
DALL-E 3の使い方・料金を完全解説|ChatGPT画像生成の始め方からプロンプトのコツまで
「DALL-E 3って無料で使えるの?」「ChatGPTで画像を作るにはどうすればいい?」「Midjourneyとどっちがいい?」——DALL-E 3はOpenAIが開発したAI画像生成モデルで、ChatGPTに統合されているためテキストを打つだけで画像が作れる手軽さが最大の魅力です。
2026年4月現在、ChatGPTの画像生成機能は内部的にGPT Image 1.5へ移行しており、生成速度は約4倍、テキスト描画精度も大幅に改善しています。使い方はこれまでとまったく同じ。DALL-E 3 APIは2026年5月12日に廃止予定ですが、ChatGPT経由の画像生成は引き続き利用可能です。
この記事では、DALL-E 3(GPT Image 1.5)の料金プラン、ChatGPTでの画像生成手順、思い通りの画像を作るプロンプトのコツ、競合ツールとの比較まで、これ1本で全部わかる完全ガイドをお届けします。
この記事でわかること
- DALL-E 3の料金プラン(無料〜Pro)と画像生成の制限
- ChatGPTで画像を生成する具体的な手順
- GPT Image 1.5への移行で何が変わったのか
- 思い通りの画像を作るプロンプトの5つの要素
- Midjourney・Stable Diffusionとの使い分け
- API移行の注意点と対応方法
- 商用利用のルールと著作権
30秒で結論
- とにかく手軽に画像を作りたい → DALL-E 3(ChatGPT統合)が最も始めやすい。無料プランでも1日2枚まで生成可能
- アートの美しさを追求したい → Midjourneyが画質・芸術性で上回る。月$10〜
- 無料で大量に生成したい → Stable Diffusionをローカル環境で動かすのが最強
- ビジネス用途で透過背景が必要 → GPT Image 1.5の透過背景機能が便利。Plus($20/月)以上推奨
- API廃止が気になる開発者 → 2026年5月12日までにgpt-image-1.5へ移行が必要
DALL-E 3とは? 2026年の最新状況

DALL-E 3は、OpenAIが2023年10月にリリースしたテキストから画像を生成するAIモデルです。前世代のDALL-E 2と比較して、プロンプトの理解力が飛躍的に向上し、指示通りの画像を生成できるようになりました。
最大の特長はChatGPTとの完全統合です。専用アプリを開く必要も、複雑なパラメータ設定も不要。ChatGPTの会話欄に「猫がコーヒーを飲んでいるイラストを描いて」と打つだけで画像が出てきます。
2026年の大きな変化:GPT Image 1.5への移行
2025年12月、OpenAIはChatGPTの画像生成エンジンをGPT Image 1.5にアップグレードしました。ユーザー側の操作方法は変わりませんが、内部的には大幅な進化を遂げています。
| 項目 | DALL-E 3 | GPT Image 1.5 |
|---|---|---|
| 生成速度 | 標準(10〜15秒) | 約4倍高速(3〜5秒) |
| テキスト描画 | 崩れやすい | 大幅改善(看板・ロゴも正確) |
| 指示追従性 | 良好 | さらに精密 |
| 透過背景 | 非対応 | 対応(PNG出力可) |
| 画像編集 | 基本的 | 精密編集(Inpainting)対応 |
| 顔の一貫性 | 不安定 | 安定 |
| C2PAメタデータ | 非対応 | 対応(AI生成の証明) |
ユーザーにとっての結論はシンプルで、同じ使い方でより良い画像が出るようになったということです。
DALL-E 3 APIの廃止スケジュール
開発者向けの重要な情報として、DALL-E 3およびDALL-E 2のAPIは2026年5月12日に完全廃止されます。この日以降、dall-e-3モデルへのAPIリクエストはエラーを返します。ChatGPT経由の画像生成は影響を受けません。
DALL-E 3の料金プラン【2026年4月最新】

DALL-E 3(GPT Image 1.5)はChatGPTの機能として提供されているため、ChatGPTの料金プランに準じます。
ChatGPTプラン別の画像生成制限
| プラン | 月額料金 | 画像生成制限 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 1日2枚まで | お試し・たまに使う程度 |
| Go | $8/月(約¥1,200) | 無料より拡大 | 週数回使う程度 |
| Plus | $20/月(約¥3,000) | 拡大枠(1日数十枚) | 日常的に画像生成を使う |
| Pro | $200/月(約¥30,000) | 実質無制限 | ヘビーユーザー・ビジネス利用 |
| Team | $25/人/月 | Plus以上の枠 | チームでの利用 |
API料金(開発者向け・2026年5月12日まで)
| モデル | 解像度 | 1枚あたり |
|---|---|---|
| DALL-E 3 | 1024×1024 | $0.04 |
| DALL-E 3 | 1024×1792 / 1792×1024 | $0.08 |
| GPT Image 1.5(後継) | 1024×1024 medium | $0.04 |
📌 ポイント: ほとんどの個人ユーザーはPlusプランで十分。月$20で画像生成だけでなくGPT-5、Deep Research、Advanced Voice Modeなども使えるため、コスパは高い。
無料で使う3つの方法
- ChatGPT無料プラン — 1日2枚と少ないが、品質はPlusと同じ
- Microsoft Copilot(Bing Image Creator) — Microsoftアカウントがあれば無料。DALL-E 3ベースの画像生成が使える
- Bing Image Creator — ブラウザから直接アクセス。ブーストポイント消費後は速度低下するが無料
ChatGPTでDALL-E 3を使う方法【ステップバイステップ】

STEP 1:ChatGPTにアクセスする
ChatGPTにアクセスし、Googleアカウント、Microsoftアカウント、またはメールアドレスでサインアップします。無料アカウントでもOKです。
STEP 2:画像生成を指示する
チャット欄に、作りたい画像の説明を日本語で入力します。特別なコマンドは不要です。
猫がカフェでラテアートを眺めているイラストを描いて。
水彩画風で、温かみのある色合いにしてください。
ChatGPTがプロンプトを解釈して画像を生成します。通常3〜10秒で完成します。
STEP 3:画像を編集・修正する
生成された画像に不満があれば、会話を続けるだけで修正できます。
背景をもう少し明るくして
猫の表情をもっと穏やかにして
画像の右上にもう一匹猫を追加して
GPT Image 1.5ではInpainting機能が強化されており、画像の一部だけを指定して修正できます。画像をクリックして修正したい範囲を選択し、指示を出すだけです。
STEP 4:画像をダウンロードする
生成された画像をクリックし、ダウンロードボタンを押せば保存完了。解像度は1024×1024がデフォルトですが、指示次第で1024×1792(縦長)や1792×1024(横長)にも対応します。
知っておくべき制約
- 1回のリクエストで生成できるのは1枚(DALL-E 3の仕様。APIでは1回1枚の制限あり)
- 実在する人物の顔は生成できない(安全フィルターで弾かれる)
- 暴力的・性的なコンテンツは生成不可
- 既存のアート作品スタイルの模倣には制限あり(アーティスト名指定は拒否される場合がある)
思い通りの画像を作るプロンプト5つの要素

DALL-E 3のプロンプトは、Midjourneyほど複雑な構文は不要です。自然な日本語で指示できるのが強みですが、5つの要素を意識すると品質が格段に上がります。
1. 主題(何を描くか)
最も重要な要素。「猫」より「三毛猫がソファで丸くなっている」のように具体的に。
2. スタイル(どんな絵柄か)
✅ 具体的なスタイル指定:
「水彩画風」「3DCGレンダリング」「フラットデザイン」
「浮世絵風」「ピクセルアート」「写真のようにリアルな」
❌ 曖昧な指定:
「かっこいい感じ」「おしゃれに」
3. 構図・カメラアングル
「俯瞰で」「アイレベルで正面から」「クローズアップ」「被写界深度を浅くして背景をぼかす」など、カメラ用語を使うと精度が上がります。
4. 色合い・ライティング
「暖色系」「パステルカラー」「ゴールデンアワーの自然光」「スタジオ照明」など、光と色を指定するだけで雰囲気が劇的に変わります。
5. ネガティブ指定(入れたくないもの)
「テキストは入れないで」「人物は入れないで」「背景はシンプルに」など、不要な要素を明確に除外するのも重要です。
プロンプト実例集
ビジネスプレゼン用のイメージ画像
ミニマルな3Dレンダリング。ライトグレーのスタジオ背景。
中央にノートPCと分析ダッシュボード風のホログラム。
ベージュとセージグリーンの落ち着いたカラーパレット。
テキストなし。16:9。
SNS投稿用のイラスト
フラットデザインのイラスト。スマートフォンを持つ手と、
画面から飛び出すカラフルなアイコン(ハート、星、吹き出し)。
白背景、パステルピンクとライトブルーの配色。正方形。
ブログのアイキャッチ画像
アイソメトリックビューのオフィスシーン。ミニチュア風。
3人のキャラクターがそれぞれAIツールを使って作業している。
温かみのあるベージュ系の配色。テキストなし。横長16:9。
ECサイトの商品イメージ
白背景の商品写真風。中央にミニマルなコーヒーカップ。
自然光のスタジオ撮影。影は柔らかく。
余白たっぷり。透過背景。1024x1024。
やってはいけないプロンプト
- ❌ 「いい感じの画像を作って」→ 曖昧すぎて意図と違う画像が出る
- ❌ 「〇〇さん(実在の人物)の顔で」→ 安全フィルターで拒否される
- ❌ 1つのプロンプトに情報を詰め込みすぎる → 要素が多すぎると破綻する
- ❌ 「テキストで"SALE"と書いて」→ GPT Image 1.5で改善されたが、まだ完璧ではない
DALL-E 3 vs Midjourney vs Stable Diffusion|3ツール比較
ChatGPTのDALL-E 3以外にも優秀なAI画像生成ツールは複数あります。目的別に使い分けるのが正解です。
| 比較項目 | DALL-E 3(ChatGPT) | Midjourney V7 | Stable Diffusion 3.5 |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料〜$200/月 | $10〜$120/月 | 無料(ローカル実行) |
| 始めやすさ | ◎(ChatGPT統合) | △(Discord/Web登録必要) | ✕(GPU環境構築が必要) |
| 画質・芸術性 | ○(実用十分) | ◎(業界最高峰) | ○(モデル依存) |
| テキスト描画 | ◎(GPT Image 1.5) | △(まだ苦手) | △(ControlNet必要) |
| 透過背景 | ◎(ネイティブ対応) | ✕(非対応) | ○(プラグイン依存) |
| 画像編集 | ◎(Inpainting対応) | ○(Vary Region) | ◎(細かい制御可能) |
| 商用利用 | ○(利用規約に準拠) | ○(有料プランのみ) | ◎(オープンソース) |
| カスタマイズ性 | △(パラメータ少) | ○(豊富なパラメータ) | ◎(完全自由) |
| API提供 | ○(GPT Image 1.5) | ✕(公式APIなし) | ◎(完全オープン) |
こんな人にDALL-E 3がおすすめ
- AIツール初心者 — ChatGPTを使うだけなのでハードルが最も低い
- テキスト入りの画像が必要 — GPT Image 1.5でテキスト描画精度が大幅向上
- 素早く画像がほしい — 3〜5秒で生成。会話の中で修正も簡単
- 透過背景でロゴやアイコンを作りたい — ネイティブ対応はDALL-E 3の強み
Midjourneyを選ぶべきケース
- アート作品・ポートフォリオなど美しさが最重要な場合
- 写真のようにリアルな人物画像が必要な場合
- キャラクターの一貫性が求められる連作イラスト
Stable Diffusionを選ぶべきケース
- コストをゼロに抑えたい場合(ローカルGPU必須だが生成は無料)
- 特定のスタイルに特化したLoRA/ControlNetを使いたい場合
- 生成パラメータを完全にコントロールしたい場合
詳しい比較は「Midjourney vs DALL-E 3 vs FLUX|AI画像生成3強を比較」も参考にしてください。
開発者向け:DALL-E 3 API廃止と移行ガイド
2026年5月12日のDALL-E 3 API廃止に備え、開発者はgpt-image-1.5への移行が必要です。
移行前後のコード比較(Python)
移行前(DALL-E 3)
from openai import OpenAI
client = OpenAI()
response = client.images.generate(
model="dall-e-3",
prompt="a futuristic city skyline at sunset",
size="1024x1024",
quality="standard",
n=1,
)
image_url = response.data[0].url
移行後(GPT Image 1.5)
from openai import OpenAI
client = OpenAI()
response = client.images.generate(
model="gpt-image-1.5",
prompt="a futuristic city skyline at sunset",
size="1024x1024",
quality="medium", # low / medium / high
)
# response_formatがb64_jsonに変更(URLではなくBase64で返る)
import base64
image_data = base64.b64decode(response.data[0].b64_json)
with open("output.png", "wb") as f:
f.write(image_data)
移行時の主な変更点
| 項目 | DALL-E 3 API | GPT Image 1.5 API |
|---|---|---|
| モデル名 | dall-e-3 |
gpt-image-1.5 |
| レスポンス形式 | URL or Base64 | Base64のみ |
| 品質指定 | standard / hd |
low / medium / high |
| 透過背景 | 非対応 | background="transparent" |
| 複数生成 | n=1のみ |
n=1のみ(変更なし) |
📌 ポイント: response_formatの違いを把握していないと初回でエラーになる。移行自体は30分程度で完了する簡単な作業。
商用利用のルールと著作権
DALL-E 3で生成した画像の商用利用に関するルールは以下の通りです。
ChatGPT経由で生成した画像
- 商用利用OK — OpenAIの利用規約に基づき、ChatGPTで生成した画像の著作権はユーザーに帰属
- クレジット表記は不要 — ただしAI生成であることの開示が求められる場面は増えている
- C2PAメタデータ — GPT Image 1.5で生成した画像にはAI生成の証明情報が埋め込まれる
Microsoft Copilot / Bing Image Creator経由
- 商用利用はMicrosoftの利用規約を要確認(制限がある場合あり)
- Copilot Proユーザーはより広い利用権を持つ
API経由
- API利用者はOpenAI Usage Policiesに準拠する必要あり
- 生成画像の所有権はAPI利用者に帰属
📌 ポイント: ChatGPTで生成すれば基本的に商用利用OK。ただし、生成画像が既存の著作物に酷似している場合のリスクは利用者が負う。心配な場合はGoogle画像検索で類似画像がないか確認するのが無難。
よくある質問(FAQ)
Q: DALL-E 3は無料で使えますか? A: はい。ChatGPTの無料プランで1日2枚まで生成可能です。Microsoft CopilotやBing Image Creatorでも無料で使えます。ただし、本格的に使うならChatGPT Plus($20/月)がおすすめです。
Q: DALL-E 3とGPT Image 1.5の違いは? A: GPT Image 1.5はDALL-E 3の後継モデルです。ChatGPTの画像生成は2025年12月にGPT Image 1.5へ移行済み。生成速度4倍、テキスト描画精度向上、透過背景対応などが改善されています。使い方はまったく同じです。
Q: 日本語のプロンプトで画像を作れますか? A: はい。ChatGPT統合のため、自然な日本語で指示できます。「桜が舞う京都の寺院を水彩画風で描いて」のような指示がそのまま通ります。ただし、英語の方がニュアンスが正確に伝わる場合もあります。
Q: 生成した画像を商用利用できますか? A: ChatGPT経由で生成した画像は商用利用可能です。OpenAIの利用規約に基づき、生成画像の権利はユーザーに帰属します。ただし、既存著作物への類似リスクは利用者が負います。
Q: DALL-E 3 APIはいつまで使えますか?
A: 2026年5月12日に完全廃止されます。それ以降はgpt-image-1.5への移行が必要です。ChatGPT経由の画像生成には影響ありません。
Q: DALL-E 3で生成した画像の解像度は? A: デフォルトは1024×1024ピクセル。1024×1792(縦長)や1792×1024(横長)も選択可能です。より高解像度が必要な場合は、生成後にAIアップスケーラーで拡大する方法が一般的です。
Q: MidjourneyとDALL-E 3、どちらを選ぶべき? A: 手軽さ重視ならDALL-E 3、画質・芸術性重視ならMidjourney。DALL-E 3はChatGPTから即座に使えるのが強み。Midjourneyは美しい画像の生成に特化しており、写真のようにリアルな画像やアート作品に向いています。両方使い分けるのが理想的です。
Q: 画像の中にテキスト(文字)を入れられますか? A: GPT Image 1.5への移行で大幅に改善されました。看板やロゴなど短いテキストは正確に描画されるケースが増えています。ただし、長文や小さい文字はまだ崩れることがあるため、デザインツールでテキストを後から重ねる方が確実です。
