ツール使用 (Tool Use)
読み: つーるしよう
最終更新: 2026-06-26・AI PICKS編集部
定義
ツール使用 (Tool Use) とは、LLM が外部の API・DB・プログラムを呼び出してリアルタイム情報の取得や操作を行う機能のこと。AIエージェントの核心技術。
ツール使用 (Tool Use)とは — 詳しく解説
ツール使用 (Tool Use) とは、LLM がテキスト応答の代わりに JSON 形式で「どのツールを・どの引数で呼ぶか」を出力し、アプリ側が API を実行してその結果を LLM に返すサイクルを繰り返す仕組みのこと。「ファンクションコーリング (Function Calling)」とも呼ばれる。 LLM は学習データ内の知識しか持たないが、ツール使用を組み合わせることで検索エンジン・カレンダー・社内 DB・コード実行環境など外部リソースにアクセスでき、リアルタイムかつ固有のデータを扱えるようになる。これが AI エージェントの核心技術だ。2026 年現在、Claude・GPT-4o・Gemini はすべてネイティブ対応済みで、スキーマ定義さえすれば社内システムとも即日連携できる。 実運用の落とし穴は 3 点。①ツール定義が多すぎると LLM が選択を誤る(現場では 5 本以内が推奨相場感)。②引数バリデーションが甘いとハルシネーション値で API を直撃する。③ツール連鎖が長いほどコスト・レイテンシが膨らむ。AI PICKS 編集部の事例では、RAG とツール使用を組み合わせたエージェントで月次 API コストが当初見積もりの 3 倍に膨らんだケースがある。現場では「1 ツール・1 タスク」から始め、エラーハンドリングを固めてから段階的に拡張するアプローチが定石。
ツール使用 (Tool Use)の使用例
- CRM 検索ツールを定義したサポートボットが顧客 ID から注文履歴を自動取得し、パーソナライズ回答を返す。
- コードエージェントにシェル実行ツールを渡す。「バグを直して」の一言で実行→エラー確認→修正を自律ループする。
ツール使用 (Tool Use)に関連するAIツール
関連用語
「AIエージェント」の他の用語
目標を渡すと 自律的に計画 + 行動を繰り返す AI。 単なる対話を超えて タスクを完遂する。
ReAct とは、 LLM に 推論 (Reasoning) と 行動 (Acting) を 交互に繰り返させ、 ツールを使いながら答えに辿り着かせる エージェント設計手法のこと。
MCPとはAIモデルが外部ツールやデータソースと統一的な方法で連携するためのオープンプロトコルのこと。Anthropicが2024年11月に公開した。
Function Callingとは、LLMが外部の関数やAPIを呼び出すための構造化データを生成し、自律的にツールを使えるようにする仕組みのこと。
ヒューマン・イン・ザ・ループとは、AIの判断プロセスに人間が介入・確認する仕組みのこと。AIが出力した結果を人間がレビューし、承認・修正・却下を行うことで精度と安全性を担保する。
Computer Useとは、AIがスクリーン認識・マウス・キーボード操作を通じてコンピュータを人間のように自律的に操作する技術のこと。
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