Meta AI、新モデル「Muse Spark 1.3」を公開 2種類の料金体系と100万トークンの文脈長
- Meta AIが新モデル「Muse Spark 1.3」を公開しました。
- 初回の回答精度とツール呼び出しの安定性を高めています。
- 料金は2種類で、安い方は入力100万トークン0.10ドルです。

Meta AIが新しいモデル「Muse Spark 1.3」を公開しました。エージェント型の作業(AIが手順を自分で進める使い方)向けに訓練し、コーディング性能を高めたモデルです。
特徴は初回の回答精度と、ツール呼び出しの確実さです。作業中の文脈とそれまでの結果を追いかけ、内容が食い違う入力も処理します。判断に迷う場面では利用者に確認を求めます。工程の長いコーディングでも、無駄なやり取りが減り、出力が整理されます。
動画や画像、書類もそのまま扱えます。見た情報をもとに考える処理は、決められた手順をなぞるのではなく、実際の実行環境の中で動きます。画面のスクリーンショットや短い動画を渡して、そのまま作らせる使い方ができます。
料金は2種類あります。文脈の長さはどちらも100万トークンです。製品改善に利用される版は、入力100万トークンが0.10ドル、キャッシュ済み入力が0.002ドル、出力が0.20ドルです。製品改善に使われない版は、同じ順に1.25ドル、0.15ドル、4.25ドルです。
使い始める経路は3つです。Meta Model API、ターミナルで複数のAIが分担して開発する「Muse Code」、既存の環境に差し替えて使えるOpenRouterです。OpenAI SDK互換のクライアントなら接続先を変えるだけで、最初のリクエストは5分以内に通せます。
つまり、指示の出し直しを減らすためのモデルです。人に仕事を頼むときも、一度で意図が伝われば往復は1回で済みます。「Muse Spark 1.3」は、その一発で通る率を上げる方向に振ってあります。しかも画面の写真や動画を見せて「これを作って」と頼めます。学習データとして使ってよいと決めれば、料金は10分の1以下になります。

料金表の2段構えがちょっと目を引きます。学習に使ってよいなら入力は10分の1以下。データを差し出す代わりに安く使うという取引を、ここまではっきり値段で見せてくるのは珍しい部類です。
引っかかったのは「必要なときは利用者に確認を求める」という一文でした。性能の自慢より先に、勝手に突き進まない振る舞いを置いているのが印象的です。任せる工程が長くなるほど、この差は効いてきそうです。
そこで悩ましいのが、安い方を選ぶかどうかです。社内の情報を触る開発なら通常版一択。個人の学習や試作なら、安い版で十分だと思います。
次は「Muse Code」が日本語の指示でどこまで素直に動くか、実際に使った人の報告を見たいところです。
開発をAIに任せている人は、画面のスクリーンショットや短い動画を渡すだけで、見たとおりの実装を進めてもらえるようになります。
出典: Meta ↗/ ITmedia AI+も報道

