MiniMaxの発表内容
AIモデルのMiniMax-H3向けに、新しいLoRA (追加学習データ) が公開されました。1枚の静止画から、立体的な回転動画を生成する機能を追加します。
このデータは、写真を空間内で薄いカードのように回転させます。人物や動物の横顔や後頭部を描きながら、5.125秒で一周して元の写真に着地します。指示文を変えることで、被写体の周囲を時計回りに360度旋回する通常のカメラワークも選べます。
動画は124フレーム、毎秒24コマの長さに固定して出力します。対応する解像度は縦向きの672×832や、横向きの1024×768などです。制作環境のComfyUIやmusubi-tunerに読み込ませて利用できます。
手元にある1枚の写真から、立体的な動きを伴う動画をすばやく作成できます。人物や動物の写真をカードのように回す演出や、被写体をぐるりと見回す動画を効率よく制作できます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、普通の写真を『空間に浮かぶ名刺』のようにくるっと回す動画を、ボタン1つで作れる追加データです。裏側や横から見た姿をAIが想像して補い、5秒ほどで元の正面写真に戻ります。まるで実物のカードを手でひっくり返して見せるような映像が、写真1枚から作れます。
編集部の見方

失敗した出力結果のおもしろさに着目し、たった1本の失敗動画から追加学習させて新機能に仕立てたという開発の経緯に、筆者はかなり引き込まれました。わずか50ステップの学習で未知の写真にも効果が移った点も興味深いところです。
偶然の産物を形にする身軽さ。ただ、1つの動画だけを手本に学習させたため、シード値によって効果の出やすさにばらつきが出る点は留意したいところです。手軽に凝ったアイキャッチ動画を作りたい人なら、試してみる価値があります。
次は、秋以降にMiniMaxの次期バージョンでこうした立体演出が基本機能として取り込まれるかを見届けたいところです。
誰に関係するか
静止画から短いプロモーション動画を作成している人は、1枚の写真から立体的なカード回転や360度旋回の映像を手軽に生成できるようになります。
出典: Hugging Face ↗


