ROCm (AMD GPU計算基盤)
読み: ろっくむ
最終更新: 2026-08-06・AI PICKS編集部
定義
ROCmとは、AMD製GPUでAI計算を行うためのオープンソース計算基盤のこと。NVIDIAのCUDAに対抗する立ち位置にある。
ROCm (AMD GPU計算基盤)とは — 詳しく解説
ROCm (Radeon Open Compute) とは、AMDが開発するGPU向けのオープンソース計算基盤で、CUDAと同様にGPUをAI学習・推論などの汎用計算に使うためのソフトウェアスタックのこと。CUDA互換のプログラミングモデルであるHIPを含み、PyTorchやTensorFlowもROCmバックエンドに対応しているとされる。主にAMD Instinct MI300XやMI325Xなどのデータセンター向けGPUで採用が進んでいる。2026年時点の実運用では、CUDAエコシステムに比べてライブラリ対応やドライバ・カーネルのバージョン組み合わせがシビアで、動くはずのコードが特定のROCmバージョンでしか動かないといった落とし穴が現場で報告されている。一方でAMD GPUはNVIDIA製に比べ調達コストを抑えられる場合が多く、学習基盤のコスト最適化を狙う事業者が採用を進めている構図がある。選定時はCUDA前提のライブラリがHIPへ移植済みかを事前に確認するのが定石とされる。
ROCm (AMD GPU計算基盤)の使用例
- PyTorchでROCmバックエンドが有効か確認するコマンド: torch.cuda.is_available() (HIP経由でTrueを返す)
- AMD Instinct MI300X搭載サーバーでLlamaモデルを推論用にデプロイする際の互換性チェック
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