DeepSeekの発表内容
開発者のMichael Helcig氏が2026年10月20日、763Bパラメータを持つ「DeepSeek」のモデルを最適化したと発表しました。この最適化モデルは、今週金曜日に「Hugging Face (AIモデルを公開する共有基盤)」で公開されます。
今回のモデルは「GSQ-RCO (データ容量を減らす圧縮技術)」を使って圧縮されています。さらに、外部サーバーを使わずに手元の端末でAIを動かす「ローカル推論」に向けて、推論エンジンの「Strata」と共同で最適化されました。
同氏によると、手元で動かすモデルとしてはこれまでで最大の規模になります。今後に向けた追加の公開も予定されています。
これにより、社外のクラウドにデータを送信することなく、自前のパソコン環境で763B規模のAIモデルを動かせるようになります。外部との通信を遮断した環境でも、大型モデルによる業務処理を行えます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、普段は巨大なデータセンターのサーバーでしか動かない特大のAIを、特殊な技術でキュッと圧縮して、自分のパソコン上で動かせるようにしたということです。
たとえるなら、ビル1棟分もある超大型の印刷機を、オフィスのデスクに置ける家庭用プリンターのサイズまで縮めて持ち込めるようにしたような変化です。
編集部の見方

763Bという巨大なモデルを手元で動かすという発表には、筆者もさすがに驚きました。クラウド経由で使うのが当たり前だった最先端の性能を、自分のマシンだけで完結させようとする試みです。
巨大AIのローカル化。
ただ、763Bもの規模をどこまで一般的なパソコンで快適に処理できるかは、実際に公開されてみないと分からない部分もあります。業務で本格的に使うなら、まずは金曜日に公開されるモデルの動作要件を確かめてから判断するのが賢い選択になりそうです。
社外にデータを一切出したくない法人の現場では、手元で動く大型モデルの選択肢が増えること自体がかなり重宝します。今週金曜日のHugging Faceでの公開と、続く追加リリースでマシンの要求スペックがどう示されるかを見届けたいところです。
誰に関係するか
自社のパソコン上で機密データを扱いながら業務を進めている人は、外部に情報を送信せずに763Bの大型AIモデルを動かせるようになります。


