とされる。単純な指示応答よりも根拠の網羅性が高まりやすく、ハルシネーションの自己検出につながるとされる一方、2026年時点の実運用では往復回数が増えるほどコンテキストが肥大化し、トークン消費が線形以上に膨らむ落とし穴が指摘される。現場では1回の追加質問あたりのAPI呼び出しがそのままコスト増に直結するため、相場感としては全体トークン量を抑えたいバッチ処理には向かず、契約審査や事実確認など誤答の代償が大きいタスクに絞って往復回数の上限を決めてから採用するのが選び方の基本とされる。
産婆術プロンプト (Maieutic Prompting)の使用例
- 「その結論の根拠を3つ挙げ、それぞれに反論できる点がないか自己検証してください」という指示。
- 契約書レビューAIが「このリスク評価が妥当な理由は」と自問自答を繰り返し、判断根拠を掘り下げるケース。
産婆術プロンプト (Maieutic Prompting)に関連するAIツール
関連用語
「プロンプト技法」の他の用語
AI への指示文。 役割 + タスク + 制約 + 文脈 の 4 要素を明示するのが基本。
AI への指示文を 設計する技術。 役割・タスク・制約・文脈 の 4 要素 + Few-shot などのテクニック。
AI に「お手本の例」を 3-5 件見せてから タスクを依頼する手法。 出力フォーマットが安定する。
AI に「ステップごとに考えてください」と促し、 複雑な推論精度を上げる手法。
例示なしで AI にタスクを依頼する方法。 最新モデルは Zero-shot 精度が大幅に向上した。
システムプロンプトとは、AIアシスタントの応答スタイル・役割・制約をあらかじめ設定する隠し命令文のこと。ユーザーの入力より先に処理され、会話全体のトーンと動作範囲を規定する。
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