Base44の利用料金は、無料プランから年払い月額16ドル(Starter)〜160ドル(Elite)までの全5段階です。月払いを選ぶと月額20ドル〜200ドルとなり、年払い契約なら20%安くなります。アプリ開発の概要や他社ツールとの総合比較を先に把握したい方は、Base44の代替AIアプリ開発ツール7選、無料枠と日本語対応で選ぶ (2026年版)を読むと全体の立ち位置が掴めます。
Base44とは、日常会話のような指示文を入力するだけで画面UI・データ管理・ロジックを一体化して自動生成するAIアプリ開発プラットフォームです。ソースコードを手動で書かずに動くアプリを短時間で立ち上げられるため、業務ツールや試作品の作成手段として関心を集めています。
料金体系は月額固定費だけでなく、AIとの対話回数や外部ツール呼び出しに応じた「クレジット消費」が組み合わさっています。どのプランで何が作れるのか、追加課金が発生する境界はどこにあるのかを順に整理します。
Base44の料金プラン一覧と月額費用の違い

Base44には、Free(無料)、Starter、Builder、Pro、Eliteの5つのプランが用意されています。
下の表は、各プランの月額料金と主な付与クレジット、主要機能の違いを整理したものです。
| プラン名 | 月払い | 年払い | メッセージクレジット | 外部連携クレジット | 独自ドメイン接続 | AIモデル選択 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 0ドル | 25回 / 月 | 制限あり | 不可 | 不可 |
| Starter | 20ドル | 16ドル | 100回 / 月 | 2,000回 / 月 | 不可 | 不可 |
| Builder | 50ドル | 40ドル | 300回 / 月 | 10,000回 / 月 | 可能(年払いで1年無料) | 可能 |
| Pro | 100ドル | 80ドル | 600回 / 月 | 25,000回 / 月 | 可能 | 可能 |
| Elite | 200ドル | 160ドル | 1,200回 / 月 | 50,000回 / 月 | 可能 | 可能 |
AI PICKS調べ: AIノーコードカテゴリの有料プラン中央値は月3,000円(n=50、2026-10-08時点)。料金統計レポートで見る
表から分かる通り、年払いを選択するとすべての有料プランで20%の割引が適用されます。
月額料金の差は、付与されるクレジット枠の広さと、商用運用に必要な機能が解放されるかどうかに直結しています。
無料プラン(Free)で何ができる?機能と制限

Base44の無料プランは、クレジットカード情報を登録せずにすぐ利用を開始できます。
初期付与されるクレジットは25回分です。この枠内でAIに指示を出し、画面の作成やボタン配置の動作確認を行えます。作成できるアプリの数自体に制限はありません。
ただし、無料プランには明確な制約があります。
- 独自ドメインを割り当てられず、Base44のサブドメイン運用に限定される
- 外部APIや決済サービスとの連携機能が使えない
- AIモデルの切り替えができず、標準エンジンに固定される
- コードの直接編集やGitHubリポジトリ連携が利用できない
プロトタイプの画面構成を試す段階なら無料版で十分。しかし、実務で他人に使ってもらうWebサービスを動かすには上位プランへの移行が前提となります。
2つのクレジット制度の仕組みと消費ルール
Base44の料金体系を把握する上で外せない要素が、2種類に分かれたクレジット計算です。
Base44では「メッセージクレジット」と「外部ツール統合クレジット」が別々にカウントされます。
[Base44の月間利用枠]
├─ AIメッセージクレジット ── AIへの指示・画面改修・機能追加(月25回〜1,200回)
└─ 外部連携クレジット ── データベース呼び出し・外部API・自動処理(月2,000回〜50,000回)
メッセージクレジットは、チャット欄からAIに指示文を送信してアプリの画面やロジックを修正するたびに1回消費されます。高度な修正指示や選択したAIモデルの規模によっては、1回のやり取りで複数枠が差し引かれる設計です。
外部ツール統合クレジットは、アプリが外部のサービスやバックエンド機能と通信する際に消費されます。ユーザーがアプリ上のボタンを押してデータベースを更新したり、外部API経由でデータを取得したりする回数がこれに該当します。
注意が必要なのは、どちらのクレジットも当月中に使い切らなかった端数を翌月へ繰り越せない点です。月末を迎えると残枠はリセットされ、翌月1日に新しい月間枠が付与されます。
毎週月曜の朝に、今週のAIの主なニュース・新しく載ったツール・よく読まれた記事をまとめて届けます。登録特典は「AIツール選定チェックリスト 2026」。
確認メールのボタンを押すと登録が完了します。配信はいつでも解除できます。
Builderプラン(月40ドル〜)が実務で選ばれる理由は?
実用的なWebアプリや業務支援ツールを開発する場合、Builderプランが選択の基準点となります。
Builderプランは年払いで月額40ドル、月払いで月額50ドルです。このティアから、Webサービスを本格運用するための主要機能が一気に解放されます。
第一の理由は、独自ドメイン接続の解放です。自社のドメインを割り当てられるため、顧客向けサービスとして成立します。年払いで契約した場合は独自ドメインの利用権利が1年間無料で付属するため、初期コストを抑えられます。
第二の理由は、Stripeなどの外部連携機能やバックエンド処理の有効化です。ユーザーから利用料を徴収するSaaSや会員限定サイトを構築する場合、Starterプラン以下では決済連携が動きません。
外部連携を伴うアプリで収益化を目指すなら、Builderプランが最短の選択肢。Starterプランで試行錯誤を続けるより、手戻りが生じません。
他社の対話型AIサービスと開発特化エージェントの費用対効果を比べたい方は、Base44 SuperagentsとChatGPTを比較|性能・コストの違いと使い分け (2026年版)でそれぞれの特性を確認できます。
上位プラン(Pro / Elite)が必要になる判断基準とは?
月額80ドル(年払い)のProプラン、月額160ドル(年払い)のEliteプランは、複数のアプリを同時開発する事業者やアクセス数の多いサービス向けです。
判断の基準となるのは、月間のクレジット枠の不足とサポート体制の2点に集約されます。
下の表は、上位2プランのスペックと適した利用環境の対応表です。
| 項目 | Proプラン | Eliteプラン |
|---|---|---|
| 年払い月額換算 | 80ドル | 160ドル |
| 月払い料金 | 100ドル | 200ドル |
| 月間メッセージ数 | 600回 | 1,200回 |
| 月間外部連携数 | 25,000回 | 50,000回 |
| 主な対象ユーザー | 複数の受託開発を行う個人、月間数千アクセスのアプリ | チームでのプロダクト運用、アクセス集中が想定されるサービス |
| 付帯特典 | 高度なコード編集、先行機能アクセス | プレミアム優先サポート、25クレジットの友人共有 |
Proプラン以上を選ぶと、メッセージクレジットが600回以上に拡張されます。UIの微調整や機能追加を毎日繰り返す開発サイクルでも、月半ばで枠切れを起こす心配が薄れます。
また、Eliteプランの外部連携クレジット50,000回枠は、一定規模のアクティブユーザーを抱えるWebツールで役立ちます。エンドユーザーの利用頻度が高いアプリを本番運用する段階で検討すべき選択肢です。
AIモデルの選択機能と追加コストの注意点
Base44では、アプリ生成を担う基盤AIエンジンを切り替える機能が備わっています。
このモデル選択機能は、Builderプラン以上を契約することで管理画面に現れます。
現在利用可能な主要モデルには、Claude OpusやSonnet、GPT-6系、Gemini Pro系などの先端モデルが含まれます。コードの構造把握や複雑なデータベース設計を指示する場合、性能の高いモデルを指定すると精度の高いコードが一発で出力されやすい利点があります。
ただし、上位モデルを選択した状態での指示出しは、メッセージクレジットの消費スピードを速めます。
軽量なモデルであれば1回の指示で1クレジットの消費で済む一方、フラグシップ級の大規模モデルへ切り替えると、1回の生成で2〜3クレジット相当が差し引かれる設計です。
画面の文言変更や色の調整といった単純な手入れは軽量モデルで行い、複雑なロジック追加の局面だけ上位モデルへ切り替える運用がクレジット節約の定石。無駄な消費を抑えれば、同じ月額料金内で作れる機能の数が伸びます。
バックエンド機能の料金と現状のベータ枠
Base44はフロントエンドの画面生成だけでなく、データベースやサーバー処理を担うバックエンド機能も内包しています。
公式のサポートドキュメントによると、Base44のバックエンドサービスは現在ベータ版として提供されており、追加のサーバー基本料は無料で利用できます。
外部のクラウドサーバー(AWSやGCPなど)を別途契約して接続設定をする手間が省けるため、環境構築にかかるインフラ費用を圧縮できます。
ただし、無料なのはサーバーの基本維持費の部分です。バックエンドに対してデータを読み書きするリクエストは「外部ツール統合クレジット」として計算されます。
ユーザー数が増えてデータベースへの問い合わせが膨らむと、付与された統合クレジット枠を急激に消費します。ベータ期間中であっても、クレジット消費のペース配分には目を配る必要があります。
年払いと月払いはどちらがお得?
Base44を契約する際、月払いを選ぶか年払いを選ぶかで年間総額に大きな差が生じます。
年払い契約には一律20%の割引率が適用されます。
下の表は、年払いと月払いを1年間継続した場合の年間総支出を比較したものです。
| プラン | 月払いの | 年払いの | 年間の | ドメイン特典 |
|---|---|---|---|---|
| Starter | 240ドル | 192ドル | 48ドルの節約 | なし |
| Builder | 600ドル | 480ドル | 120ドルの節約 | 独自ドメイン1年無料 |
| Pro | 1,200ドル | 960ドル | 240ドルの節約 | 独自ドメイン1年無料 |
| Elite | 2,400ドル | 1,920ドル | 480ドルの節約 | 独自ドメイン1年無料 |
Builderプランの場合、月払いだと年間600ドルかかりますが、年払いなら480ドルとなり年間120ドル浮きます。
さらにBuilderプラン以上を年払いで契約すると、独自ドメインが1年間無料で提供されます。独自ドメインの取得費用(年間15〜20ドル相当)も浮くため、実質的なコスト差は表の数字以上に広がります。
半年以上の継続運用が決まっているなら年払いが確実にお得。逆に、1〜2ヶ月で検証を終える予定のスポット利用であれば、割高でも月払いを選んでいつでも解約できる状態にしておくのが無難です。
海外コミュニティから見る請求・解約時の注意点
海外のレビューサイトや利用者の投稿を調査すると、請求とアカウント管理に関して注意すべき点が見受けられます。
Trustpilotなどの評価欄では、解約手続きの導線やサポート窓口の対応速度について不満を述べるユーザーの声が散見されます。
具体的には「管理画面から解約ボタンが見つけにくく、問い合わせの返答を待つ間に翌月の課金が発生してしまった」というトラブル事例です。
意図しない継続課金を避けるために、以下の自衛策を講じる必要があります。
- 更新日の数日前に手続きを済ませる: 月末ぎりぎりではなく、契約更新日の4〜5日前までに解約処理を実行する
- 支払い履歴とサブスクリプション状況を保存する: 解約手続きが完了した画面のスクリーンショットを保管する
- 不要になったプロジェクトの連携を解除する: 外部決済サービスなどと接続している場合は、アプリ側の設定を止めておく
有料プランを試す際は、更新サイクルと解約手順を事前に設定画面で把握しておく姿勢が欠かせません。
AI PICKS編集部の判定
Base44の料金設定に対する当編集部の見立ては、「実用目的のMVP開発ならBuilderプラン(月40ドル〜)一択、Starterプランは中途半端で微妙」という結論です。
Starterプラン(年払い月16ドル / 月払い月20ドル)は一見手頃に映ります。しかし、独自ドメインの割り当てができず、外部連携機能も封じられているため、実質的には「テストアプリの作成枠を少し広げただけ」の立ち位置にとどまります。この制限下では、社内ツールとしても一般向けサービスとしても実戦投入できません。ドメインも連携も使えないプランに毎月20ドルを払うのは、コストパフォーマンスの観点から推奨しにくいのが本音です。
一方で、月40ドルのBuilderプランは破格。フルスタックのコード生成、独自ドメイン接続、Stripe等の決済機能解放、AIモデル選択権が揃っており、1つのWebサービスを世に出して収益化するインフラが月額50ドル前後で完結します。従来なら外部エンジニアへ数百万円を投じていた試作開発がこの価格で動かせる点は圧倒的です。
最初は完全無料のFreeプラン(25クレジット)で操作感を試し、いざ本番用アプリを公開するタイミングで迷わずBuilderプランへ進む。この二段階の進め方が最も失敗のない選択肢です。
よくある質問(FAQ)
Q. Base44の無料プランだけでアプリを一般公開できますか?
Base44のサブドメイン(○○.base44.app形式)を使った公開であれば、無料プランのままでもインターネット上にWebページを表示できます。ただし、自社独自のドメインを割り当てる設定や、Stripeによる有料課金システム、外部APIとの通信機能は使えません。本格的なWebサービスとして公開するにはBuilderプラン以上の契約が必要です。
Q. 使い切らなかったメッセージクレジットは翌月に繰り越せますか?
繰り越せません。付与されたメッセージクレジットおよび外部ツール統合クレジットは、契約の更新サイクルごとにリセットされます。余った枠は消滅するため、月内に使い切る前提で開発スケジュールを組む必要があります。
Q. 月の途中でクレジットが足りなくなった場合は追加購入できますか?
上位プランへの即時アップグレードによって枠を拡張できます。また、アカウント設定から追加クレジット枠を購入する機能も用意されています。頻繁に追加購入が発生する場合は、最初から1つ上のプランを契約した方が1クレジットあたりの単価は割安です。
Q. 日本円での支払いや請求書払いには対応していますか?
原則として米ドル(USD)建てのクレジットカード決済のみ対応しています。日本のクレジットカードで決済した場合、カード会社の基準為替レートに従って日本円に換算されて引き落とされます。為替相場の変動によって毎月の日本円支払額が上下する点には留意してください。
Q. 無料プランを始めるのにクレジットカードの登録は必要ですか?
クレジットカードの登録は一切不要です。Googleアカウントまたはメールアドレスでサインアップするだけで、即座に25回分の無料クレジットが付与され、アプリの作成画面に入れます。意図しない自動課金が発生するリスクはありません。
あわせて見たいツール・カテゴリ
AIを活用したアプリケーション開発や自動化、コンテンツ制作を進める際は、目的ごとに特化したツールの料金体系と比較しておくと予算設計がスムーズになります。
他のAI関連サービスにおける課金体系やプランの考え方については、以下の記事も参考にしてください。
- 社内データを用いたチャットボット導入の費用感を掴むなら、Chatbaseの料金プランと無料枠の違い:月額40ドルからの価格と選び方(2026年版)が役立ちます。
- 音声合成や文字起こしのクレジット消費体系を学ぶなら、ElevenLabsとClaudeの使い分け|音声とテキストで課金単位が違う (2026年版)をあわせて確認してください。
- 動画制作や自動テロップの月額コストを知りたい場合は、ブリューの使い方|月1,992円からの料金プランと無料枠の制限 (2026年版)で無料枠の制限を詳しく解説しています。
他社ツールの特徴や無料枠の仕様を並べて確認したい方は、Base44の代替AIアプリ開発ツール7選、無料枠と日本語対応で選ぶ (2026年版)を続けて読むと、自社の用途に最も適した開発環境が定まります。


