文章校正ツール 無料で1万字まで通せる5本|有料は月550円から (2026年版)

文章校正ツール 無料で1万字まで通せる5本|有料は月550円から (2026年版)

この記事のポイント 無料の文章校正ツールは「400文字まで」ばかりではありません。so-zou.jpは1回10,000文字、登録不要。PRUVは未登録400文字・無料登録で1,000文字まで。無料が足りなくなる線は2つだけで、「一度に通せる文字数」と「自社の表記ルールを覚えさせられるか」です。ここを超えたらPRUV Pro(30日550円・50,000文字)が入り口。チームで表記を揃えるなら文賢(月2,178円+初期費用11,880円)。ひとりで記事を書くだけなら、課金する理由はほぼありません。

無料の校正ツールを探して比較記事を3本ほど開いたのに、どれも「無料は400文字まで」と書いてあって手が止まった。だいたいそんなところではないでしょうか。

その前提、外れています。1回10,000文字まで無料で通せるツールが、登録すら要らずに存在します。3,000字のブログ記事なら3本まとめて投げられる計算です。

文章校正ツールとは、入力した文章から誤字脱字・変換ミス・表記ゆれ・不適切な表現を機械が見つけて、直し方まで出してくれるソフトのことです。無料版は「誰が見ても間違いとわかる日本語」を担当します。有料版はそこに「自社だけのルール」が乗ります。

この差が、月に数百円か数千円かを分けます。数字で見ていきます。


無料の文章校正ツールはどれが何文字まで通せる?

文章校正ツール 無料で1万字まで通せる5本|有料は月550円から (2026年版) 図2

無料枠がいちばん広いのはso-zou.jpの1回10,000文字です。登録も費用もかかりません。

まず全体像を、通せる文字数の順に並べます。

ツール無料で通せる文字数登録得意なこと
so-zou.jp文章校正ツール1回10,000文字不要表記の誤り検出、全角半角変換、形態素解析
PRUV未登録400文字/登録1,000文字任意漢字・かな使用率、読点の数の分析
Shodo無料プランあり必要誤字脱字、敬語、話し言葉の検出
Microsoft Editor無料から利用可MicrosoftアカウントWordとブラウザにそのまま組み込める
Tomarigi無料(青山学院大学提供)不要論文・レポートなど学術文書の校正支援

つまり、長さで選ぶならso-zou.jp、読みやすさの数値化ならPRUV、作業を止めたくないならMicrosoft Editorという住み分けです。

so-zou.jpの10,000文字は破格です。初期費用も月額もありません。表記や表現の間違いを見つけるだけでなく、わかりやすい言い回しへの提案、キーフレーズの抽出、形態素解析(文を単語単位に切り分ける処理)まで同じページに載っています。エンコード変換やタブ→スペース変換まで並んでいて、正直やりすぎなくらいです。

一方でPRUVの400文字は、たしかに短い。ただしこれは「ユーザー登録なし」の数字です。無料のまま登録すれば1,000文字まで伸びます。しかもPRUVは入力したテキストを文章の形では一切保存せず、AIの学習にも使わないと明記しています。社内文書を貼るなら、この一文は効きます。

Microsoft Editorだけ立ち位置が違います。ふだんWordで書いているなら、貼り付ける手間がゼロ。この摩擦の少なさは、文字数の上限より効いてくることがあります。

学生やアカデミックな文書なら、青山学院大学が提供するTomarigiが候補です。ビジネス文書向けの他ツールとは検出の狙いが違うので、レポートを書くなら一度通す価値があります。

検出のクセまで踏み込んで比べたいなら、文章校正ツールの比較記事を合わせて読むと選び分けが早いです。AI搭載の校正ツールまで広げた一覧はAI文章校正ツールおすすめ10選にまとまっていて、ツール単体で探すならAIライティング系ツールのカテゴリからたどれます。

ここまでで「無料で足りそう」と感じたなら、その感覚はだいたい合っています。では、どこから足りなくなるのか。


無料版が止まる線はどこ?(文字数と辞書の2つ)

文章校正ツール 無料で1万字まで通せる5本|有料は月550円から (2026年版) 図3

無料と有料を分けているのは機能の数ではありません。一度に通せる文字数と、自社ルールを登録できるかの2点です。

ひとつめの文字数から。

PRUVで見ると段差がはっきりします。未登録400文字、無料登録で1,000文字、Proで50,000文字。3,000文字の原稿を書く人にとって、この差は「3回に分けて貼る」か「1回で終わる」かの違いです。

1回あたりの損失は数分。ただし毎日書くなら、月では数時間になります。

ふたつめが辞書です。ここが本命。

「サーバー」か「サーバ」か。「行なう」か「行う」か。「お客さま」か「お客様」か。どれも日本語として間違いではありません。だから無料ツールは何も言いません。

でも社内資料に両方が混ざっていたら、それは品質の問題です。

自社の表記ルールを登録できるツールでないと、この手のゆれは永久に指摘されません。PRUVは無料登録でも辞書のカスタマイズができますが、チーム全員で同じ辞書を共有するとなると有料の領域に入ります。

判断の線はこうなります。

  • ひとりで、記事単位で書く → 無料で十分
  • 複数人で、表記を揃える必要がある → 有料を検討
  • 一度に5,000文字超の原稿を毎日通す → 有料を検討
  • 広告表現や薬機法など、間違えると事業が止まる → 専門サービスの領域

書く工程まで含めて0円で回せるかを見ておきたいなら、無料で使えるAI文章作成ツールも合わせて確認しておくと、どこで課金するかの判断が早くなります。

自分がどこにいるか決まったら、実際の値段を見ます。


有料の文章校正ツールはいくらから使える?

文章校正ツール 無料で1万字まで通せる5本|有料は月550円から (2026年版) 図4

有料の入り口はPRUV Proの30日550円(税込)です。相場は個人向けで月1,000〜2,500円、法人向けは月5,000〜30,000円以上まで広がります。

公開されている価格を並べます。

ツール料金(税込)通せる文字数・形態
PRUV Pro550円/30日間50,000文字まで
PRUV Business月1,430円50,000文字まで
文賢月2,178円/1ライセンス初期費用11,880円
Just Right!6 Pro買い切り(ダウンロード型)20日間の無料体験あり
wordrabbit個別見積もりPDF・Word・PowerPoint上で直接校正

つまり、月1,000円未満で「50,000文字を一度に」まで届きます。値段の壁は思ったより低い。

相場の全体像も押さえておきます。

プラン種別料金の目安中身
無料プラン0円指摘範囲が限定、1日の回数制限あり
個人向け有料月1,000〜2,500円程度校正精度が上がる、文体選択、ブラウザ拡張
法人向け月5,000〜30,000円以上API利用、ログ管理、チーム利用、カスタマイズ

つまり個人なら月2,500円が上限の目安で、それを超える価格帯はチーム運用の値段です。

文賢は初期費用11,880円が最初の関門になります。ただし14日間の無料トライアルがあるので、払う前に自社の原稿を通せます。毎週1回、機能紹介や活用方法の無料セミナーも開かれています。導入前に社内で見せる材料としては使えます。

Just Right!6 Proは毛色が違います。ダウンロード型の買い切りで、誤字脱字・表記ゆれ・不適切表現を一括で指摘します。Office系アプリと連携できるので、コピペせずに校正できるのが利点。20日間の無料体験があります。

wordrabbitは日本語特化で業務利用寄り。PDF・Word・PowerPointのファイル上で直接、誤字脱字や表記ゆれを検知します。原稿欄に貼る運用ではなく、入稿前の完成ファイルをそのまま見られる。提案書やホワイトペーパーをレイアウト込みで最終確認したい組織向けです。料金は個別見積もりなので、まず問い合わせから。

執筆ツールまで含めた価格帯の相場感は、AIライティングツールの料金比較を見るとつかみやすいです。

値段が並んだところで、次はどれを選ぶかです。


用途別に選ぶならどれが一択?

ブログ・記事なら無料のso-zou.jp、チーム運用なら文賢、ファイル入稿ならwordrabbitです。用途で答えが変わります。

使い道ごとに整理します。

使い道おすすめ理由
ブログ記事・noteso-zou.jp(無料)1回10,000文字で記事1本が丸ごと通る
社内資料・提案書PRUV(無料登録)テキストを保存しない方針が明記されている
複数人のメディア運営文賢(月2,178円)100の視点でのチェック、不快語検出
論文・レポートTomarigi(無料)学術文書向けの校正支援
入稿前の完成ファイルwordrabbitPDF・Word・PPT上で直接指摘

つまり、ひとりで書くなら無料の範囲で終わり、人が増えた瞬間に有料が必要になるという構図です。

文賢の「100の視点」は具体的です。誤用や誤字だけでなく、読みやすさ、わかりやすさ、不快語が使われていないかまで見ます。複数人で書くメディアだと、この不快語チェックが地味に効きます。書き手によって危ない表現の感覚がずれるからです。

文賢とShodoの違いだけを詰めたいなら、文賢・Shodo・Grammarly・ChatGPTの使い分けが最短です。

Press Termという選択肢もあります。文章を形態素に分けて解析し、赤・黄・青・緑の4色で段階別に指摘するタイプ。修正の優先度が色で見えるので、直す順番に迷いません。お試し版が公式サイトにあります。

ちなみにIWI日本語校正ツールは提供終了しています。かつて無料で1,000文字まで通せた定番だったので、古い比較記事に載っていても今は開けません。

用途が決まったら、実際にどう使うかです。


無料ツールだけで運用するコツは?

無料の上限は「分割して貼る」で回避できます。ただし分割の切り方を間違えると、指摘の精度が落ちます。

実務で効く運用は3つです。

  • 段落や見出し単位で切る(文の途中で切らない)
  • 1本目に無料の広いツール、2本目に別ツールを重ねる
  • 固有名詞・専門用語はツールに任せず自分で目視する

文の途中で切ると、係り受け(主語と述語のつながり)が分断されて検出漏れが出ます。「この文の主語が抜けている」といった指摘は、文が丸ごと入っていないと出ません。切るなら見出し単位です。

2本重ねるのも効きます。so-zou.jpで表記や変換ミスを潰し、PRUVで読点の数や漢字・かな使用率を見る。狙っているものが違うので、同じ文章でも指摘が重なりません。

漢字・かな使用率という指標は、慣れると便利です。漢字が多すぎる文章は、読み手にとって重い。数値で出るので、感覚ではなく調整できます。読点の数も同じで、多すぎる文は読みにくいと機械が教えてくれます。

固有名詞だけは、どのツールも弱いままです。会社名の表記、製品名の大文字小文字、人名の旧字。これは辞書登録するか、目で見るしかありません。

重ねる2本目を選び直したくなったら、AI文章校正ツールおすすめ7選で精度と料金の並びを確認しておくと迷いません。

運用が固まったら、AIチャットで代用できないかも気になるところです。


ChatGPTなどのAIチャットで代用できる?

代用できる場面と、できない場面があります。誤字脱字の検出だけなら十分ですが、表記ゆれの一貫性チェックは専用ツールが上です。

違いを整理します。

観点AIチャット専用の校正ツール
誤字脱字検出できる検出できる
表記ゆれの一貫性長文だと見落とすルールベースで漏れにくい
自社辞書毎回指示が必要登録して固定できる
出力の安定性実行ごとに変わる同じ入力なら同じ結果
文章の書き換え提案得意ツールにより限定的

つまり、書き直しの提案はAIチャット、間違い探しの網羅性は専用ツールという役割分担になります。

AIチャットが苦手なのは「同じ判定を毎回出すこと」です。同じ原稿を2回投げると、指摘の量が変わることがあります。校正は網羅性が命なので、この揺れは致命的になり得ます。

もうひとつ、AIチャットは指摘していない箇所を「問題なし」と保証しません。専用ツールなら検出ルールが決まっているので、「このルールでは引っかからなかった」と言い切れます。

ただし文章を良くする提案はAIチャットが上です。冗長な言い回しを縮める、主語をはっきりさせる、といった直しは得意分野。校正で間違いを潰してから、AIチャットで読みやすさを上げる順番が現実的です。

どのAIチャットを使うかで迷っているならAIチャットの選び方、AIが書いた文章かどうかの判定が気になるならAI文章を見破るツールが隣の話題になります。

日常の文章作成をAIに任せる方法をまとめて知りたいなら、AIライティングツールの使い分けが下地になります。

機密情報を扱うなら、次の話が先です。


社内文書を貼っても大丈夫?

ツールによります。PRUVは入力テキストを文章の形では保存せず、AIの学習に使わないと明記しています。この記載があるかどうかが判断の分かれ目です。

確認すべきは3点です。

  • 入力したテキストを保存するか
  • AIの学習データに使われるか
  • 法人向けにログ管理や利用制限があるか

無料のWebツールは、この3点が明記されていないものがあります。書いていない=安全、ではありません。契約書や未公開の企画書を貼るなら、記載のあるツールを選ぶか、そもそも貼らないかの二択です。

法人向けプランが月5,000円以上になるのは、この管理機能ぶんの値段でもあります。誰が何を通したかのログ、部署ごとの利用ルール、API連携。個人利用には要らないものが、組織には要ります。

運用面では、部署ごとに使ってよいツールを決めておくのが早いです。「機密なしはso-zou.jp、社内資料は登録済みのPRUV、契約書は貼らない」くらいの粒度で十分機能します。

AI全般の社内利用ルールを整えたいなら、生成AIの社内ガイドライン作りが参考になります。

ここまでを一度まとめます。

ここまでの整理: 無料で足りるかは「一度に通す文字数」と「自社辞書が要るか」の2点で決まります。ひとりで記事を書くならso-zou.jpの10,000文字で完結。5万文字級を一度に通したいならPRUV Pro(30日550円)。チームで表記を揃えるなら文賢(月2,178円+初期費用11,880円)。機密文書は保存ポリシーの記載があるツールに限定する。


導入して定着させるには何が要る?

ツールを配っただけでは使われません。定着させるには、ルールと担当を先に決めます。

組織で回すなら、押さえる順番はこうです。

  • 使ってよい文書の範囲を決める(機密の線引き)
  • 表記ルールを1枚にまとめて辞書に入れる
  • 校正を通す工程を、作業手順のどこに置くか固定する
  • 指摘を無視してよいケースを決めておく

いちばん抜けるのが4つめです。校正ツールは正しい文にも指摘を出します。「この指摘は無視してよい」を決めていないと、書き手が毎回悩みます。悩む時間が積み上がると、そのうち誰も使わなくなります。

表記ルールを1枚にまとめる作業は、地味ですが最初にやる価値があります。ルールが文書化されていないと、辞書にも登録できません。「サーバー」で統一、「お客さま」で統一、と決めた紙が先です。

工程への組み込みは、公開直前ではなく執筆直後が効きます。公開直前だと、直す時間がなくて指摘が無視されがちだからです。

編集フロー全体を見直したいなら、記事制作フローの組み立て方が全体像の参考になります。

数字と運用が出そろったので、率直な評価を書きます。


編集部の評価

無料で始めるならso-zou.jpが一択です。1回10,000文字、登録不要、費用ゼロ。この条件を上回る無料ツールは、公開情報の範囲では見当たりません。

有料の入り口としてはPRUV Proが優秀です。30日550円で50,000文字。個人が試すにはリスクが小さすぎて、迷う理由がありません。

文賢の初期費用11,880円は、正直ハードルです。月2,178円は納得できる水準ですが、初期費用があるぶん「とりあえず試す」がやりにくい。ただし14日間の無料トライアルと毎週の無料セミナーで、その分は埋めにきています。複数人で書くメディアなら、100の視点と不快語チェックは値段に見合います。

Just Right!6 Proは買い切り型なので、長く使うほど有利になる設計です。Office連携でコピペが要らないのは、事務文書が多い組織で効きます。20日間の無料体験があるので、判断材料は揃えられます。

法人向けの月5,000〜30,000円という帯は、校正精度ではなく管理機能の値段だと理解したほうが納得できます。ログ管理やAPI連携が要らないなら、その帯に上がる理由はありません。

微妙なのは、料金を公開していないツールです。wordrabbitのように個別見積もりだと、比較の土俵に乗りません。機能が良くても、問い合わせないと値段がわからない時点で候補から落ちる人はいます。

総じて、この分野は無料の水準が高いです。ひとりで書いている限り、課金する理由を見つけるほうが難しい。


よくある質問(FAQ)

Q. 無料の文章校正ツールで、いちばん長い文章を通せるのはどれですか?

so-zou.jpの文章校正ツールです。1回10,000文字まで、ユーザー登録も費用もなしで通せます。初期費用・月額ともにかかりません。

Q. PRUVは無料だと400文字までですか?

未登録の場合が400文字です。無料のままユーザー登録すれば1,000文字まで伸びます。有料のProとBusinessは50,000文字まで対応します。

Q. 文賢の料金はいくらですか?

1ライセンスあたり月2,178円(税込)に加えて、初期費用11,880円(税込)がかかります。14日間の無料トライアルがあるので、支払い前に試せます。

Q. IWI日本語校正ツールが使えなくなったのはなぜですか?

提供が終了しています。かつて無料で1,000文字までチェックできた定番でしたが、現在は利用できません。古い比較記事にはまだ載っていることがあります。

Q. 社内の機密文書を無料ツールに貼っても問題ありませんか?

保存ポリシーの記載を必ず確認してください。PRUVは入力テキストを文章の形では保存せず、AI学習にも使わないと明記しています。記載のないツールに契約書や未公開資料を貼るのは避けたほうが無難です。


次に読むならこれ

無料の範囲で足りるとわかった人ほど、次は「書く速度」がボトルネックになります。校正の前工程を効率化したいなら、AIライティングツールの使い分けを読んでおくと、校正に回す原稿の質そのものが上がります。

校正ツール側をもう一段深く比べたいならAI文章校正ツールおすすめ10選、無料枠だけで回す前提なら無料で使えるAI文章作成ツールが続きになります。