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YOMELの料金・機能・評判を徹底解説、AI議事録ツールの選び方 (2026年版)
この記事のポイント YOMELはID数無制限・利用時間課金という珍しい料金設計の国産AI議事録ツールです。最低ラインが月額28,000円(30時間)のため、少人数で細々使うと割高になります。逆に「全社員に配って会議を丸ごと記録する」使い方なら1時間あたりの単価が下がり、他社のID課金より安くなる場面があります。商談解析まで使うかどうかが、導入判断の分かれ目です。
会議のあと、録音を聞き直しながら議事録を清書している。その30分を毎回払っているなら、ツール代のほうが確実に安いです。
ただしAI議事録ツールは料金の数え方がバラバラで、「月額いくら」だけを並べても比較になりません。ID課金なのか、時間課金なのか。ここを取り違えると、導入後に請求書を見て青くなります。
この記事ではYOMELの料金と機能を分解したうえで、AI議事録ツール全体の選び方まで落とし込みます。数値は2026年8月時点の調査値です。契約前には必ず公式サイトで最新のプラン表を確認してください。
YOMELとは、日本語の会議音声をその場で文字にする国産のAI議事録ツールです

YOMEL(ヨメル)とは、Web会議や対面の商談の音声をAIが文字起こしし、要約や決定事項の抽出まで自動でおこなう日本製のツールです。単なる文字起こしにとどまらず、会議で決まったことを次の行動につなげる設計になっています。
一般的な文字起こしツールとの違いは、出口の設計にあります。テキストを吐き出して終わりではなく、要約・決定事項・次のアクションといった単位に切り分けて渡してくれます。
もうひとつの特徴が課金方式。多くのツールは「1人あたり月額◯円」ですが、YOMELは利用時間に対して課金し、IDは何個作っても追加費用がかかりません。
この設計思想を頭に入れておくと、次の料金表が読みやすくなります。
YOMELの料金はいくら?プラン体系を整理する

公表されているプランは、無料トライアルを含めて5段階です。金額はいずれも税抜表記で、月額と月あたりの利用可能時間がセットになっています。
| プラン | 月額(税抜) | 月間の利用時間 | 想定する使い方 |
|---|---|---|---|
| フリートライアル | 無料 | 最大10時間 | 2週間限定のお試し |
| スターター | 28,000円 | 30時間 | 小規模チームでの検証導入 |
| スタンダード | 95,000円 | 130時間 | 部署単位での常用 |
| ビジネス | 180,000円 | 300時間 | 全社展開 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 無制限 | オンプレミス設置を含む個別要件 |
つまり、月に何時間会議を記録するかで置きにいくプランが決まる仕組みです。
ここで効いてくるのが1時間あたりの単価。プランを上げるほど時間単価が下がる、典型的なボリュームディスカウント型です。
| プラン | 月額(税抜) | 月間時間 | 1時間あたりの単価(概算) |
|---|---|---|---|
| スターター | 28,000円 | 30時間 | 約933円 |
| スタンダード | 95,000円 | 130時間 | 約731円 |
| ビジネス | 180,000円 | 300時間 | 600円 |
つまり上位プランほど1時間あたりは安く、スターターとビジネスでは3割以上の差がつきます。
注意したいのは下限の高さです。月28,000円は、個人や数人のチームには重い。フリーランスや副業で議事録を整えたいだけなら、この時点で候補から外していい水準です。
サブスクの見極め方は業務ツールに限りません。月額の重さと使う頻度が釣り合っているかを疑う癖は、Emochiの代替アプリを比較した記事のようなコンシューマ向けAIの選定でもそのまま使えます。
ID数無制限は誰に効くのか?
全プランでID数が無制限、という一点だけで導入価値が変わる会社があります。当てはまるかどうかを、人数で判定してみてください。
多くのAI議事録ツールは1IDあたり月1,500円〜3,000円前後のID課金です。仮に1ID月2,000円のツールを使うと、30人で月6万円、100人なら月20万円。人が増えるほど直線的に増えます。
YOMELは人数が増えても金額が動きません。動くのは録音時間だけ。ここが刺さる会社の条件を、4つに絞ります。
- 会議の参加人数が多いが、1人あたりの会議時間は長くない
- 部署をまたいで全員に配りたい(誰が使うか事前に決めきれない)
- 人の出入りが多く、ID管理そのものが手間になっている
- 情報システム側でライセンス棚卸しの工数を減らしたい
逆に、少人数が長時間録り続ける使い方だと時間課金が不利に働きます。1日3時間の会議を毎日録れば、月60時間を軽く超える計算。スターターの30時間ではまったく足りません。
自社がどちらのタイプかを、まず会議時間の実測から出しておくと交渉が早くなります。
YOMELの機能は何ができる?
公表されている機能を、議事録づくりの流れに沿って並べます。
| 工程 | できること | 効いてくる場面 |
|---|---|---|
| 記録 | Web会議・対面会議の音声を自動で取り込む | 録音ボタンの押し忘れが減る |
| 変換 | 日本語音声の文字起こし | 聞き直しの時間がゼロになる |
| 整理 | 要点・決定事項の自動要約 | 議事録の清書工程が消える |
| 抽出 | 次にやるべきこと(ネクストアクション)の切り出し | 決めたのに動かない、を防ぐ |
| 共有 | チャットツールや営業システムへの連携 | 転記のコピペ作業がなくなる |
つまりYOMELは「録る」ではなく「録ったあとを回す」ところに機能を寄せています。
日本語特化という点も見逃せません。海外製ツールは英語の精度を基準に作られており、日本語の固有名詞や社内用語で崩れることがあります。国産ツールはこの部分で有利になりやすい。
ただし精度は環境で大きく変わります。マイクの質、参加人数、同時発話の多さ。カタログの数字ではなく、自社の実際の会議で試すしか確かめようがありません。トライアルの使い道はここです。
商談解析ツールとしてのYOMELはどこが違う?
YOMELは社内会議の議事録だけでなく、営業の商談を解析する用途を強く打ち出しています。ここが他の文字起こしツールとの分かれ目です。
商談解析とは、営業の会話を記録して、成約につながる話し方や顧客の反応を分析する仕組みのことです。議事録は記録が目的ですが、商談解析は営業の再現性を上げることが目的になります。
具体的には、商談から抽出した決定事項や次の行動を、営業支援システム(SFA/CRM、案件の進み具合を管理するソフト)へ流し込む使い方が想定されています。営業が入力をサボって案件情報が空欄だらけ、という古典的な問題への回答です。
ここに価値を感じるかどうかで評価が真っ二つに割れます。
- 議事録だけほしい:スターター28,000円は正直割高
- 営業の入力工数と案件の可視化まで狙う:他ツールと比較にならない
営業組織を持つ会社なら、AI営業支援ツールのカテゴリ全体と並べて検討する価値があります。議事録カテゴリだけで比べると、YOMELの価格は説明がつきません。
評判をどう読むか、料金設計から見える向き不向き
口コミサイトの点数を並べる記事は多いのですが、投稿数が少ないツールの平均点はほとんど当てになりません。ここでは公開情報から確実に言えることだけを書きます。
料金と機能の設計から読み取れる強みは3つです。
- 人数が増えても値上がりしない(全社展開の稟議が通しやすい)
- 日本語の会議を主対象にした国産ツールである
- 議事録の先にある営業活用まで機能が伸びている
一方、構造的に不満が出やすいポイントも見えています。
- 最低ラインが月28,000円で、小規模には手が届きにくい
- 時間課金なので、録りすぎると上限に当たる
- 議事録だけの用途には機能が余る
「評判が良い・悪い」ではなく、「自社の使い方と料金設計が噛み合うか」で判断してください。噛み合っていない会社が使えば、どんな高評価ツールでも失敗します。
AI議事録ツールの選び方は5つの軸で決まる
ここからはYOMELに限らない話です。AI議事録ツールの比較で迷子になる原因は、評価軸を決めずに機能一覧を眺めることにあります。見るべきは5つだけ。
| 評価軸 | 具体的に確認すること | 見落とすとどうなるか |
|---|---|---|
| 課金方式 | ID課金か時間課金か、超過時の扱い | 想定の2倍請求が来る |
| 日本語精度 | 自社の会議音声で検証できるか | 結局清書し直すことになる |
| 出口 | 要約・タスク抽出・外部連携の有無 | テキストが溜まるだけで使われない |
| セキュリティ | 保存先、学習利用の有無、認証 | 稟議で止まる |
| 撤退コスト | 過去データの書き出しができるか | 乗り換えられなくなる |
つまり価格表を眺める前に、この5軸で候補を3つまで絞るのが最短ルートです。
特に軽視されがちなのが「出口」。文字起こしの精度は各社そこまで差がつかなくなりました。差が出るのは、そのテキストが誰かの行動に変わるかどうかです。
比較の全体像を掴みたいなら、AI会議・議事録ツールのカテゴリと会議ツールの人気傾向を先に眺めると、価格帯の相場感が早く掴めます。
無料で試せる範囲はどこまで?
YOMELには常設の無料プランがありません。試す方法は2週間・最大10時間のフリートライアルだけです。
10時間は短く感じますが、検証には十分です。使い切る前に、次の3点を必ず確かめてください。
- いつもの会議室・いつものマイクで録ったときの精度
- 社内用語や製品名が正しく変換されるか
- 出力された要約を、そのまま関係者に共有できる品質か
無料枠の考え方はツールによってまったく違います。個人利用まで含めて無料で回したいなら、常設の無料プランを持つNottaやRimo Voice、英語会議が多い組織ならOtter.aiのほうが入口としては軽い。
自前で回す選択肢もあります。音声認識モデルを自社サーバーで動かす方法で、Whisper(OpenAIの音声認識モデル)がその代表格。ライセンス費はかかりませんが、運用の手間と精度調整を引き受ける覚悟が要ります。
セキュリティと稟議で必ず聞かれること
会議の音声は、社内でもっとも機微な情報のかたまりです。人事の話も、取引条件も、全部入っています。稟議で確認される項目は毎回ほぼ同じです。
- 音声とテキストの保存場所(国内か海外か)
- 入力したデータがAIの学習に使われないか
- 退職者・異動者のアクセス権をどう切るか
- 契約終了時にデータを削除・書き出しできるか
YOMELは上位プランでオンプレミス設置(自社が管理するサーバーに置く形)に対応しています。金融や医療のように外部クラウドへ出せない業種にとっては、この一点が決定打になり得ます。
第三者認証の取得状況は変動します。ここは記事の情報ではなく、必ず提案書と公式サイトの最新表記で確認してください。
ここまでの整理: YOMELは「人数無制限×時間課金×営業活用」の3点セットで評価するツールです。議事録だけを安く済ませたい会社には合いません。全社に配って商談まで回す会社には、他に代替が少ない選択肢になります。
タイプ別の棲み分け早見表
候補が絞れない場合、自社の状況から逆引きするのが早いです。
| こんな状況 | 向いている方向性 | 理由 |
|---|---|---|
| 全社100人以上に配りたい | 時間課金型(YOMELなど) | ID課金だと人数で費用が跳ねる |
| 個人・数人で使いたい | 無料枠のあるツール | 月28,000円は回収できない |
| 営業の商談を分析したい | 商談解析まで持つツール | 議事録専用ツールでは届かない |
| 英語の会議が多い | 海外製の音声認識ツール | 日本語特化の強みが効かない |
| 外部クラウドに出せない | オンプレミス対応プラン | 通常のSaaS契約では稟議が通らない |
つまり「良いツール」を探すのではなく、自社の制約に合う設計を選ぶ作業です。
議事録を作った「その後」が本当のコスト
議事録づくりを自動化しても、そのあとの作業が手作業のままなら効果は半減します。要約をSlackに貼る、タスク管理ツールに起票する、案件情報を更新する。この転記が地味に効きます。
ここを埋めるのが業務自動化ツール(ノーコードで複数のサービスをつなぐ仕組み)です。議事録ツールが対応していない連携先でも、間に自動化ツールを挟めば繋がります。
日本語で使える代表格がYoomです。仕組みと料金を先に押さえたいならYoomの完全ガイドが早く、実際の設定手順まで見たいならYoomの使い方ガイドが実務向けです。
海外製と比べたい場合の判断材料も置いておきます。ノーコード寄りで選ぶならMakeとYoomの比較、エンジニアがいて自前運用も視野に入るならn8nとYoomの比較が参考になります。
議事録ツールの月額だけを見て「高い」と判断する前に、転記作業の人件費を足して計算してください。数字がひっくり返ることがあります。
導入前に潰しておくチェックリスト
契約書にサインする前の確認事項です。ここを飛ばした会社が、3か月後に解約検討を始めます。
- 直近1か月の会議時間を実測したか(体感で見積もらない)
- 上限時間を超えたときの課金ルールを確認したか
- トライアルを「いつもの会議」で試したか(きれいな環境で試さない)
- 過去データの書き出し方法を契約前に聞いたか
実測は面倒ですが、ここだけは省略しないでください。会議時間の体感値は、ほぼ全ての会社で実際より短く見積もられます。
AI PICKS編集部の判定
YOMELは万人向けのツールではありません。月28,000円という下限がはっきり客を選びます。個人や数人のチームが議事録を楽にしたいだけなら、正直イマイチな選択です。無料枠のあるツールで十分足ります。
一方で、条件が噛み合ったときの強さは圧倒的です。ID数無制限は、全社展開を考える情報システム部門にとって破格の設計。人が増えるたびにライセンスを買い足す交渉から解放されます。100人規模でID課金ツールと比べると、金額の差は月10万円単位で開きます。
もうひとつの評価軸が商談解析。議事録ツールとして見ると割高ですが、営業の入力工数と案件の可視化まで含めて評価すると、話がまるで変わります。営業組織を持つ中堅企業には重宝する設計です。
判定としては、「全社に配る前提があるなら第一候補、議事録だけなら見送り」。この線引きがすべてです。迷ったら2週間のトライアルで、いつもの会議を10時間分そのまま録ってください。カタログではなく自社の音声が答えを出します。
よくある質問(FAQ)
Q. YOMELの料金は最低いくらからですか?
有料プランはスターターの月額28,000円(税抜・月30時間)からです。その下は2週間・最大10時間のフリートライアルのみで、常設の無料プランはありません。金額は2026年8月時点の調査値のため、契約前に公式のプラン表で確認してください。
Q. ID数無制限とは、何人でも使えるという意味ですか?
はい。全プランでIDの発行数に上限がなく、人数が増えても月額は変わりません。増減するのは利用時間だけです。ただし時間の上限はプランごとに決まっているため、人数を増やすほど時間の消費は早くなります。
Q. 個人事業主やフリーランスでも使えますか?
技術的には使えますが、料金設計が法人向けです。月28,000円を議事録だけで回収するのは難しい。個人なら無料枠のあるツールから始めるほうが現実的です。
Q. 日本語の精度はどのくらいですか?
公表された共通ベンチマークがないため、数字での断定は避けます。国産ツールは日本語の会議音声を主対象に設計されており、社内用語や固有名詞では有利になりやすい傾向があります。実際の精度はマイク環境と同時発話の多さで大きく変わるため、トライアルでの検証が唯一の確認方法です。
Q. 音声データが外部に出るのが心配です。対策はありますか?
上位のエンタープライズプランではオンプレミス設置に対応しています。自社が管理するサーバー上で動かす形になるため、外部クラウドへデータを出せない業種でも検討できます。学習利用の有無や保存期間は契約条件に含まれるので、提案時に文書で確認してください。
Q. 他のAI議事録ツールから乗り換えられますか?
過去の議事録データを書き出せるかどうかが分かれ目です。多くのツールはテキストやPDFでの出力に対応していますが、タグや話者情報まで引き継げるとは限りません。乗り換え前に、現行ツールの書き出し形式を確認しておいてください。
Q. 議事録ツールと商談解析ツールは、何が違うのですか?
議事録ツールは記録と共有が目的、商談解析ツールは営業の成果を上げることが目的です。前者は会議の内容を残せば役目を終えますが、後者は会話の内容を分析して営業システムへ流すところまでを担当します。YOMELは両方をまたぐ位置づけです。
Q. 会議時間はどうやって実測すればいいですか?
カレンダーの予定を1か月分ダウンロードし、会議枠の合計時間を出すのが最も速い方法です。参加人数ではなく「録音する会議の総時間」で数えてください。時間課金のツールを検討する場合、この数字が見積もりの土台になります。
あわせて見たいツール・カテゴリ
- AI会議・議事録ツールのカテゴリ — 時間課金型とID課金型が混在しているので、相場感を掴むのに向いています
- 議事録ツールの人気傾向 — 候補を3つに絞る段階で眺めると早いです
- Notta — 無料枠から始めたい個人・小規模チームの入口として
- Rimo Voice — 日本語の会議・インタビュー向けの国産ツール
- Otter.ai — 英語の会議が多い組織向けの定番
- AI議事録 — 議事録特化型の比較対象として
- 音声・文字起こしAIのカテゴリ — 会議以外の録音用途まで広げたい場合に
- 業務効率化AIの人気傾向 — 議事録の先の自動化まで含めて設計したいとき
次に読むならこれ。議事録を作ったあとの転記作業まで消したいなら、Yoomの完全ガイドから入ってください。ツール代の元が取れるかどうかは、その部分の設計で決まります。
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
