
Bolt.newの使い方・料金を完全ガイド【2026年3月最新】
「プログラミングを学ばずにアプリを作りたい」——その夢を最も現実的に叶えるツールがBolt.newです。
2024年10月のリリースからわずか60日でARR(年間経常収益)2,000万ドルを達成し、ChatGPTに次ぐ史上2番目の速さで急成長。2026年3月時点で500万人以上が利用しており、そのうち約67%が非エンジニア層です。
2025年10月にリリースされたBolt V2では、AIによる自律デバッグやSupabaseとのデータベース統合が搭載され、プロトタイプ専用ツールから本格的な開発プラットフォームへと進化しました。
この記事では、Bolt.newの始め方から料金プラン、実践的なプロンプトの書き方、そして競合ツールとの比較まで、初心者にもわかるように解説します。
この記事でわかること
- Bolt.newの基本概要とBolt V2で何が変わったか
- 無料プラン〜Enterpriseまでの料金体系と選び方
- アカウント登録からアプリ公開までの具体的な手順
- 開発効率を上げるプロンプトの書き方とコツ
- Lovable・v0・Cursorとの違いと使い分け
30秒で結論
- Bolt.newはブラウザ上でフルスタックWebアプリを自然言語だけで作れるAI開発プラットフォーム
- 無料プランあり。本格開発はProプラン(月額$20〜)が現実的
- 環境構築ゼロ、デプロイもワンクリック。非エンジニアでもMVPを数時間で公開可能
- 競合のLovableはデザイン品質、v0はUIコンポーネント、Cursorは既存コードベースに強い。ゼロから一気通貫で作るならBolt.new
- 商用利用はTeamsプラン以上が必要な点に注意
Bolt.newとは?WebContainersが支える次世代開発

Bolt.newは、サンフランシスコのStackBlitz社(評価額7億ドル)が開発したAI駆動のフルスタック開発プラットフォームです。
最大の特徴はWebContainers技術。これはWebAssemblyベースのブラウザ内Node.jsランタイムで、通常ならローカルPCにインストールが必要なNode.jsやnpmをブラウザ内で動かせます。つまり、開発環境のセットアップが完全に不要です。
従来のアプリ開発では、こんな手順が必要でした:
- Node.jsをインストール
- エディタ(VS Codeなど)をセットアップ
- フレームワークのCLIで初期化
- 依存パッケージのインストール
- データベースの設定
- デプロイ先のホスティングサービスを契約・設定
Bolt.newなら、これらすべてがブラウザを開いて文章を入力するだけで完了します。
対応フレームワーク
React、Vue、Angular、Next.js、Astro、Remix、Svelteなど主要フレームワークに対応。フレームワークの選定や設定もAIに任せられるため、「ReactとNext.jsの違いがわからない」という初心者でも、用途を伝えれば最適な構成をAIが選んでくれます。
Bolt V2で何が変わった?
2025年10月にリリースされたBolt V2は、いくつかの重要な進化を遂げました:
- 自律デバッグ(Auto-Fix):エラーが発生した際、「Fix Problem」ボタンを押すだけでAIが自動的にバグを検出・修正
- Supabase統合:データベースとユーザー認証をワンクリックで組み込み。SQLの知識不要でCRUD操作が可能に
- Claude Agent標準搭載:2026年からClaude 3.7 SonnetやGPT-5などの最新モデルを選択可能
- Figmaインポート対応:デザインファイルからUIを自動生成
- リアルタイムプレビュー:コード変更が即座にプレビューに反映
特にSupabase統合は革新的で、以前なら数日かかっていた「ユーザーログイン+データ保存」の実装が、チャットで指示するだけで数分で完了します。
Bolt.newの料金プラン【2026年3月最新】

Bolt.newには4つの料金プランがあります。以下が2026年3月時点の最新情報です。
無料プラン(Personal)
- 月額:$0
- 月3プロジェクトまで作成可能
- 約100万トークン/月、15万トークン/日の制限
- 利用モデルは軽量版に限定
- 商用利用不可
「まず触ってみたい」人向け。計算機やToDoリストなど、シンプルなアプリを試すには十分です。ただし、トークン上限が厳しいため、複雑な指示を繰り返すとすぐに制限に達します。
Proプラン
- 月額:$20(年払いだと$18/月)
- プロジェクト作成数の制限なし
- 月間最大1,000万トークン
- Claude 3.7 SonnetやGPT-5など最新モデルの優先利用
- 外部APIへのアクセス
- ファイルアップロード無制限
- 自動デプロイ枠付き
個人開発者のメインプラン。トークン消費量に応じて$20〜$200の範囲で段階的なプランが用意されています。実務レベルの開発では、プロンプトの修正→再生成を繰り返すためトークン消費が大きくなりがち。月10回以上プロジェクトを作るならProプランが必須です。
Teamsプラン
- 月額:$29/メンバー(年払い)、$35/メンバー(月払い)
- Proの全機能+チーム共同編集
- プロジェクトごとの権限管理
- メールサポート
- 商用利用OK
スタートアップがMVPを開発するなら最低ライン。5名までのチームでプロジェクトを共有でき、商用利用が解禁されるのが大きなポイントです。
Enterpriseプラン
- 要問い合わせ
- 自社VPCへのデプロイ
- カスタムSSO統合
- オンプレミス・自社ホストオプション
- 独自のAnthropic APIエンドポイント
- Slack・Zoom・メールサポート
- SOC2コンプライアンス対応
大企業向け。セキュリティ要件が厳しい組織で、自社環境にBoltを置きたい場合の選択肢です。
どのプランを選ぶべき?
| 用途 | 推奨プラン | 月額目安 |
|---|---|---|
| 学習・お試し | 無料 | $0 |
| 個人開発・副業 | Pro | $20〜 |
| スタートアップMVP | Teams | $29〜/人 |
| 企業導入 | Enterprise | 要相談 |
結論から言うと、ほとんどのユーザーはProの$20プランで事足りる。 商用利用するならTeams以上が必要という点だけ注意してください。
Bolt.newの始め方:3ステップで開発スタート

ステップ1:アカウント登録
- bolt.new にアクセス
- 「Get Started」をクリック
- メールアドレスまたはGitHubアカウントで登録
GitHubアカウントがある場合は「Continue with GitHub」をクリック → 「Authorize StackBlitz」で認証するだけ。30秒で完了します。
ステップ2:プロンプトを入力
登録完了後、すぐにプロンプト入力画面が表示されます。ここに作りたいアプリの説明を自然言語で入力します。
ReactとTailwindで、シンプルなタスク管理アプリを作ってください。
タスクの追加・完了・削除ができて、優先度を3段階で設定できるようにしてください。
デザインはモダンでミニマルに。
AIが数十秒でコードを自動生成し、ブラウザ内でリアルタイムプレビューが立ち上がります。
ステップ3:修正してデプロイ
プレビューを確認しながら、追加の指示で調整します:
「ダークモードの切り替えボタンを追加して」
「タスクをSupabaseに保存するようにして」
「完了したタスクはグレーアウトして」
満足したら画面右上の「Deploy」ボタンをクリック。Netlifyと連携して、公開URLが即座に発行されます。
ここまでの所要時間は、シンプルなアプリなら10〜30分程度です。
開発効率を上げるプロンプトのコツ

Bolt.newで高品質なアプリを作るコツは、具体的で段階的なプロンプトを書くことです。
悪いプロンプトの例
SNSを作って
これだと機能が曖昧すぎて、AIがどこから手をつけるか迷います。結果として中途半端なアプリが生成されがちです。
良いプロンプトの例
Next.jsとTailwind CSSで、写真共有アプリを作成してください。
要件:
- ユーザー登録・ログイン機能(Supabase Auth使用)
- 写真のアップロード(ドラッグ&ドロップ対応)
- いいね・コメント機能
- タイムライン形式の一覧表示
- レスポンシブデザイン(モバイル対応)
- カラーパレット:白ベースにアクセントカラーとして#3B82F6(青)
技術スタック:
- フロントエンド:Next.js 14 + TypeScript
- スタイリング:Tailwind CSS
- バックエンド/DB:Supabase
- デプロイ:Netlify
プロンプトの黄金ルール
- フレームワークを指定する:「React」「Next.js」など、使いたい技術を明示。わからなければ「おすすめの構成で」でもOK
- 機能を箇条書きにする:必要な機能を具体的にリストアップ
- デザインの方向性を伝える:色、レイアウト、雰囲気を指定。参考画像のアップロードも効果的
- 段階的に作る:最初は基本機能だけ→チャットで追加修正が最も効率的
- エラーは「Fix Problem」ボタンで:自分でコードを直す必要はない。AIに任せる
参考画像の活用
Bolt.newでは、チャットに参考画像をアップロードできます。「このサイトのようなデザインで」と画像を添えるだけで、レイアウトや配色をAIが読み取って再現してくれます。言葉だけでは伝わりにくいデザインの意図も、画像1枚で解決します。
Bolt.new vs Lovable vs v0 vs Cursor:どう使い分ける?
2026年のAI開発ツール市場には有力な競合がひしめいています。用途別の使い分けを整理します。
Bolt.new — フルスタック一気通貫型
ゼロからフルスタックアプリを一気に作るならBolt.new。フロントエンド、バックエンド、データベース、デプロイまですべてブラウザ内で完結。Supabase統合が深く、認証付きアプリの構築が最も手軽。
Lovable — デザイン品質重視型
「開発チーム全体をシミュレートする」コンセプトで、特にUIの美しさが際立つ。非エンジニアのスタートアップ創業者がMVPを作る用途で人気。デザインにこだわるならLovable。詳しくはLovable完全ガイドをどうぞ。
v0 — UIコンポーネント特化型
Vercel製で、React/Next.jsのUIコンポーネント生成品質がトップクラス。2026年2月のアップデートでGitHub統合・DB接続にも対応。既存のNext.jsプロジェクトにUIを追加するなら最適。v0完全ガイドも参考に。
Cursor — プロ開発者向けAI IDE
VS Codeベースのローカル開発環境。既存の大規模コードベースを扱うなら最強。プロのエンジニアが日常の開発効率を上げるためのツール。非エンジニアには向かない。Cursor完全ガイドで詳しく解説しています。
選び方の早見表
- 「アプリ全体を一人で作りたい」 → Bolt.new
- 「デザインが美しいMVPを作りたい」 → Lovable
- 「UIパーツだけ生成したい」 → v0
- 「コードをガチで書ける人が効率化したい」 → Cursor
- 「3つのツールの詳しい比較を知りたい」 → Bolt vs Lovable vs v0 比較記事
Bolt.newでよくある質問(FAQ)
Q: Bolt.newは日本語で使えますか?
A: はい、日本語のプロンプトに対応しています。メニューやUIは英語ですが、最初に「日本語で対応してください」と指示すればAIの応答も日本語になります。ただし、英語の方が精度が高い傾向があるため、技術的な指示は英語で書くのがおすすめです。
Q: Bolt.newで作ったアプリは商用利用できますか?
A: Teamsプラン(月額$29/メンバー〜)以上で商用利用が可能です。無料プランとProプランでは商用利用が認められていない点に注意してください。副業や個人プロジェクトでも収益化するならTeamsプランが必要です。
Q: Bolt.newで作ったコードはダウンロードできますか?
A: はい、プロジェクトをZIPファイルとしてダウンロードできます。ただし、GitHub連携は限定的で、Bolt.new上から直接GitHubリポジトリにプッシュする機能は2026年3月時点ではまだ完全ではありません。ダウンロードしたコードをローカルで管理する運用が一般的です。
Q: どんなアプリが作れますか?作れないものは?
A: Webアプリケーション全般が作れます。ToDoアプリ、SNS、ECサイト、ダッシュボード、予約システム、チャットアプリなど。一方、ネイティブモバイルアプリ(App StoreやGoogle Playに出すもの)や、計算量の大きいML処理、ネイティブモジュールに依存するライブラリは対応困難です。
Q: 無料プランでどこまでできますか?
A: 月3プロジェクトまで作成可能で、基本的な機能は一通り試せます。ただしトークン上限(月約100万、日15万)が厳しく、複雑なアプリや修正を繰り返す開発には足りません。「どんなツールか体験する」くらいの位置づけで、本格開発にはProプラン以上が必要です。
Q: Bolt.newとバイブコーディングの違いは?
A: バイブコーディングは「自然言語でAIに指示してコードを書かせる開発スタイル」全般を指す概念です。Bolt.newはバイブコーディングを実践するための代表的なツールの1つ。他にもLovable、v0、Cursorなどがバイブコーディング対応ツールとして人気です。
Q: Supabaseの連携は無料で使えますか?
A: Supabase側に無料プランがあるため、Bolt.newの有料プラン+Supabase無料プランの組み合わせで始められます。Supabaseの無料枠は500MBストレージ・50,000行まで。小規模なMVPには十分ですが、ユーザーが増えたらSupabase側も有料プランへの移行が必要です。
Q: CursorやWindsurfからの移行は可能?
A: Bolt.newはブラウザ完結型、CursorやWindsurfはローカルIDE型と、アプローチが根本的に異なります。直接的な移行というよりも、用途に応じた使い分けが現実的です。プロトタイプはBolt.newで素早く作り、本格的な開発に移行する段階でCursorに切り替えるフローが人気です。
