Amazon Bedrockの発表内容
AWSは2026年10月、「Amazon Bedrock」上で動くエージェントを活用したクラウド移行手法を公開しました。専門組織のAWSプロフェッショナルサービスが設計した仕組みです。
この構成では4つの専用AIが連携します。文書から移行要件を読み取る役、IaC (インフラの構成をコードで管理する仕組み) を書く役、進行管理を担う役、移行後の運用を監視する役です。社内データとの接続にはMCP (外部ツールと連携するための規格) を使います。
社内追跡データによると、アプリケーション1件あたりのIaC開発時間は3〜4週間から数分に縮まりました。既存のデータベース移行サービスと組み合わせて動作します。
300件を超える大規模なシステム移行を抱える現場では、手作業による設計書作成やコード作成の負担を大幅に減らせます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、会社の古いシステムを新しいクラウドへ引っ越す作業を、4人の専門AIチームが分担して手伝ってくれる仕組みです。
たとえるなら、書類の確認係、設計図を描く係、全体の進行係、引っ越し後の点検係が揃った引越し業者です。手作業だと1つのシステムで3〜4週間かかっていた設計作業が、数分で終わるようになります。
編集部の見方

数週間が数分に。
筆者は3〜4週間かかっていた作業が数分に縮んだという数字を見て、かなり驚きました。システム移行の現場では、セキュリティ基準を満たすコードを人手で書く作業が最大のボトルネックになりがちだからです。
ただ、社内ツールとの連携には自前で接続規格を用意する必要があるため、導入のハードルはちょっと高めという印象です。300件以上の移行案件を抱える大企業なら元は取れそうですが、数件規模の移行なら既存の管理サービスだけで進めたほうが無理はないと思います。
次は、2026年後半に予定されるクラウド各社の大規模カンファレンスで、同様のエージェント連携機能がどこまで一般向けに自動設定できるようになるかを確かめたいところです。
誰に関係するか
クラウド移行でインフラ構成を手作業で記述している人は、数週間かかっていたコード作成を数分に短縮できるようになります。


