毎週の定例会議が終わるたび、メモの清書と録音の聞き直しに追われていませんか。

1時間の会議内容をまとめる作業に、もう1時間取られる。そんな手作業は今日で終わりにできます。

AI議事録取れる君とは、Web会議の音声をリアルタイムでテキスト化し、見出しと箇条書きによる要約まで自動で仕上げる議事録作成ツールです。

議事録の作成にかかる時間を最大95%削る設計になっています。株式会社ALMが開発しており、日本のオフィス業務に合わせた日本語処理と平易な画面設計が持ち味です。

会議記録の自動化ツールは近年一気に増えました。その中で本作はどのような強みを持ち、どんな場面で選ぶべきか。料金プランの実態や弱点も含めて整理しました。

AI議事録取れる君とはどんなツール?

AI議事録取れる君は、ブラウザと主要会議ツールを直結させて音声を記録するクラウド型の議事録作成サービスです。

Zoom、Microsoft Teams、Google Meetのアカウントと連携できます。会議が始まると自動で音声を拾い、発話が終わった箇所から順にテキストへ変換します。

対面での打ち合わせにも対応しています。パソコンのマイクで直接拾うか、ICレコーダーの録音音声ファイルをインポートして文字起こしを実行できます。

日常業務のテキスト化やメモ作成を効率化したい方は、AIライティングの活用法を知っておくと社内文書の作成速度がさらに上がります。

下の表は、AI議事録取れる君の基本仕様をまとめたものです。

項目詳細
開発元株式会社ALM
連携ツールZoom、Microsoft Teams、Google Meet
対応環境Windows、macOS(Chrome、Safari、Edge)
主要機能リアルタイム文字起こし、話者識別、AI要約、単語登録、16言語自動翻訳
音声インポート対応(録音済み音声ファイルのテキスト化)
サポート窓口メール受付(365日24時間)、電話対応(平日9:00〜18:00)

AI PICKS調べ: AIツール全体の有料プラン中央値は月2,850円(n=614、2026-09-29時点)。料金統計レポートで見る

つまり、Webブラウザさえあれば追加機器なしですぐに導入できる会議アシスタントです。

専用アプリを全員のパソコンへ無理にインストールさせる手間はありません。リンクを1つ送るだけで、社外のゲストも同じ画面で議事録を閲覧・編集できます。

備わっている5つの主要機能

AI議事録取れる君には、文字を起こすだけの単機能ソフトとは異なる実践的な業務機能が揃っています。

文字起こし、要約、話者識別、単語登録、自動翻訳の5つです。これらが連動することで、会議中から会議後までの作業をスムーズに繋ぎます。

1. リアルタイム文字起こしと話者識別

会議中の発話を耳で拾いながら、即座に画面へテキストを表示します。

発言者の声を聞き分ける話者識別機能が標準で動きます。「誰がその発言をしたのか」が発言ブロックごとに分かれる仕様です。

AさんとBさんの会話がひと続きの長文に混ざる心配がありません。誰の意見だったかが一目で分かるため、振り返りの確認作業が格段に楽になります。

2. 構造化されたAI自動要約

文字起こしが終わると、AIが即座に全体を読み込んで要約を出力します。

1時間の会議なら約1分で要約が完了します。ダラダラと長い文字の山ではなく、議題ごとの小見出しと箇条書きで整理されます。

「何が話し合われ、何が決定し、誰が次回までに何を担当するのか」が数行で分かります。会議に出ていないメンバーへ共有する際にも重宝します。

社内の情報集約やタスク管理全般を自動化するなら、AIプロジェクト管理の考え方を合わせて取り入れると案件の進行が安定します。

3. 固有名詞に強い単語登録機能

音声認識AIの最大の弱点は、社内用語や専門用語の聞き間違いです。

AI議事録取れる君は、事前に単語登録が可能です。製品名、業界特有の略称、社内の役職名などをあらかじめ登録しておけます。

認識精度が底上げされ、変換ミスを手作業で直す二度手間を予防できます。特にIT系や医療・製造業の現場で重宝する機能です。

4. 会議中の共同編集とブックマーク

文字起こし中のテキストは、会議の最中でも参加者が自由に修正できます。

重要な発言にその場で目印を付けるブックマーク機能も付いています。後から全員で見返したい決定事項をワンクリックで固定できます。

会議が終わった段階でほぼ完成原稿が出来上がります。あとは気になった言い回しを微調整するだけです。

5. 90カ国以上の発話を届ける多言語自動翻訳

海外拠点や外国人メンバーとの打ち合わせに役立つのが自動翻訳です。

90カ国以上の国や地域の発話を認識し、日本語をはじめとする主要16言語へリアルタイム翻訳します。発言者の母国語と翻訳後の文章が並んで表示されます。

言葉の壁による理解の遅れを減らせます。通訳を同席させる予算がないプロジェクトでも、手軽に国際ミーティングを進行できます。

多言語展開や海外リサーチを日常的に行うチームなら、AI翻訳・多言語の専門ツールも併読しておくと選択肢が広がります。

編集部のおすすめ

ZoomやGoogle Meetの会議を文字にして、要点とやることを自動でまとめます。

AI議事録取れる君の料金プラン

AI議事録取れる君の料金は、個人利用向けの月額プランと、組織導入向けの年契約プランに分かれています。

以前のPersonalプランは月額980円(税別)から用意されており、現在公式サイトでは月額1,380円(税別)から利用できるエントリー体系が案内されています。

一方、法人向けのEnterpriseプランは年契約・年払いの一括契約体系が明示されています。月の会議時間上限に応じた複数のグレードが存在します。

下の表は、得選街などで公開されているEnterpriseプランの料金体系を整理したものです。

プラン名月間利用可能時間年額料金(税別)月換算料金(税別)
Enterprise-P101アカウント・月10時間66,000円5,500円
Enterprise-P201アカウント・月20時間124,800円10,400円
Enterprise-P301アカウント・月30時間176,400円14,700円
Enterprise-P601アカウント・月60時間330,000円27,500円
Enterprise-P1001アカウント・月100時間538,800円44,900円

つまり、月10時間程度の利用であれば月額5,500円相当から企業導入が可能です。

個人で小さく試すなら月額1,380円(税別)のプランが手頃です。会社の部署全体でセキュリティやログ管理を固めて使うなら、利用時間を見積もった上でEnterpriseを選ぶ形になります。

なお、無料トライアルを開始する際はクレジットカード情報の登録が必須です。登録後すぐに試せますが、解約手続きの期日管理だけは忘れないようにしてください。

他の議事録ツールの相場感も知りたい方は、Nottaの使い方と料金比較をチェックしておくと費用の妥当性が判断しやすくなります。

導入で作業はどう変わる?3つの利用場面

ツールを導入して本当に現場の負担が減るのか。具体的な3つの会議シーンで作業の変化を比べます。

週次の社内定例、顧客との商談、海外メンバーを交えた技術共有の3場面を取り上げます。

下の表は、導入前後の作業負担を比較したものです。

会議シーン従来のやり方導入後の変化
社内定例会議担当者が録音を聞き直して清書に60分消費終了と同時に要約が完成し確認作業は5分で終了
顧客との営業商談メモ取りに気を取られて相手の表情を見落とす記録をツールに任せて提案とヒアリングに完全集中
多言語ミーティング議事録用に通訳者のメモを後日回収して翻訳発言と同時に翻訳文が併記されその場で合意形成

つまり、人間がやるべき作業は「記録すること」から「決定事項を確認すること」へ完全に移ります。

議事録係に新人が1人張り付く光景は過去のものになります。手作業による聞き逃しや思い違いのトラブルも防げます。

商談の成約率向上や顧客管理の強化も目指すなら、AIセールスの仕組みを組み合わせると商談議事録をそのまま案件進捗に直結させられます。

競合ツールとの違いと使い分け

議事録AIの市場には、多くの競合ツールが存在します。

代表的な存在が Notta やRimo Voice、YOMEL、そして tl;dv です。

下の表は、主要な議事録作成ツールの特徴と料金感を比較したものです。

ツール名月額料金の目安主な特徴向いている用途
AI議事録取れる君月額1,380円〜 / 法人年額6.6万円〜16言語自動翻訳、単語登録、手厚い電話サポートコスパ重視、多言語会議、国内サポート希望
Notta月額約1,200円〜 / 法人プランあり圧倒的な文字起こし速度、多機能スマホアプリ個人から大企業まで万能に使いたい現場
Rimo Voice1時間あたり従量課金 / 月額制日本語の自然な要約、スライダーでの音声同期再生取材音源や日本語の質感を最重視するメディア
tl;dv無料プランあり / 月額約2,500円〜会議動画のタイムスタンプ記録、商談分析録画映像と発言箇所をセットで見返したい営業

つまり、多言語のリアルタイム翻訳と国内電話サポートを安価に両立させたいなら、AI議事録取れる君が有力候補になります。

単語登録の使いやすさも魅力です。特殊な業界用語が飛び交う会議では、辞書登録がないツールだと誤変換だらけになり修正に時間がかかります。

一方で、動画データのタイムスタンプ記録や高度な商談分析まで求めるなら、tl;dvの活用法を検討したほうが目的と合致しやすいです。

導入前に知っておくべき3つの弱点

AI議事録取れる君には多くの強みがありますが、導入前に把握しておくべき弱点も存在します。

契約後に後悔しないために、以下の3点はあらかじめ頭に入れておいてください。

1. 無料トライアルにカード登録が必要

多くの海外SaaSはメールアドレスだけで無料体験を始められます。

しかし、AI議事録取れる君の無料トライアルはクレジットカードの入力が必須条件です。

「とりあえず少し触ってみたい」という担当者にとって、カード情報の入力は心理的なハードルになります。継続利用しない場合は期限内に解約手続きを行ってください。

2. 法人プランは年契約・年払いが基本

組織単位で利用するEnterpriseプランは、年契約の一括払いが標準設定されています。

月額5,500円相当から使えるとはいえ、年間で最低66,000円(税別)の固定費が一度に発生します。

「まずは1ヶ月だけ特定のプロジェクトで試す」という短期の運用には不向きです。自社の年間会議時間をあらかじめ試算しておく必要があります。

3. 会議室の対面多人数だと精度が落ちやすい

これは音声認識ツール全般に共通する課題ですが、対面会議の集音環境には注意が必要です。

1台のパソコンを中央に置き、複数人が同時に喋るような会議室では、マイクとの距離によって集音レベルに差が出ます。話者の分離精度も落ちます。

対面で高精度に記録したいなら、指向性マイクを用意するか、AI音声・文字起こしの記事で紹介しているような専用ハードウェアの併用をおすすめします。

AI議事録取れる君は無料で使える?

恒常的な完全無料プランは用意されていません。

用意されているのはお試し用の無料トライアルのみです。期間終了後は自動的に有料プランへの移行、または機能制限がかかります。

無料でずっと使い続けたい個人利用には向きません。継続的な文字起こしを希望するなら、月額1,380円(税別)のPersonalプランを契約するか、毎月無料枠が付与される他社サービスを検討してください。

業務全体の自動化やコスト削減を本気で進めるなら、議事録単体にとどまらずAI生産性・ノートのツール群を組み合わせてワークフローを再構築するのが近道です。

AI PICKS編集部の判定

AI議事録取れる君は、国内の中小企業や多言語ミーティングを抱えるプロジェクトにおいて重宝する実力派ツールです。

月額1,380円(税別)から導入できる価格設定は、有料議事録ツールの中でも破格の部類に入ります。1回の会議のために外部の文字起こし業者へ依頼していたコストを考えれば、1回使うだけで元が取れます。

特に単語登録機能と16言語のリアルタイム翻訳は地味に便利です。海外メンバーが参加する技術ミーティングで、発話と同時に母国語へ翻訳されて画面に流れるスピード感は圧倒的です。

さらに、平日日中の電話サポート(03-6550-9734)窓口を設けている点は、海外製AIツールにはない大きな安心材料になります。IT専任者のいない中小企業でも導入の相談がしやすい体制です。

ただし、無料トライアル開始時にクレジットカード登録が必須な点は正直イマイチです。気楽にチーム内で試用しづらい設計は改善の余地があります。

海外メンバーとの定期打ち合わせがある部署や、専門用語が多くて他社ツールでは誤変換に悩まされていたチームには一択でおすすめできます。

自社の会議形式がオンライン中心で、定例会の文字起こしと要約を低価格で自動化したいなら、まず1アカウントで試す価値は十分にあります。

よくある質問(FAQ)

Q. ZoomやTeamsのアカウントがなくても使えますか?

使えます。オンライン会議ツールとの自動連携を使わなくても、ブラウザ上でマイク音声を直接拾って文字起こしを行えます。また、ICレコーダーやスマートフォンで録音した音声ファイル(MP3やWAVなど)を後からアップロードして要約させる運用も可能です。

Q. 会議が終わった後、議事録はどのように共有できますか?

発行される共有リンクを社内チャットやメールで送るだけで共有できます。受け取ったメンバーはブラウザから内容を閲覧できます。また、テキストデータや各種ファイル形式でのダウンロード、メールでの自動配信にも対応しています。

Q. セキュリティやプライバシーの保護体制はどうなっていますか?

通信はすべて暗号化されており、音声データやテキストデータの安全管理が行われています。また、サポート窓口として国内の専任スタッフが対応しており、電話やメールでの問い合わせが可能です。企業の機密情報を扱う会議で利用する場合は、事前に社内のセキュリティ規程と照らし合わせて利用範囲を決定してください。

Q. スマートフォンだけでも利用できますか?

スマートフォンのブラウザからアクセスして録音と文字起こしを行うことは可能です。ただし、画面のレイアウトやリアルタイム共同編集の操作性を考慮すると、パソコンの大きな画面(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)での操作が最も適しています。


会議の記録作業が片付いたら、次は日々の連絡や文面作成の自動化に目を向けてみてください。

社内外のメッセージ作成をスピードアップしたいなら、AIメールの解説記事を合わせて読むと、デスクワークの時間をさらに削れます。