Meta AI、iPhone向け個人エージェント「Muse」を無料公開 メール・予定・支出の代行に対応
- Meta が個人向けAIエージェント「Muse」をiPhone向けに公開しました。
- 価格は無料で、アプリ内課金があります。年齢制限は18歳以上です。
- 対象はiPhone利用者で、英語ほか38の言語に対応します。

Meta Platforms が、iPhone 向けの個人用AIエージェント (利用者に代わって作業を進めるAI) アプリ「Muse」を App Store で配布しています。価格は無料で、アプリ内課金があります。
「Muse」はメールの整理、予定の重複の調整、店の予約、相手への催促を引き受けます。支出の記録やサブスクの点検も担当し、忘れていた請求を指摘して不要な契約を解約します。解約や支払いの前には本人に確認を取ります。
健康の分野では、利用者が共有したデータから運動メニューや食事のプランを作ります。カロリーや睡眠の記録にも対応します。買い物では価格を比較し、値下がりを通知し、本人の同意を得たうえで購入まで行います。
連携先はメール、カレンダー、Instagram、Facebook、健康データ、金融情報から利用者が選びます。アプリを閉じた後も動き続け、確認が必要なときに通知を送ります。操作の記録はすべて残り、連携はいつでも解除できます。Meta は不正確な動作や予期しない操作が起きうるとして、様子を見て必要なら介入するよう求めています。
Meta Platforms の申告では、収集するデータに金融情報、正確な位置情報、連絡先、閲覧履歴、健康情報が含まれます。これらは第三者広告や開発者のマーケティングの目的にも使われます。Apple はこの申告内容を検証していません。
つまり、スマホの中に秘書を1人置くような話です。メールの返信、店の予約、サブスクの解約、値下がりの見張りといった細かい用事を代わりに進め、お金が動く場面では必ず本人に「やっていいですか」と聞いてきます。渡す鍵の範囲は自分で決める形で、メールも家計も健康の記録も、預けるかどうかは1つずつ選べます。

機能の説明より先に目が行ったのは、収集するデータの一覧でした。金融情報と正確な位置情報が、第三者広告の項目にも並んでいます。
買い物も、解約も代行。ここまで任せるアプリが広告事業の会社から出てくるのは、なかなか際どい話です。承認を挟む設計と操作ログ、連携をいつでも切れるボタンを前面に置いているのは、そこを分かって作っているからだと思います。
日本の職場ですぐ広がる種類のアプリではありません。ただ、予定の調整とサブスクの点検だけを任せる使い方なら、試す価値はありそうです。仕事の情報を扱うなら、金融と連絡先の連携は当面オフにしておくのが無難な線かもしれません。
更新履歴を見ると、バージョンは数日おきに上がっています。次の版で連携できる先と収集データの範囲がどう動くか、そこを見ておきたいところです。
メールとカレンダーの予定調整に時間を取られている人は、承認を挟みながら日程の重複の解消や相手への催促を任せられるようになります。
出典: Apple ↗/ Android Authorityも報道


