Grammarly vs Catchy比較|英文校正と日本語コピーどっちを月額契約すべきか (2026年版)
この記事のポイント 同じ「AIライティング」でも、Grammarlyは英文を正しく整える校正ツール、Catchyは日本語の販促文をゼロから量産する生成ツール。守備範囲がほぼ真逆なので、扱う言語と作業の種類が決まれば選択は機械的に分岐できる。料金はGrammarly無料プランあり・Proが年契約で月$12(月払いは$30)、Catchyは日本語向けのfreemium。迷うのは「校正したいのか、生成したいのか」を切り分けていないときだけだ。
Grammarlyを「日本語の文章をうまくしてくれるツール」だと思って契約すると、ほぼ確実に後悔する。逆にCatchyに英文ビジネスメールの校正を期待しても噛み合わない。この2つは名前のカテゴリこそ近いが、解く問題が違う。
英文を「ネイティブが読んで違和感のない水準」に引き上げたいなら Grammarly。日本語の広告コピーや商品説明を短時間で複数案つくりたいなら Catchy。判断軸はこの一行でほぼ決まる。
以下、両者の決定的な違い、料金、用途別の選び方、そして併用パターンまでを2026年6月時点の情報で整理する。
結論:言語と「校正か生成か」で機械的に選べる
Grammarlyは既存の英文を直すツール、Catchyは日本語の文章をゼロから生む
ツール。これが最大の違いだ。
ざっくり言えば、英語・海外向け・校正中心ならGrammarly、日本語・国内向け・生成中心ならCatchy。両者を「どちらが優れているか」で比べるのは、ドライバーとレンチのどちらが良い工具かを論じるのに近い。
| 判断軸 | これに当てはまるなら |
|---|---|
| 英文メール・論文・海外向け文書を直したい | Grammarly一択 |
| 日本語の広告コピー・LP見出しを量産したい | Catchy一択 |
| 既存文章の文法・トーンを整えたい | Grammarly |
| アイデア出しから日本語本文を生成したい | Catchy |
| 海外向けに日本語→英語の二段構えで運用したい | 両方(後述の併用) |
この表で迷いが残るなら、それは「自分が校正したいのか、生成したいのか」がまだ曖昧という合図だ。まずそこを言語化してほしい。
Grammarlyとは:英文を「正しく・自然に」整える校正の定番
Grammarlyは文法・スペル・句読点・トーンをリアルタイムで指摘する英文ライティング支援ツールだ。
最大の強みは、書いている画面の上でそのまま動くこと。Gmail、Google Docs、Microsoft Word、ブラウザ上の入力欄などで、誤りやぎこちない表現を下線で示し、クリックで修正候補を反映できる。専用エディタに貼り直す手間がない。
2026年版では、単なるスペルチェックを超えてトーン調整(フォーマル/カジュアル)、明確さや簡潔さのためのリライト提案、生成AIによる下書き作成まで取り込んでいる。海外メディアのレビューでも「文法・トーン・明瞭さの提案が実用的」という評価が定着している。
一方で注意点もある。複数のレビューが指摘するのは、Grammarlyの無料版・有料版いずれも「AIが生成した文章をAI検出を回避できる形に書き換えることはできない」という点。あくまで人間の英文を磨くツールであって、AI検出くぐり抜けの道具ではない。
そして日本人にとっての現実的なハードル:画面(UI)は英語のみで、日本語そのものの校正精度は英語に比べて見劣りする。Grammarlyは英語を書く人のためのツールだと割り切るのが正解だ。
Grammarlyの料金:無料プランあり、Proは年契約で月$12
Grammarlyは無料プランがあり、有料のProは年契約なら月$12、月払いなら月$30という構成だ。
リサーチ時点(2026年)の主な料金は次のとおり。為替や改定で変わるため、契約前に公式サイトでの確認は必須としてほしい。
| プラン | 料金(目安) | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 基本的な文法・スペル・句読点チェック |
| Pro | 年契約月$12 / 月払い月$30 | 高度なリライト、トーン調整、生成AI下書き、AIプロンプト枠(メンバーあたり月2,000件目安) |
| Business / Enterprise | 要問い合わせ | チーム管理、スタイル統一、セキュリティ管理 |
無料プランの守備範囲が意外と広いのもGrammarlyの特徴だ。まず無料で英文の指摘の質を体感し、トーン調整やリライト、AI下書きを本格的に使いたくなったらProへ、という順序が無駄がない。
月$30の月払いは割高なので、続ける前提なら年契約一択。短期だけ試すなら月払いで様子を見て、合わなければ無料に戻す判断も取りやすい。
Catchyとは:日本語コピーを大量に生む生成ツール
Catchyは商品名や訴求内容を入力すると、キャッチコピー・広告見出し・商品説明・セールスレターなどを日本語で生成する国産寄りのAIライティングツールだ。
100種類以上の用途別ツールを備えているのが特徴で、「広告コピー」「LP見出し」「商品説明」「メール件名」「記事アイデア」といった目的ごとに専用の生成フォームが用意されている。空白のチャット欄に向き合うのではなく、目的を選んで埋めるだけで複数案が並ぶ。
ここが効く。コピーは「一発で正解」を狙うより、複数案を並べて比較し、良い断片を組み合わせて磨くほうが速い。Catchyは初速、つまり「叩き台を大量に出す」工程に強い。
注意点は、ツールが多い分、最初は「どのツールを使えばいいか」の習熟が要ること。そしてあくまで叩き台生成なので、出てきた日本語をそのまま使うのではなく、人間が訴求の軸を決めて取捨選択する前提で使うのが正しい。
Catchyの詳しい使い方は Catchyのツールページ と、関連する AIライティングカテゴリ も参考にしてほしい。
用途別の選び方:あなたの作業はどっちに寄っているか
「言語×校正か生成か」で分岐すれば、ほとんどの作業は片方に倒れる。
代表的なシーン別に、結論から示す。
海外クライアント向けメール・提案書を書く
Grammarly一択。GmailやWordの編集画面で、文法・句読点の誤りやトーンのズレをその場で指摘し、フォーマル/カジュアルの調整まで提案する。英文を「読み手に失礼のない水準」へ引き上げる作業そのものだ。Catchyは日本語向け設計で、英文校正は守備範囲外。
国内向け広告コピー・LP見出しを量産する
Catchy一択。商品名と訴求を入れれば、見出しやコピーを100種類超のツールから複数案つくれる。Grammarlyにも生成機能はあるが、日本語精度は英語比で落ちるため、国内向け販促の初速づくりには噛み合わない。
日本語のブログ記事・商品説明を下書きする
Catchyが第一候補。アイデア出しから本文、商品説明まで日本語で自然に生成できる。事実確認と訴求の最終判断は人間が握る前提で、叩き台の量産機として使うのが効率的だ。
英語論文・レポートの精度を上げたい
Grammarly。学術文書でも文法・明瞭さ・トーンの一貫性チェックが効く。ただし内容の正しさを保証するツールではない点は忘れずに。
GrammarlyとCatchyを併用する「日本語→英語」の二段構え
両方契約する価値があるのは、日本語で作って海外にも出す運用をしている人だ。
具体的な流れはこうなる。
- Catchyで日本語の原稿・コピーの叩き台を量産する
- 人間が訴求軸を決めて日本語を確定させる
- 翻訳ツールやAIで英訳する
- 英訳後の文法・トーン・自然さをGrammarlyで仕上げる
日本語の「ゼロから生む」工程と、英語の「正しく整える」工程を別ツールに分担させる発想だ。役割がきれいに分かれるので、機能のかぶりがほとんど出ない。
国内向けだけ、あるいは英語だけで完結する人にはオーバースペック。併用は「日本語制作×海外展開」の両方を抱えている人に限った話だと考えてほしい。
編集部の評価:競合ではなく「別カテゴリの2つ」
正直に言えば、GrammarlyとCatchyを「vs」で比べる構図自体に無理がある、というのが編集部の見立てだ。
Grammarlyは英文校正ツールとして圧倒的に完成度が高く、無料プランの時点で重宝する。書いている画面の上で動く体験は、専用エディタ型のツールにはない強みだ。英語を日常的に書くなら、まず無料で入れておいて損はない。
Catchyは日本語コピーの叩き台量産という一点で強い。100種類超のツールは最初こそ迷うが、慣れると「目的を選んで埋める」スピードが効いてくる。ゼロから日本語の販促文を考える負荷を下げたい人には噛み合う。
逆に言えば、Grammarlyに日本語生成を、Catchyに英文校正を期待すると、どちらも微妙な結果に終わる。比較して片方に絞るより、「自分の作業がどちらの問題か」を見極めるほうがずっと重要だ。
他のAIライティングツールとの違いを知りたいなら、文章生成・校正カテゴリ や AIツール比較マガジン も合わせて見ておくといい。
よくある質問(FAQ)
Q. GrammarlyとCatchyは結局どちらを選ぶべきですか?
英語のメール・論文・ビジネス文書を正確で自然に整えたいならGrammarly、日本語の広告コピー・LP見出し・商品説明を短時間で複数つくりたいならCatchyです。「校正か生成か」「英語か日本語か」で機械的に分岐できます。
Q. Grammarlyの料金はいくらですか?無料で使えますか?
無料プラン($0)があり、基本的な文法・スペル・句読点チェックが使えます。有料のProは年契約で月$12、月払いだと月$30で、高度なリライトやトーン調整、生成AI下書きが加わります。続ける前提なら年契約が割安です。
Q. Grammarlyは日本語の文章作成にも使えますか?
Grammarlyは英語の文法・スペル・句読点・トーン調整に特化しており、画面も英語のみです。日本語の精度は英語比でやや劣るため、日本語の販促文や記事生成ならCatchyのほうが合っています。
Q. Catchyは英語のビジネスメール校正に向いていますか?
向いていません。Catchyは日本語向けに設計され、キャッチコピーや商品説明など100種類超の生成ツールを使うサービスです。英文メールの文法校正やトーン調整はGrammarlyの守備範囲です。
Q. GrammarlyでAIっぽさを消したり、AI検出を回避できますか?
できません。複数のレビューが指摘するとおり、Grammarlyの無料版・有料版いずれもAI生成文をAI検出回避できる形に書き換えることはできません。あくまで人間の英文を磨くツールと考えてください。
Q. 両方契約する意味はありますか?
日本語で作って海外にも出す人には意味があります。Catchyで日本語の叩き台を量産し、英訳後の校正・トーン調整をGrammarlyに任せる二段構えです。国内のみ・英語のみで完結するなら片方で十分です。
