ブルーテック、「AIセキュアランチャー」を提供開始 月額30,000円でDifyエージェントを組織管理
- ブルーテックが、AI実行基盤「AIセキュアランチャー」の提供を始めました。
- 初期費用は無料で、30IDと容量300GBを含み月額30,000円から利用できます。
- ノーコードAIツールの「Dify」で作った仕組みを、社内へ安全に配りたい企業が対象です。

ブルーテック株式会社は、AI実行基盤「AIセキュアランチャー」の提供を開始しました。同社の業務システム「Knowledge Suite+」の認証基盤を使い、作成済みのAIエージェントを安全に社内運用できます。
「Dify (ノーコードのAI開発ツール)」で作成したAIエージェントを、作り直さずにそのまま連携できます。従来のサービスではURLを知っていれば誰でも使えてしまう課題がありましたが、本サービスでは部署や役職ごとに利用権限を設定できます。退職や異動に伴う権限変更にも自動で連動し、外部からの不正利用を防ぎます。
月額基本料金は30,000円です。基本料金には30人分の利用枠と300GBのファイル容量が含まれており、初期費用はかかりません。利用枠は1人あたり月額440円で追加でき、1人追加ごとに容量も10GB増えます。生成AIの利用に伴うトークン従量課金や最低契約期間の縛りはありません。
自作した業務向けAIを社内展開する際に、情報システム部門や経営層への説明が容易になります。管理職向けと現場向けでAIの表示範囲を切り替えられるため、機密情報を守りながら業務の自動化を進められます。
ざっくり言うと、社員が作った便利なAIツールに、会社の入退室ゲートのような鍵をかけるサービスです。
無料のAI開発ツールで作った機能は、URL (ネット上の住所) さえ分かれば誰でも使えてしまう危険がありました。この仕組みを通すことで、社員証でドアを開けるように、指定した部署の社員だけが使える状態を作れます。

現場で作ったDifyのアプリは便利ですが、社外に漏れたら困る情報も多く、情シスから利用を止められるケースをよく見聞きします。今回の発表を読み、AIの性能ではなく「社内の誰に使わせるか」という権限管理を前面に押し出した点は、筆者としてもかなり手堅いと感じました。既存の設定ファイルを読み込むだけで動く仕組みも、現場の手間を減らしてくれそうです。
情シスを納得させる現実解。月額30,000円で30人分なら、まずは1つの部署で小さく試す用途にちょうどいい価格設定だと思います。
ただ、現場で活用を進めるには、どんな業務を任せるかという事前のワークフロー設計がまだまだ欠かせません。
Difyで業務自動化ツールを作っている人は、社内の部署や役職に合わせたアクセス権限を設けて安全に共有できるようになります。
